麻酔科

麻酔科


問題1
全身麻酔での手術のため膀胱留置カテーテルを使用した。
術中・術後の経過も良好である
抜去時期として適切なのはどれか
a 術直後
b 術後24時間以内
c 術後2~3日後
d 術後1週間前後
e 退院直前

出典:スレ20 273氏
+ ...
解答
b
解説
説明不足感は否めませんが正解はb
米国疾病制御予防センター発行の
カテーテル関連尿路感染症を予防するためのガイドライン 2009によると
尿道留置カテーテルの適応のある手術患者では、持続使用の適切な適応がなけれ
ば、術後できるかぎり早く、可能なら24時間以内にカテーテルを抜去
とのこと
問題2
局所麻酔薬中毒について誤っているものはどれか?1つ選べ。
①硬膜外麻酔は、局所麻酔薬中毒を起こしにくい。
②メピバカインなどのアミド型局所麻酔薬はエステル型にくらべて局所麻酔薬中毒を起こしやすい。
③症状:硬膜外麻酔の3分後に多弁、興奮、全身痙攣、意識消失→局所麻酔薬中毒の症状
④治療:ジアゼパム投与、気道確保、酸素投与

出典:スレ10 191氏
+ ...
解答
正解:①
解説
×①硬膜外麻酔は、局所麻酔薬中毒を起こしやすい。
○②~④
症状は、不安・興奮・多弁→呼吸促迫→循環虚脱の順に症状が現れる。
アミド型局所麻酔薬のリドカイン、メピバカイン、ブピバカインなどは
エステル型(プロカイン、テロラカインなど)に比べて中毒が多い。
ただし、エステル型はアレルギー反応などアナフィラキシー が多い。

硬膜外麻酔
硬膜外麻酔の利点・欠点
①麻酔効果発現が、硬膜の分だけ時間がかかる。
②麻酔効果は、脊椎麻酔に比べて不確実。
③麻酔域の調節が容易である。
④呼吸機能の抑制が少ない。
⑤局所麻酔薬の使用量が多いので、局所麻酔薬中毒は起こりやすい。

麻痺の順序
交感神経→温痛覚→触覚→深部覚→運動神経の順に麻痺する。

ジアゼパムの作用:
①局所麻酔薬の中枢神経症状に拮抗する。
②局所麻酔薬の中毒閾値を上げる。→このため、局所麻酔薬中毒で使用する。
③抗痙攣作用を有する。
問題3
A97 局所麻酔薬にアドレナリンを添加してはならないのはどれか.2つ選べ.
a 腕神経叢ブロック
b 肋間神経ブロック
c Oberstブロック
d 陰茎ブロック
e 大腿神経ブロック

出典106スレ12 302氏
+ ...
解答
正解:cd
解説
局所麻酔薬へのアドレナリン(エピネフリン)添加
1利点:①末梢血管が収縮するため、局所麻酔薬の吸収が遅れる→作用時間が延長する。
                             →局麻薬中毒を起こしにくい。
    ②血流が減少し、止血しやすい。

2欠点:血行不良となり、側副血行がない部位に使用すると末梢血管収縮により壊死(虚血)に陥る。

アドレナリン(エピネフリン)添加禁忌
①指、趾、陰茎および血行障害がある末梢部(指ブロック(Oberstブロック)、陰茎ブロックでは禁忌)
②甲状腺機能亢進症(頻脈、心房細動が悪化)
③一部の心臓疾患患者
④高血圧患者
⑤心臓の被刺激性を高める吸入麻酔薬との併用
⑥無痛分娩



問題

出典:
+ ...
解答

解説

最終更新:2011年12月21日 11:26
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