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    <title>東方　門板いじめネタスレッドまとめ</title>
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    <description>東方　門板いじめネタスレッドまとめ</description>

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    <title>とうふ異変：19スレ834</title>
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    <description>
      ｢今日も豆腐か」

夕食の用意をしながら藍がぼやいている。
この毒にも薬にもならない愚痴は、最近の八雲家の食卓に原因がある。

毎日が豆腐なのだ。



「一回、もう二度と見たくないって位に油揚げを食べてみたいものですね」

数ヶ月前、何気なく放ったあの一言がまさかこのような惨禍を引き起こすことになろうとは、
橙はもちろん、発言者である藍すら思いもよらないことであった。

「そう？　それじゃあ今度の夏休みは油揚げオンリーで過ごしてみましょうか」
「ご冗談を、油揚げオンリーなんて栄養学的にありえませんよ」
「なら豆腐全般。百歩譲って大豆製品はぎりぎり認める、これでどう？」
「どうといわれましても。そんな毎日豆腐を調達できるのですか？」
「異存は無いようね、ではやりましょう。豆腐は私が調達するわ」

冗談だと軽く流して聞いていたのだがスキマ妖怪は本気だった。
そして、人里で夏休みが始まると同時に豆腐地獄が始まった。

とりあえず今日の分ねといって一ｍ四方の豆腐を目の前に置かれた瞬間に藍はあきらめた。
白い巨壁、動かない橙、ゆあきんファンタジア。
今後の方針を尻尾に与えた九つの別人格とともに脳内で議論検討し、結論が出たところでようやく藍は動いた。

「絹ごしですか？　木綿ですか？　どちらにせよ空気中で自重に耐えられるとんでもない豆腐ですね、これ」



初日は味噌汁と冷っこだった。めんどくさいから。
次の日からは油揚げや揚げ出し豆腐を作るようになった。カロリーが足りない。
一週間ほどたって、藍は納豆や枝豆に手を出し始めた。別の物が食べたい。
一ヶ月たつと、少し精神が軋み始めた。
卵豆腐やゴマ豆腐、高野豆腐や豆腐プリンなど、あらゆる豆腐料理は藍の式の中に組み込まれてしまった。
後十日前後。それが果てしなく長く感じた。



「ねえ、知ってる藍？　大学生の夏休みは九月いっぱいあるのよ」

抵抗する気力は無かった。
藍はもう豆腐なんて二度と見たくないと怨嗟をこめて吐き出した。
紫はほほう、それでそれで？　と笑顔で言うばかりだった。

つまり、地獄は続いた。



「あーなたはーいーまーどこでなにーをしていま、す、かー」

橙は夏休みが始まってしばらくすると姿を見せなくなった。
今地獄で無いだけ地下のほうがましです。
そんな謎めいた紙切れが橙から藍への三行半だった。

クマゼミの鳴き声が、日を追うにつれひぐらしのものへと変わってゆく。
藍はそれが地獄の終わりを告げるものと信じて疑わなかった。疑うわけにはいかなかった。



「外の世界にはね、Not in Employment,Education or Training　って人たちがいるらしいの」

紫の言葉はそこまでで十分だった。
数百、あるいは数千の年月をともに暮らしてきたのだ。言わずとも伝わるものはある。

ここにきて、ようやく藍は抵抗を試みることにした。
このままこの社会不適合な生活を続けるわけにはいかなかった。
米を、野菜を、さもなくば死を。
絶対王政なこの不条理な支配からの開放を藍は心に誓った。

だが、革命は弾圧される。
米を買ったはずなのに、帰ってくると米は豆腐になっていた。
翌日米屋に行くと、米屋は豆腐屋になっていた。
同じことは八百屋でも、肉屋でも起こった。
人里が豆腐に、いや恐怖に飲み込まれるのにそんなに時間はかからなかった。

「お願いだ、来ないでくれ。あんたに売るものは豆腐以外には何もない」
「お、俺はまだきゅうりやナスを作る農家をやっていたいんだ、田吾作んちの様に豆腐農家になるのはごめんだ！」

豆腐農家って何だと思ってこっそり見に行ってみると水田が真っ白だった。
もうこれ以上こんな光景を見ていたくない。
そう思うとこれ以上人里に下りようという気はなくなってしまった。
革命は無辜の民を巻き込んだ末、一方的に鎮圧されたのだ。



秋も過ぎ、冬が目前に迫っていた。
冬になれば紫様は冬眠するさ、それまでの辛抱だ、
と韓銀大勝利、ネトウヨなめなめ防衛線を布き、藍は精神の安定を図っていた。

「あら、狐さんだわ」
「本当だわ、やっぱりそろそろ北の国からな季節なのね」

冬に備えて薪を拾っていた藍の前に現れたのは秋の神様だった。

「でも、この狐さんはとっても優しそうよ」
「ええ、でも何か飢えているみたい。ほら、おいで。焼き芋をあげるわ」

豆腐に染まった精神が、無意識のうちに助けを求めていたのだろうか。
差し出されるほかほかの焼き芋を受け取って、藍の目からは知らず涙が流れた。
神はいた。幻想郷はまだ終わってなかった。
震える手で芋を割り、中から現れたほのかな湯気を立てる真っ白な湯豆腐を見て藍は思った。
やっぱり神なんていなかった。幻想郷終わってた、と。



冬になっても紫は元気だった。

「異変が起きているのに冬眠なんてするわけないでしょう」

藍は、異変を起こした者を恨んだ。
恨みは人を殺せる。異変の主が恨めしい、舞う白雪が恨めしい。
異変の主は見知らぬが、藍はその者を祟る理由など幾らでも作れた。

「そうそう、うちの猫は何処に行ったっけ？　すぐ居なくなって困るのよねぇ
　自分の式神なら自分でちゃんとプログラムして欲しいわね。バグの無いように」

何か陰陽玉相手に楽しそうな主を尻目に、藍は黙って豆腐ステーキの準備に取りかかるのだ。

｢今日も豆腐か」

もう駄目だ、この豆腐地獄はきっとずっと続くに違いない。
藍は、豆腐を焼きながら己の無力さをひしひしと感じていた。
だから、もはや己の手では現状の打破は不可能であると悟った。
ではどうするか。
決まっている。

虎の威を借りればよい。



藍が向かったのは博麗神社だ。
言わずと知れた幻想郷最凶の巫女の住まう社だ。

「こんにちは、霊夢」
「お賽銭は入れてくれた？」

奥から営業スマイルを満面に湛えて出てきた霊夢に藍はずっしりとした布袋を差し出す。
膝を突いて、恭しく。

「……どうしたの？　こんなにたくさん」
「今の私に変換対象が豆腐のみな通貨など何の役にも立たない。察してくれ」

あまりにも悲壮な藍の態度に霊夢はあっさりと毒気を抜かれてしまう。
元々、霊夢は藍のことはそこそこ信頼している。他の連中が信用に値しない分。
だからこそ、霊夢は藍の話を真摯に聞いてあげた。聞くにつれ、藍に同情していった。

「分かったわ。あのスキマ妖怪は私がきっちりとお仕置きしてあげる。
　人里に被害も出ているんですもの、介入する理由は十分だわ」

ありがとう、ありがとうと霊夢の腹に顔を埋めて泣きながら感謝の意を示す藍。
霊夢はそんな藍をしばらくあやしてから、せっかくだからご飯を食べて行きなさいと勧めた。

「いや、ありがたいがそんなことをしては霊夢の食事まで豆腐に」
「あなた、私のことを信頼してくれているからここに来たんでしょう？
　それなのにその言いぐさは正直悲しいわ、心配しないで食べて行きなさい」
「そうか……、それならば」

霊夢の言葉に、藍は久々の安心感を覚えた。
久しぶりに豆腐以外の物を口に出来る期待を胸に、藍は霊夢が食事の用意をするのを眺める。

「さあ、食べましょう。今日の献立は雪花菜尽くしよ」

霊夢の言葉に、藍は涙が止まらなかった。



その晩、藍は寝付けなかった。
明日は霊夢がここに殴り込んできて紫様をぎったぎたにしてくれる。
そうすればこの悪夢から解放される。

この異変が解決した暁には霊夢には腹一杯肉を奢ってやろう、しっぽもふもふも時間の許す限り許してやろう。
初めてのデートを翌日に控えた十七歳女子高生のように、藍の心は期待に充ち満ちていたのである。



ところが、やはり紫は格が違った。

予定の時間になっても現れない霊夢を心配して、神社に様子を見に行った藍が見た物は
およそ五ｍ四方とも思えるような巨大な豆腐の固まりだった。
やはり、五ｍともなると自重崩壊を起こすのか豆腐のブロックは無惨に崩れ、その麓には霊夢が横たわっていた。

「霊夢、大丈夫か、生きているか」
「……らん、藍？　う、うわぁぁぁぁぁぁぁ……」

藍に抱き起こされた霊夢は、気が付くなり泣き出してしまった。
一体ここで何があったのか。
だが、服の代わりに湯葉を纏い、全身から豆乳を滴らせる霊夢にそれを聞く勇気は藍にはなかった。
ただ一つ、霊夢は紫に負けた。それだけははっきりと分かった。



霊夢と神社の後始末をし、傷付いた霊夢を寝かしつけてから、藍は最後の望みにかけることとした。
すなわち、幻想郷にやってきたもう一つの神社、守矢神社である。

「はいはいなんですかー？」
「……、いきなり祭神が出てくるとは思わなかった。ここの巫女はどうしたの？」
「ちょっとイジメにあってねー」

そっと目を伏せる諏訪子様。何気なく神社の奥を見つめるその瞳には悲しみが滲んでいる。

「なんかお願い事をしに来たんだろう狐さんにする話ではないんだけどね、ちょっとついでに聞いて行ってくれるかな」
「それでいいのなら、こちらこそお願いします」
「うん、お互い様だね」

おいでおいでと誘われるままに神社に上がり、座布団と、お茶のみが振る舞われる。
この方は分かっている、藍はそう直感し、淡い期待を再び胸に灯らせた。

「この前ね、家の早苗が人里に久しぶりに買い物に行ったのさ」
「人里……」

しかし、振られた話題に即座に現実が舞い戻ってくる。
半数が豆腐に侵された里、藍にとってはトラウマである。

そして、やはり話はそっち関係だった。
村人同士が豆腐派と反豆腐派に分裂し、抗争を行う様。
飛び交う豆腐、大根で殴られる村人。
そんな中、早苗は仲介を果たそうとした。
いきり立つ豆腐派をなだめ、やはり何事もほどほどが一番と説いて回った。
数日、数週の説得の末、早苗は両派の立ち会いの下和平協定の調印にまでこぎ着けた。
これで豆腐地獄から解放される、俺たちは豆腐を売らなくてもいいんだ、そんな豆腐派から漏れる明るい声。
しかし、平和なんて薄氷のようにもろい物。

「子供がね、言ったんだ」

―お姉ちゃんって豆腐屋なんだよね。

「その一言で、すべての村人の敵意が早苗に向くこととなった。
　豆腐派にとっては豆腐屋のくせに反豆腐派の肩を持った裏切り者。
　反豆腐派にとっては豆腐屋っていう、ただそれだけ」

体の奥から染み出てくるような諏訪子様の言葉に、藍はぞくりと身を震わせる。

「それは……、あの、すいませんが早苗さんが豆腐屋とは？」
「早苗の名字はね、東風谷って言うんだ」
「……、東風、谷……」

賢い藍は、その意味を即座に理解し、そして理解した自分を呪った。
なんてことだ、私は知らず知らずのうちにこんなところにまで被害を及ぼしていたのだ。
慚愧の念が沸き立ち、髪を掻きむしる藍。
そんな藍を見て、諏訪子様はふっと笑いを漏らす。

「あなたのそういうところ、私は好きだよ」

自分を省みることの出来る者は強い。
諏訪子様はそう言った。

「だからこそ、後始末はきっちりつけないとね」
「……はい」

諏訪子様の言葉に、藍は決意を新たにする。
そうだ、その通りだ。
今度こそケリをつけてやる。

脚に力を込め立ち上がる藍。
迷いはない、今度こそ必ずこのトウフファンタジアを打ち破ってみせる。

「それでこそ伝説の九尾の狐だ、そうこなくっちゃ」

藍の決意に鼓舞される諏訪子様。
こちらもすっくと立ち上がり、意気揚々と藍を見上げる。

「じゃあ行こうか！　最終決戦に！」
「あ、あなたも？　……はい！　行きましょう！」

諏訪子様の声につられて、元気のよい声が出る藍。
冬の空へと飛び立つ二人。ゴールまであと少し。



「なるほど、山の神様を味方につけたのね」
「紫様、こんなこと、もう終わりにしましょう。豆腐の呪いを解いてください」

八雲邸上空。
雪が吹き荒ぶなか、紫は藍と諏訪子様を前にして悔しそうに呟いた。

「藍はそんな事しない子だと思っていたのに……、
　先生にチクるなんて卑怯なことだって小さいときから教え込んできたって言うのに……！」
「もう終わりだよ、八雲紫。
　幻想郷はあなたのおもちゃじゃない。私たちみんなが住んでいる場所だ。あなたも含めてね」
「戯れ言を……！　幻想郷は、幻想郷は……っ！」

噛み締めた奥歯の更に奥から滲み出る紫の声は、幻想郷の賢人としてのプライドから来る物か。

「幻想郷は私の物なのよ！　私が作った！　私が育てた！　それを後からノコノコ来た者がぁーっ！！」

境符「波と粒の境界」

「そう来なくっちゃ！」

紫の一方的な宣言で突如始まる弾幕戦。
Ｅｘ二人とＰｈ一人の弾幕戦は傍目からは夜空へ浮かぶ光の芸術以外の何物でもない。
だが、渦中にある者たちにとってそれは当たれば一ミスとなる凶器の光壁でしかないのである。

狂ったように笑いながら次々と放たれる紫の弾幕は、通常のそれの威力ではなかった。
相手が人外、それも相当の実力者だという事によるものか、
はたまた己を裏切った、あるいは刃向かう者への怒りと悲しみによるものなのか。
どちらにせよ、紫の弾幕はじわじわと、だが確実に二人を追い詰めていった。

「今は耐えて！　チャンスはきっと来るから！」

藍に呼びかける諏訪子様にも余裕はない。
前後左右、緩急やホーミングを織り交ぜながら襲い来る弾幕を避けるので精一杯だ。
弾なんて撃とうものなら自分の弾に隠れて飛んでくる紫の弾に当たりかねない。

「どう！　幻想郷の賢者の力、思い知ったかしら！　これで終わりよ！」

追い詰めたと判断したのか、紫が特大の弾を頭上に掲げる。
かの地獄鴉の特大弾をも凌駕しそうなその弾は、だがそれとは違って白く輝き……

「豆腐！！？」
「受け取りなさい！　地獄巡りの片道切符よ！」

その正体に気づいた瞬間の、わずかな動揺。
わずかコンマ一秒にも満たないようなその硬直は、しかし弾幕戦にとっては十分すぎる隙であった。

「がっ……！」

諏訪子様の小さな腹にのめり込む楔弾。
飛びそうになる意識を残機一つを引き替えに取り戻し、体勢を立て直そうと……

「あ」

眼前に迫る白い固まり。
それは、幻想郷指折りの弾幕の実力者である諏訪子様に回避がすでに間に合わないと判断させるには十分であった。

これで、終わりか……

ピチュリ直後のためパワーはゼロ、諏訪子はコンティニューを覚悟してそっと目を閉じる。
わずかの間に色々なことが胸に去来する諏訪子様。
その思い出を胸に、次こそは四面までノーミスで行ってみせると無駄な決意をする。

だが、いつまでたっても来るべき被弾は来なかった。
その違和感にそっと瞼を緩める諏訪子様。

「……早苗」
「ふふ、置いていくなんて諏訪子様は意地悪ですね、私もＥｘデビューしていること忘れていましたか？」

巨大な豆腐弾の前に立ちふさがる秘法「九字刺し」
その光をバックに諏訪子様に微笑むその姿は、諏訪子様から見ても神々しさが漂っていた。

「早苗」
「行ってください諏訪子様。これは私が押さえます」
「駄目だよ、早苗にそんなことさせられない」
「優しいのですね。しかし」

ドン、と早苗に突き飛ばされる諏訪子様。

「へぼ将棋、王より飛車をかわいがり。
　そんな愚を、諏訪子様に犯させようだなんて」
「さな……！」
「ふふ、後はお願いします。
　大丈夫です。だって、私は奇跡を起こす風はふ……」
「さなえーー！！」

轟音とともに白い固まりに飲み込まれていく早苗。
そして、それに勝るとも劣らない諏訪子様の絶叫。



「紫様ぁぁぁぁ！！」
「藍！」

どっかのアニメみたいな寸劇が下方で繰り広げられている間、藍は豆腐弾で出来た紫の隙に攻め込んでいた。

「いつまでもこんな事を続けて一体何がしたいのですか！」
「分からない？　分からないの藍！？　この私の夢が、野望が！　この私の式でありながら！」
「分かるものか！　こんな事！　私たちはあなたのおもちゃなんかじゃない！」

飛び交う怒号、乱舞する弾と豆腐。
行っている弾幕戦はハイレベルだがその原因は実にくだらなかった。

「殺ったぁぁ！！」

入念に退路を塞ぎ、藍を追い詰めた紫が勝利宣言であるかのように叫ぶ。
頭上に再び巨大豆腐弾を構え、それを藍めがけて放とうとする。

だが、弾は放たれることなく紫の頭上で爆散した。
即座に爆散した豆腐弾の、そのさらに上空を見上げる紫。
釣られて見上げる藍。

「ゆかりぃぃぃぃぃ！！！」
「霊夢」

遙か上空から終端速度を無視した速度で紫に突っ込んでくる霊夢。
大上段から振り下ろされたお払い棒を四重結界で回避する紫。

「そう、復活したのね。さすがは博麗の巫女。強いわ」

ふふんと鼻で笑う紫。
対する霊夢は紫を睨んだまま言葉を発することはない。

「霊夢？」

当然のことだった。
霊夢にとって先刻の敗北はあってはならないものだった。
解決するべき異変の主に熨される屈辱。
けーねを拷問にかけてでも消去したい歴史である。

だから、問答は無用だった。
豆腐に鎹、暖簾に腕押し。
もはや言葉は必要ない。
ただ黙らせるのみである。

真正面から神速で飛んできた挨拶代わりの針を躱し、紫もそれを理解する。
にぃ、と嫌らしい笑みを見せ、紫は再び弾幕を放つ。

だが、霊夢にはそれに付き合う気は粉微塵も存在しなかった。
一本一本、魅せるつもりなどなく確実に紫を殺る気で針を投げ続ける。
弾幕戦？　平和的決闘法？
馬鹿かおまえは。
殺し合いにルールなんてあるわけないだろ。
そう言わんばかりである。

そんな霊夢の弾幕にとうとう紫は回避を諦める。
前方に展開するのは豆腐結界。
紫の境界操作によってなんかよく分からないままに最強の結界と化したその豆腐は、
圧倒的存在感を持って霊夢の前へ立ちふさがる。

絶対の自信からか、豆腐の向こうで笑みをこぼす紫。
それを知ってか知らずか霊夢も笑みを浮かべる。

そっと、しかし十分な殺気を伴って霊夢の手から針が投擲される。
霊夢の手から離れた針は、まっすぐ紫の方へと飛んでいき、まず豆腐へと至った。

笑みを不気味に歪ませる霊夢と紫。

いつしか雪は止み、雲の間からのぞいた夕日がそんな二人を怪しく映し出していた。





「決着？　ああ、霊夢が勝ったよ」

後日、早苗を豆腐から掘り出すのに夢中であの後全然見てなかった諏訪子様に結末を訪ねられ、藍はそう答えた。

「霊夢は針供養を施した私の針に貫けない豆腐はないとかかんとか言っていたけど。
　まあ、豆腐で針が防げるわけないよね。概念的に考えて」

そーなのかー、と頷く諏訪子様。

ここは八雲邸。かつてのラストダンジョン。
だが、それも過去のこと。
幻想郷を豆腐のどん底にたたき落としたスキマ妖怪は博麗の巫女によってしばき倒され、今は閻魔様に説教を食らっている。

「まー、色々迷惑な妖怪だね。面白いから私はいいけど」
「どうです？　私と替わりませんか」
「謹んでご遠慮申し上げます」

藍もずいぶんと回復してきた。
もはや夢まで豆腐に染まっていたあの頃とは違う。
だが、それでも傷は深かった。
失ったものもたくさんある。
橙はまだ帰ってこない。

「どうぞ、約束していた通り、今日は晩ご飯をご馳走します」
「待ってました」

のそりとこたつから起き出してくる諏訪子様。
こたつの上でほかほかと湯気を立てている料理を見て満面の笑み。

「あらあら、マーボーカレーに肉豆腐、それに豆乳鍋。大丈夫？　豆腐の呪いが続いているよ」
「残念ながら。昨夜久しぶりに肉を食べたら少しばかりお腹を壊しまして」
「もはや豆腐以外を受け付けないのか……、かわいそうに」
「はい、少しづつ慣らしていかないと駄目みたいです」

そもそも狐が油揚を好むのはその油分が目当てだからとか。
肉食な狐が豆腐なんて好んで食うわけないだろって話。

「藍ー、お肉買ってきたわよー」
「野菜も買ってきました」

表からずかずか入ってきたのは腋巫女二人組です。
両者とも戦いの傷（主に精神）が癒えたのかえらくご機嫌。

「あら、豆腐尽くし。飽きないわねえ」
「まあ、美味しいですからね」

こたつの上の料理を見ても何ら動揺しないところは流石。
さっさとこたつに潜り込んで、ほいほいと食材を鍋に放り込むところなんか見習うべき。

「さて、煮えるまでの間他のものを食べていましょう」

さっさと箸をつけようとする霊夢を見てさしもの諏訪子様も突っ込みます。

「こらこら、いただきますくらいしようじゃないか」
「ん？　まだしてなかったの？　じゃあさっさとしときましょう」

パンと音を立てて手を合わせる霊夢。
それを見てまだ立ったままだった藍もあわててこたつに潜り込んで手を合わせる。

「それでは、豆腐地獄の終演と」
「このご馳走の出資者である八雲藍さんに感謝の意を表しまして」

いただきます

と四つの声が重なり、こたつの上を四組の箸が行き交う。
その食卓を眺め、藍はすべてが終わったことを改めて実感する。
長かった、と夏から始まった豆腐地獄を振り返る藍。

「ほら、何をしてるの？　主役が率先して食べなきゃ私たちが卑しく見えちゃうでしょ」

ふとかけられた声に引き戻された藍の口にぐいとさじが差し入れられる。

「どう、美味しいでしょ」

笑顔で自分を見つめてくる三人。
口に入れられたものが豆腐であるとさとり、目の前の三人を見つめ返す藍。

「……ああ」

そっと口の中に意識を集中する藍。
その口の中にあるものは自分の長い生涯の中でもっとも美味しいものであると、藍はそう感じた。












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- なんだこれｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-06-11 15:43:32)
- 何が紫をそうさせたのか  -- 名無しさん  (2009-06-11 18:16:59)
- つまり豆腐は最強というお話か  -- 名無しさん  (2009-06-11 18:59:24)
- 今日の夕飯は豆腐にしよう  -- 名無しさん  (2009-06-12 02:01:08)
- ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ(；∀；)  -- 名無しさん  (2009-06-12 19:06:21)
- 豆腐農家って何だw  -- 名無しさん  (2009-06-12 20:00:45)
- 結局この話は誰をいじめてるのかなって考えてみたら &amp;br()守矢神社が出てくる話なのに名前すら出てきていない神奈子じゃね？って結論になった  -- 名無しさん  (2009-06-13 07:49:41)
- 何この豆腐ディスティニー？  -- 名無しさん  (2009-06-13 23:04:20)
- これって今までで一番くだらないけど、一番皆に害のあった異変かもしれないｗｗｗ &amp;br()これはイジメというより嫌がらせだｗｗｗ &amp;br()紫はこれ程まで豆腐に何の思い入れがあるんだｗｗｗ &amp;br()ついでに作者もｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-06-19 19:24:14)
- 豆腐や油揚げを食べるたびに感慨深くなった。そして好きになった。これもとうふ異変の弊害か・・  -- 名無しさん  (2009-06-20 17:33:29)
- とーふってばさいきょーね！  -- 名無しさん  (2009-06-20 22:12:48)
- 今までの異変で一番やばいかもなｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-07-23 01:07:49)
- こんなに馬鹿馬鹿しくて &amp;br()こんなに暑苦しくて &amp;br()こんなに後味の悪くないいぢめは初めてだ &amp;br()作者は俺の弟をファックしていいぞ  -- 名無しさん  (2009-08-18 01:24:49)
- どうしてこうなった！  -- 名無しさん  (2009-08-19 03:57:48)
- Good Endに見えるけどちぇんさんは・・・  -- 名無しさん  (2009-08-20 09:19:57)
- ちぇんはきっと、おりんりんランドにお世話になってるんだよ。 &amp;br()･･･さて、明日はスーパーの豆腐を買い占めるとするか･･･  -- 名無しさん  (2009-08-23 01:23:36)
- 豆腐農家…Ａ列車でいこうと言うゲームがあってだな  &amp;br()ゲームの中に出てくる資源(資材？)が豆腐そっくりなのを思い出したよ  -- 名無しさん  (2009-10-30 03:24:01)
- なんつーか・・・とうふの角に頭をぶつけて幻想入りしたい  -- 名無しさん  (2009-10-30 18:07:38)
- キュウリとナス…… &amp;br()(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ  -- 名無しさん  (2010-04-02 20:37:22)
- 豆腐のどん底www  -- 名無しさん  (2010-04-07 15:07:59)
- 東方ハーとうふル劇場  -- 名無しさん  (2010-04-07 16:33:56)
- くだらねぇww &amp;br() &amp;br() &amp;br()あと神奈子様はどこ行ったwww  -- 名無しさん  (2010-04-07 16:51:00)
- ちょっと豆腐作ってくる  -- 名無しさん  (2010-04-11 23:05:14)
- ↑にがりはちょっと少なめが良いぞ  -- Aｰfd  (2010-04-11 23:34:22)
- ﾄｳﾌﾌｧﾝﾀｼﾞｱwww  -- 名無しさん  (2010-04-12 02:21:43)
- 豆腐を作ろうとしたら納豆みたいな物ができた &amp;br()どゆこと?  -- 名無しさん  (2010-04-13 01:24:51)
- ↑何処のおっちょこちょいだｗｗ  -- 名無しさん  (2010-04-13 07:40:53)
- 久しぶりにカオスな豆腐論争を垣間見た  -- 名無しさん  (2010-06-14 18:46:42)
- 豆腐作ってみた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なぁにこれぇw  -- 名無しさん  (2010-06-16 20:31:54)
- これはいいイジメだｗｗｗ &amp;br()ワロタｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2010-06-16 22:19:38)
- 豆腐作れないから牛乳プリンにしました  -- 名無しさん  (2010-06-19 00:51:30)
- 苺豆腐作った &amp;br()まずい  -- 名無しさん  (2010-09-09 20:50:32)
- 美味しんぼ読みながら豆腐作った。臭い固形物ができた  -- 名無しさん  (2010-09-09 21:21:42)
- 豆腐食べたくなったwww作ってみたけど上手く固まらなくてぐちゃぐちゃww  -- 名無しさん  (2010-09-10 00:49:07)
- 最後にオチが分かってたのにクソワロタｗｗｗ &amp;br()  -- 名無しさん  (2010-09-20 13:08:21)
- てゆうかなぜに豆腐？ &amp;br()  -- 名無しさん  (2010-10-14 12:00:24)
- ＞しっぽもふもふも時間の許す限り許してやろう &amp;br()藍しゃま可愛すぎだろｊｋ  -- 名無しさん  (2010-11-05 14:19:17)
- 久々にワロタｗｗｗ  -- 名無しさん  (2011-06-14 21:09:43)
- どこからともなく豆腐屋のラッパの音が・・・  -- 名無しさん  (2011-06-25 21:55:27)
- 豆腐屋さーんｗ &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-07-31 02:06:34)
- 東風谷からどんな経路で豆腐になるのか &amp;br()⑨な俺には理解できない…  -- 名無しさん  (2012-01-14 20:25:34)
- 東風谷を音読み  -- 名無しさん  (2012-01-14 20:50:49)
- どうせだからリンクしておくか &amp;br()http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1155.html  -- 名無しさん  (2012-01-14 22:23:30)
- 豆腐屋早苗www  -- 名無しさん  (2012-02-13 23:39:44)
#comment(vsize=2,nsize=20,size=40)    </description>
    <dc:date>2012-02-13T23:39:44+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1023.html">
    <title>あんこ論争：12スレ686</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1023.html</link>
    <description>
      「ふざくんじゃないわよ！！　あんたあんこなめてんでしょ！！」
「はあ！！？　なにほざいてんのよこの池沼ババアが！！」

「！！？」

ある日の八雲邸。八雲藍がいつものように洗濯をしていると突然部屋の中から暴言が聞こえてきました。

「どうなされました？　紫様、幽々子様！」

「ちょっと聞いてよ藍！　この亡霊、こしあんの話ばっかりするのよ！？」
「何いってんのよ！　ちょっと！　あんたのぼけ老人こしあんは認めないなんて偏屈言うのよ！？」
「はぃ！！？」

何事かと部屋に飛び込んだ藍に、先ほどまで何気ない悪巧みを話し合っていた紫と幽々子が噛みつきます。

「ちょ、ちょっと待って、落ち着いて下さい。タンマ。プリーズウエイト！！」
「藍！　あんたこしあんなんかを擁護するつもり？」
「別にいいじゃないの！　こしあんの何が悪いって言うのよ！！」
「何が悪いも全部悪いわよ！　あんこの話してんのよ？　なんでこしあんの話が出てくんのよ！」
「こしあんだってあんこじゃないの！　原料は小豆じゃない！！」
「あれの何処に小豆の原型が残ってるって言うのよ！　脳みそわいてんじゃないの！？」
「ｼｬﾗｯﾌﾟ!」

理解の追いつかない激しく不毛な罵りあいを前に、藍は困惑してしまいます。

「落ち着いてください、落ち着いて、どうどう。一般人にも分かるように事の経過を説明してください！」

とりあえず一撃づつ叩き込み、音が止んだ瞬間に強引に割り込みます。

「あーだー」
「こーだー」

身振り手振り。藍は出来る限り冷静に両者の意見を検分します。
そこから得た内容は以下の通り。

　あんこの美味しい食べ方について話しをしていたら幽々子が壊れたレコードのようにこしあんの話しかしなくなった。
　最初はそうだねーと相槌をうっていた紫だったが、あまりに長引くそのこしあん談義に次第にいらいらしてくる。
　しかたがないので放置してつぶあんの話で割り込もうとしたけどもはや幽々子はこしあんしか眼中にない。

　こしあんもいいけどつぶあんってどうなのよ。
　こしあんはまろやかさが格別なのよ。
　そうね、うぐいすあんも捨てがたいわよね。
　やっぱりこしあんが最強よ。神よね、最初にアレ作った人。
　まあ確かに美味しいけどね。あんパンなんかもあんこを美味しくいただく技術よね。
　こしあんいいわー。舐めてるとゾクゾクしちゃうの。
　なんて言ったっけ？　あの白いあん、そのまま白あんだったかしら。
　こしあん職人はもっと頑張って貰いたいわね。
　ｷｼｬｰ！

「そんなにこしあんの話がしたいんだったら冥界でやったらいいのよ！」
「幻想郷はすべてを受け入れるんじゃなかったのかしら！　随分とお軽いお言葉ね！！」
「やかましいわこの亡霊！　幻想郷には幻想郷のルールがあるのよ！」
「何処のルールにこしあんの話をしてはいけないなんて書いてあるってのよ！　この古ぼけババア！！」

頭の上を再び飛びかいはじめる罵詈雑言に耳を塞ぎながら藍はこの醜い争いは何時終わるのだろうと考えます。

「とにかくこしたらいいってどんな単純思考よ、この身の程知らず！」
「言いたいことあるならはっきり言いなさいよ！この言葉足らずのノータリン！」

「ああもう！！」

うがーっと藍は立ち上がり紫と幽々子の手を引っ掴みます。
そのまま、ぐいぐいと引きずっていきます。

「もう、不毛な争いを続けないでください。外でやれ外で！」
「ん？なーに？よそでやれって？」
「ええ、幽々子様はこっち、ほら、結界張りましたからこの中で！」
「何すんのよ藍！」
「紫様はほら、縁側で！　好きなだけ毒吐いたら戻ってきたらいいでしょう！」

いらいらと二人を振り分けようとする藍。
しかし、この二人が黙ってそんな命令に従うわけはありません。

「ちょっと！何追い出そうとしてるのよ。別にあんこの話してるんだからいいじゃないの！」
「なんで私の家なのに私が縁側でくだ巻いてなきゃいけないのよ！」

片や結界をものともせず、片やずかずかと居間に戻ってきてしまいます。

「ああ、もうしつこいわね！　そんなにこしたければよそでやれっていってんでしょうに！」
「良いじゃないの！　こしあんだってあんこじゃない！　なんなら小豆じゃない饅頭の皮の話とかは勘弁してあげるわ！」
「大体、こしあんつまんないのよ。単調な舌触りだし栄養価低いし」
「うるさいわね、だったら幻想郷からこし物全部追放してみなさいよ、ほら、かまぼことか、やってから言いなさいよ」

藍はもう泣きそうです。何でこんな事になってしまったのでしょうか。
ゆっくり洗濯物を干してご飯の用意をしようとしていたのにこれでは始められません。

「守矢神社の連中もこしあん派だけれど、別に責める気なんか無いわ。
　最初こしあんを強引に布教していたようだけど今は霊夢に叩かれて自重しているじゃない。
　そういう風に空気嫁っていってんの私は」
「ふん、つぶあんの話がしたければこしあんが霞んじゃうくらいのつぶあんの話をすればいいのよ」
「ああもう好きなだけやってればいいじゃないですか！」
「藍、あなたも横槍入れるだけなら黙ってなさい。禄にあんこのことも知らないくせに」
「洗濯したいならしてきたらいいじゃない。ほら行ってらっしゃいな、しっしっ」

散々巻き込まれたあげく、邪魔者扱いです。
藍は呆れるやら悲しいやらで涙が出てきてしまいます。



沈んだ気持ちで藍は洗濯物を取り込みます。
ふと居間を見ると紫と幽々子はそれぞれ好き勝手にこしあんとつぶあんの話をしています。

「藍様…」

くいくいと藍の導師服を引っ張る橙。彼女もまた目に涙を浮かべシュンとしています。

「大丈夫、大丈夫よ、きっとまたいつものようにいつの間にか仲直りしているわ」

橙の頭を撫でながら、自らにも言い聞かせるように慰めてやります。

あの紫様と幽々子様ですもの。きっと…

無理矢理な笑顔を見せてやる藍。ぎゅっと藍に抱きつく橙。

夕暮れ時の八雲邸。
そんな二人の長い影は、朱い地面に切なそうに伸びているのでした…









----



- なんだこのくだらない争いはwwwww  -- Romanov  (2009-05-26 17:29:14)
- あまりにも話題が低空飛行wwwww  -- らんしゃま  (2009-05-26 19:35:32)
- 子供かっ!!  -- 第２回東方Ｍ−１ぐらんぷりのりんちゃん  (2009-05-26 19:39:53)
- 平和だねぇwwwww  -- 俺はこしあん派  (2009-05-26 22:42:29)
- 仲がいいのも考え物だなｗ &amp;br()何だこのくだらない争いはｗｗｗ &amp;br()らんとよーむの苦労が目に浮かぶｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-06-06 11:52:20)
- でも、考えてみて欲しい。 &amp;br()このまま話が収まりつかなくなって、お互いに全力で戦い出したらどうなる･･･？  -- 名無しさん  (2009-06-06 18:54:52)
- その時は映姫様を呼べばいいじゃない  -- 名無しさん  (2009-06-07 03:23:39)
- 黒だな  -- 名無しさん  (2009-06-08 04:03:19)
- 映姫「白あんこそ至高」  -- 名無しさん  (2009-06-08 12:31:46)
- 映姫「白パンこそ至高」  -- 名無しさん  (2009-08-02 23:02:21)
- &gt;「守矢神社の連中もこしあん派だけれど、別に責める気なんか無いわ。  &amp;br()　最初こしあんを強引に布教していたようだけど今は霊夢に叩かれて自重しているじゃない。  &amp;br()　そういう風に空気嫁っていってんの私は」  &amp;br()どういうことｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-08-03 18:02:31)
- 誰かえーりん呼んで来いｗｗ  -- 名無しさん  (2009-08-17 19:17:15)
- これもう映姫ぬ白黒つけてもらえよ  -- 名無しさん  (2009-08-21 17:38:59)
- 僕は生粋のこしあん派なので &amp;br()ゆゆ様ごと妖夢をもらっていきますね！  -- 名無しさん  (2010-11-05 14:06:24)
- きのこたけのこみたいな話だな &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-01-14 12:08:42)
- &gt;これもう映姫ぬ白黒つけてもらえよ &amp;br()洋菓子派だったらどうするんだ  -- 名無しさん  (2011-02-15 19:52:43)
- まぢ爆笑ｗｗｗ &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-03-02 06:05:51)
- こしあん派の俺はゆゆさまを支援  -- 名無しさん  (2011-03-02 18:19:51)
- あんこ食いたくなった  -- 名無しさん  (2011-07-31 02:05:06)
- こしあんこそ至高www  -- 名無しさん  (2012-02-13 23:26:36)
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    <dc:date>2012-02-13T23:26:36+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1186.html">
    <title>うどんげにビンタ：28スレ922</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1186.html</link>
    <description>
      ※　暴力表現含む



















　パァン！

　と、辺りに小気味の良い音が響いた。
　俺がこの調子付いた薬売りに、一発ビンタを張ってやったからだ。

「…………え？」

　何が何だか分からない、といった表情で呆然とする薬売り。
　彼女の名前は『鈴仙・優曇華院・イナバ』。月の兎という触れ込みで、人里でも多少名前は売れている。
　その肌は確かに兎ながらの白さだが、彼女が手で押さえている自身の左頬は、
　すでに先程の痛みで鈍い赤色へと変わり始めていた。

「ねぇ、なんで叩かれたか分かる？」

　そう言葉を投げかけると、鈴仙は力なくふるふると首を振った。
　それほど親しくも無い男に脈絡も無く叩かれた彼女の心中では、
　様々な負の感情が渦巻いていることだろう。

「君さ、ウザいんだよ」
「……ウザ……い？」
「よく薬を売りに来るけどさ。いつも言ってるだろ、いらないって」

　この薬売りときたら、酷い時は毎日家まで押しかけてくるので、面倒な事この上無い。

「……で、でも、お薬が無いと、病気の時に……」
「薬くらい人里でも調達できるから。それも何回も言ったよね？」

　身に覚えはあるらしく、気まずそうにする鈴仙。
　それでも1回や2回なら俺もここまでしない。分かっていて何度も来るからタチが悪いのだ。

「ご、ごめんなさい……」
「謝られてもねぇ。つーか、そのでかい耳は飾り？　使わないなら取ってやろうか」
「ひ……っ！」

　俺が彼女の長い耳に手を伸ばすと、彼女は脅えた表情で俺から距離をとった。

「おいおい、人の親切を無下にするもんじゃないよ？」
「け……結構ですっ……」

　鈴仙の体が震えているのが目に見えて分かる。兎は臆病な生物であり、精神面は相当に脆い。
　俺に暴力を振るわれた上、自らの落ち度をこうまで攻められたのでは、
　兎である彼女の心は俺に対する恐怖心で満ち溢れていることだろう。

「じゃあ、なんで俺が薬を持ってるって知ってて、今日も俺のトコに来ちゃったの？」
「そ、それは……」

　びくびくしながら懸命に言葉を絞り出そうとする彼女の姿は、なかなかサマになっている。
　小動物系と言われる兎の性格を忠実に体で表現していて、俺の中の良くないモノが目覚めそうだ。

「それは……この薬が、私の師匠の作ったものだから、です……」
「……それは、つまり……君の師匠の薬は、俺が普段使ってる薬より出来が良いってこと？」
「そ、そうなります、ね……？」

　またパンッ！と音が響いた。左頬は彼女が押さえていたので、今度は右頬を叩いてやった。
　ぺたんと尻餅をついた鈴仙の表情が、みるみると泣き出しそうなものに変わっていく。

「言ったらこうなるって、分かってただろ？」
「……で、でも……師匠は、月の賢者で……」
「そういうの、傲慢って言うんだよ。月の賢者サマがどれだけ凄いのか知らないけど、
　俺らのことバカにし過ぎじゃね？　地上の人間なんて、とか言って見下してるんだろ？」
「そ、そんなことはありません！」

　口ではどうとでも言える。実際俺だって、自分より数段劣ったヤツが目の前にいたら、
　見下したり、手を差し伸べて救世主気分になったりするだろう。それを隠すのがより気に食わない。

「そうやって体裁を取り繕うのが月のやり方なんだ、へぇ～」
「ち、違います……ほ、本当に」
「まぁホントに君らの薬の出来が良いなら、バカ売れしてるんだろうね。実際、売れてんの？」
「え……そ、それは……」

　分かっていたことだが、売れている訳が無い。月から来たというだけでも眉唾モノなのに、
　そんな人間や兎が作った薬が、人里に受け入れられるとでも思っていたのだろうか。

「ま、そんなことだろうと思ったけど？　月の方々の頭はあまりよろしくないのかね」
「……でも、買ってくれる人もいます」

　当たり前だ。全く売れない状態が続いてたら、どんな阿呆でも流石に止めるだろうし。

「……それは本当に、薬目当てなのかなぁ」
「え……？」
「女よりはむしろ男に売れてるんだろ、薬」
「……ど、どうして、分かるんですか……？」

　未だ尻餅をついたままの鈴仙の姿を、上から下までじっと舐め回すように見つめてみる。
　願ってもいないのに、すらりと伸びた脚の隙間から縞模様の下着が拝見できた。

「君が、里の男にとっては魅力的だから」
「…………？」
「端正な顔立ち、綺麗な生足、極め付けはでかい乳。その格好も、わざとやってるんだろ？」
「！？　な、な……！」

　途端に真っ赤になる鈴仙。どうやら無自覚だったらしい。
　それともこれで天然を装っているのだろうか。だとしたら相当な策士だ。

「明らかに誘うのが目的だろ、その風貌は。薬じゃなくて別のモノを売ってるんじゃないのか？」
「ひ、ひどい……私、そんなつもりじゃない！」
「君の意思はどうあれ、男達はそう見てる。薬なんて、君の気を惹く口実だ」

　思いも寄らない事実を突きつけられた鈴仙は、真っ赤な顔を蒼白に変色させていった。
　俺としても、月の兎を貶めるのがこうまで容易いというのは新しい発見だったが。

「だから、とっとと諦めて別の商売でもすれば？　売女になれば、君ならボロ儲けできるだろう」
「………………」
「それと薬を売り続けるなら、次からは俺の家には来ないで欲しいね。信用できないし。
　もっとも女を売るにしても、俺は君に興味が無いからやっぱり来て欲しくないが」

　これは見栄だ。こいつらの薬を飲まなければ死ぬというなら、俺は喜んでその薬を買うだろう。
　それに鈴仙という女を見ても、腹立たしいことに割と可愛いので、男衆の気持ちが分からんでもない。
　ただこれくらい言わないと、こいつは俺に叩かれると知っていても、またやって来るような気がしたのだ。

「もう、絶対来るなよ。いいか、絶対だぞ。来たら今度こそ役立たずな耳を引っこ抜くからな」
「……分かりました。今まで、ご迷惑をおかけしました」
「ああ迷惑だ、帰れ帰れ」








　――翌日。

　あれだけ言ったにもかかわらず、鈴仙はあの出で立ちで里に下りてきた。
　俺の言ったことを意識するのが癪に触るのか、それともあの服しか持ってないのか。

　何にせよ、あの調子ではそうそう売れるまい。
　しかし鈴仙は報われなくても、ああやって無駄な努力を続けていくのだろう。
　
　……だから、夕刻になっていよいよ鈴仙が俺の家に来た時も、左程驚きはしなかった。

「……こ、こん、ばんは……」
「約束通り、引っこ抜くぞ」
「っ……！」

　俺は勢いよく鈴仙の顔に手を伸ばすと、思いっきり左の頬をつねってやった。
　別に変な慈悲をかけたわけじゃなく、ただ血が出たら後始末が面倒だと思っただけだ。
　
「い、いふぁい！　いふぁいれふ！」
「薬は売れたんですかねぇ、月の兎サマ？」

　これでは満足に話せないだろうと手を放してやると、
　美しい白さを取り戻していた鈴仙の肌が、つねった箇所だけまた赤みを帯びていた。

「いたた……ひ、一つも売れなかったです……」
「だから言っただろ。そもそも薬は毎日買うものじゃない」
「で、でも今日はなぜか、いつも買ってくれてる人が買ってくれなくて……」
「それは君の気を惹こうとしてたけど、予算が尽きたか、諦めた男だ」

　単刀直入な俺の物言いに、鈴仙は「そんなぁ」と言うと、耳を垂れ下げて落ち込んでしまった。
　人の家で愚痴を言った挙句、本当の事を言われて勝手に落ち込むとは、まったく迷惑な兎だ。
　まあ現実問題としても、売り上げ無しで家に帰るのは、彼女としては避けたいところだろうが。

「ほら、これ買ってやるからさっさと帰れ。邪魔なんだよ」
「……え？　あ、ありがとうございます……」
「月では邪魔だと言われたら礼を言うのか。本当に頭悪いな」

　昨日から、彼女の行動や発言には苛々させられる。もしかして、特別出来が悪い兎なのだろうか。
　出来が悪いあまり、月から逃げてきたとかだったら笑えるのだが。

「あ……でも昨日、私達のお薬は信用できないって……」
「ああ、耳は飾りじゃなかったのか。俺には不要だし、君にやるよ」

　今しがた買ったばかりの、痛み止めの塗り薬を鈴仙に投げつける。

「わっ！　っと、っと……お、お邪魔しました……」

　薬を受け取り、そそくさと帰っていく鈴仙。俺が「出て行け」という雰囲気を醸していたからだろう。
　しかし厄介ごとが去ったというのに、あんな女でもいなくなると少し寂しいような気がする。

　それが理由なのかは分からないが、気が付けば俺は、
　赤くなった左頬を擦りながら歩く彼女を、その後姿が見えなくなるまで見つめていた。






- 頑張れうどんげ  -- 名無しさん  (2009-10-09 07:53:58)
- これ、俺×キャラものじゃね？  -- 名無しさん  (2009-10-09 08:28:47)
- この話結構いいな。  -- 名無しさん  (2009-10-09 09:06:10)
- なんというツンデレ  -- 名無しさん  (2009-10-09 09:26:32)
- とりあえず修正しておきました  -- 名無しさん  (2009-10-09 09:27:48)
- この男にはツンデレの素質がある。  -- 名無しさん  (2009-10-09 10:13:16)
- 俺の家に来たらくすぐりの刑に処してやるぜ  -- 名無しさん  (2009-10-09 21:06:53)
- 俺の家に来たら耳へにょへにょの刑に処してやるぜ  -- 名無しさん  (2009-10-09 22:41:34)
- まあ、確かに人によっては数年間まったく使わない可能性もある薬を毎日毎日売りに来られたらいくら優曇華がかわいくても切れる  -- 名無しさん  (2009-10-09 22:48:39)
- お前ら常備薬も知らんのか  -- 名無しさん  (2009-10-10 00:40:50)
- その常備薬も毎回買うようなもんじゃないだろ  -- 名無しさん  (2009-10-10 01:09:21)
- ニヤニヤしたｗ俺×キャラ最近全然無いからありがてぇｗ  -- 名無しさん  (2009-10-10 01:49:27)
- いいぞ！もっとやれ！  -- 名無しさん  (2009-10-10 11:04:38)
- 多分うどんげはまた来るな &amp;br()そして少しずつ二人とも離れられなくなるんだな &amp;br()とか思う俺超きめえ  -- 名無しさん  (2009-10-10 20:11:51)
- 安心しろ、俺もきめえ  -- 名無しさん  (2009-10-10 21:45:55)
- 俺も同じ事考えた・・・俺もきめえなぁコレ。  -- 名無しさん  (2009-10-10 22:21:19)
- 勿論俺もさ！優曇華〜！優曇華〜!! &amp;br()全裸で、（あ、間違えた）キモくて何が悪い!?  -- 名無しさん  (2009-10-11 00:04:09)
- くそっ俺も考えちまった･･･俺きめえｗｗ  -- 名無しさん  (2009-10-11 11:46:34)
- ずっと待ってるのに俺の家に来ないんだが  -- 名無しさん  (2009-10-11 16:03:21)
- 貯蓄してたジキ○ン売ってうどんげ待ってんのに一向に現れない  -- 名無しさん  (2010-01-16 00:29:02)
- 早くこねーかなー？ &amp;br()ウサ耳モフモフしてぇ。  -- 外道  (2010-01-16 08:16:47)
- ※ただしイケメンに限る  -- 名無しさん  (2010-01-16 10:10:05)
- うどんげ「計画通り」  -- 名無しさん  (2010-01-16 14:55:24)
- ツンデレすぎるww  -- 名無しさん  (2010-03-22 05:44:42)
- イケメン爆発しろ  -- 名無しさん  (2010-03-23 19:22:01)
- ビンタしたのは俺(笑)  -- 名無しさん  (2010-03-24 16:28:43)
- 俺の家に来るな。  -- 名無しさん  (2010-03-24 20:08:55)
- くそっ！俺にもっと金があれば！  -- 名無しさん  (2010-03-24 21:01:59)
- 俺はビンタでは気がすまないZE  -- 天内  (2010-03-24 21:59:42)
- ↑俺の場合はね、尻餅ついた優曇華に飛び込んで、ミニスカートからはみ出た美しい太ももにビンタしたい。後、尻尾があったら付け根から揉んでみたい。 &amp;br()（豆知識:尻尾の付け根は動物にとって快感のツボ）  -- 外道  (2010-03-25 00:52:31)
- ビンタより張り手だろjk  -- 名無しさん  (2010-03-25 17:21:51)
- なにこれめっちゃ好きｗ &amp;br()可愛すぎてニヤニヤしちゃう  -- 名無しさん  (2010-10-27 03:06:43)
- ※ブサメンの家には来ません  -- 名無しさん  (2010-10-27 07:41:17)
- じゃあ俺は無理かｗ  -- 名無しさん  (2010-10-28 20:00:25)
- ⇧www  -- 名無し  (2010-10-28 21:16:25)
- きめえなお前ら…まぁ俺ほどでもないがなw  -- 名無しさん  (2010-10-31 10:27:13)
- なるほど俺がブサメンだからずーっと待ってるのに来ないわけだw  -- 名無し  (2011-04-03 23:50:47)
- 置き薬屋は月一ぐらいで来るのが普通だろ &amp;br()と思ったが嬲られるとわかっていながらも被虐願望が抑えきれず昨日も来たはずの俺の家についつい立ち寄ってしまううどんげちゃんかわいいよ  -- 名無しさん  (2011-04-10 09:45:30)
- ツンデレの話だ  -- 名無しさん  (2011-04-29 06:01:05)
- うどん「フフ・・・やっぱり人間ってばかですねww」  -- 変態という名の紳士  (2012-01-21 20:13:07)
- ↑う…うわぁ…何もかも信じれなくなれる  -- 名無しさん  (2012-02-09 10:48:29)
- ↑↑うどんげが怖い……  -- 名無しさん  (2012-02-13 22:17:52)
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    <dc:date>2012-02-13T22:17:52+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/843.html">
    <title>第一回！緊急おぜうさまカリスマ持続会議！！</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/843.html</link>
    <description>
      いぢめスレ提供
ttp://fukunyu.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/fuku0025.txt
注意
・へタレミリアがいます。こんなのレミリアじゃない！！と思った方はすぐに戻ってください
・第五回の人気投票の話題が含まれています。そういうネタを不快に感じる方は戻ってください
・その他のキャラも著しく壊れています










紅魔館のある一室で
ハガキが大量に積まれた丸テーブルの周りに
レミリア、フランドール、咲夜、パチュリー、美鈴、小悪魔がテーブルを囲うように座っている


「第一回！緊急おぜうさまカリスマ持続会議！！」

咲夜が宣言し、レミリア以外のメンバーが拍手する



レミリアだけが咲夜に召集の旨を伝えられていない
「これからなにをするの？」
「この会議は、今回勝ち取ったお嬢様のカリスマの長期的維持を目的としており。幻想郷の住人にハガキを配布して普段お嬢様に対して
　どう思っているのかを匿名でアンケートをとりました、それを元にお嬢様の欠点を我々でどのように改善していくかを話し合うものです」

「嫌よ面倒くさい。今回５位よ、５位。ベスト１０入りしてるじゃない？なにが不満なの？」

「お嬢様の馬鹿！！」
咲夜が主であるはずのレミリアの頬を思いっきりひっぱたいた
突然のことでレミリアの思考は一瞬停止した

「なに向上心の無いこと言ってるんですか！従者の私に負けて悔しくないのですか？天狗に負けて悔しくないんですか？
　総合部門ではほとんど出番が無い妹様にも負けているんですよ！１位を取ってこそのカリスマでしょう！？いつからそんな腑抜けになったのですか！」

咲夜が額に汗を浮かべ力説する
自分を思ってくれてのその行動と発言にレミリアは心を打たれる

「・・・・・・・・・そうね、いつからこんな平和ボケしてしまったのかしら・・・・・・・・咲夜の言う通りだわ・・・」
自分の志の低さを猛省する

「わかって下さってうれしいです」
「早速はじめなさい」
「わかりました」

咲夜がランダムにハガキを一枚取る




以下、会話の部分は
　レミリア：レ
　　フラン：フ　
　　　咲夜：咲
パチュリー：パ
　　　美鈴：美
　　小悪魔：小
　　　　　　　　と表記

（注２）
・ちなみにこの先も、カリスマあふれるお嬢様は出てきません
・話も変な方向にぶっ飛んでいきます。カオスです






咲「最初のおハガキです」

『図鑑で蝙蝠の羽を見たことがありますか？あなたの羽は血管とか骨とかが浮き出ていて、さらに産毛とかも生えているので気持ち悪いです』

レ「誰よそんなの書いたやつ？」
咲「匿名での集計ですので・・・・あっ！Ｐ,Ｎ『歩いて帰る』さんと・・・」
レ「アホ毛が本体の分際で・・・・・・・・・・六枚羽だからって調子こいてんじゃないわよ」
咲「お嬢様、言葉使いが・・」
小「というか、この内容、私にも該当してますよね？」
美「流石にこれは改善できませんね・・・・」
フ「ねー、私の羽はー？」

パ（なんでペンネーム書いてるのかしら？）


結局うやむやになり次に移る



小「では、次のおハガキです」

『レミリアさん、こんにちは。最近あなたがかぶっている帽子が大きいのはなぜですか？
　おまんじゅうにしか見えません。それをかぶった時のシルエットだと、どうしてもイカに見えます。正直センスを疑います』

読み上げられレミリアはキョトンとする
レ「私の帽子のどこが変なの？そんなこと言うのはどこのどいつよ。貸しなさい」
小悪魔からハガキをひったくる
レ「なになにＰ,Ｎケロちゃん・・・・・・・・・」

メンコのごとくハガキを勢い良く床に叩きつけて怒りをぶつける
パシンと非常にいい音がした

レ「あなたにだけは言われたくないわよ！！あんたの帽子のほうが明らかに変よ！？てか何で新参者が私の帽子のこと知ってるの？」
美「いや、正直どっちもっどっ」
咲夜がギロリと美鈴を睨みつける
咲「自重しなさい。この中国が」
美「すみません・・・・・・・・・」
レ「？」


例の帽子を見つめ、考えるレミリア
レ「この帽子そんなに変かしら？なんならフランもかぶってｍ」

フランが手をきゅっと閉じる
それに連動して砕け散るレミリアの帽子

レ「この帽子がそんなに嫌！？お姉さんだけ新しい帽子だから拗ねてるだけでしょ？」
フ「生理的に無理・・・・」
レ「はっきり言っちゃたよこの子！！パチェ、どうしよう！！私のフランが幽閉されてたせいでグレた！！」
本を読んでいる友人に助けを求める
パ「『れみ・りあ・うー』より『あーうー』の時代よね。今は・・・・・・」
そんなことをポツリと呟いた
フ「あーうー？」
パチュリーの真似をするフラン
レ「フランになんてこと教えるの！！」

この時点でもうすでにハイテンション
正直、先が思いやられる







パ「次、読むわね」

『萃夢想でお嬢様の顔を蹴った時、正直興奮しました』

レ「おい門番」
美鈴に掴みかかる
美「そんな・・・わたしじゃ・・・・・」
パ「ペンネーム『名前でよんでください』さんから」
美「あー、読まないで！」
レ「やっぱりお前か！追加で参戦してるくせにズボン履いて生足隠してんじゃないわよ！！せっかく蹴られても下着見えないじゃない！！蹴られ損よ！」
咲「お嬢様！論点がズレてます。見るなら私のを」
パ「あなたもズレてるわよ」

レミリア、咲夜、パチュリー、美鈴が萃夢想についてあーでもない、こーでもないと談義する。

しかし


レ「！！」

突然部屋の雰囲気が変わる

強烈な殺気が放たれて、それが部屋を満たし視界が歪んでいるような錯覚に全員が陥る

４人は雰囲気を変えた２人に振り向く

フ「なんで私は出てないのかな？みんな出てるのに・・・・・・・・・私たち家族だよね？」
小「なんででしょうね？なぜパチュリー様のスペルカードに[小悪魔召還]が無いんでしょう？」

空気が４人に重く圧し掛かる
フランはレバ剣を携え、小悪魔は大玉を出す準備をしている

もしかしたらこの２人が組めば紅魔館は終わるかもしれない

レミリアが２人の説得にあたる
レ「もうこの話題はしなから・・・・・だから２人とも、得物を仕舞いなさ・・・いや仕舞ってくださいお願いします・・・・・」
２人の視線を受け、萎縮してしまい言葉の最後が尻すぼみになる

フ「せめてエンディングには呼んで欲しかったなー」
小「ですよねー」

まだ許す気配は無い

萃夢想に出演した４人が話し合った結果
レ、咲、美、パ「「謝りますから、どうかそのお怒りを沈めてください」」

全員で謝った


考え込むフラン。しばらくして口を開く

フ「お姉様がいつもの“アレ”やったら、許してあげる」
レ「アレ？」
フ「[失恋して、一つ大人の階段を上ったチルノ]・・・のものまね」
レ「えっ！そんなこと一度も・・・」
フ「見せてくれたら、許せるのにな～」
レ「ぐっ・・・・」


謝った４人で円陣を組んで作戦会議をする
咲「やったことあるんですか、お嬢様？」
レ「あるわけないでしょ、あんなの初耳よ。てかっ[失恋したチルノ]とか有り得ないから！そもそもだれに！？」
美「なんか、むちゃ振りして芸人さんを困らせる司会者が出すお題みたいですね・・・・・」
パ「でも、やらないことには２人の気が治まらないわよ？」
レ「ひとごとだと思って・・・」
咲「とりあえず、考えましょう[失恋して少し大人になったチルノ]の気持ちになって・・・・・・まず帽子をとってください」
レ「なれるか！あと髪の色関係ないから！」
パ「これは姉であるあなたが妹のためにプライドを捨てられるのかという、妹様が架した試練よ！・・・・今あなたは絆を試されている」
レ「絆をっ！？そうなのパチェ？・・・・・・な、なら今一度ここで姉の威厳を・・・・」
パ「そうよレミィ、がんばって」
美（パチュリー様、相変わらずお嬢様を乗せるの上手いなぁ）


フ「終わったー？」
待ちきれずに話しかける







そして作戦会議を終えレミリアが立ち上がる
レ「いくわよ・・・・・」
帽子を取り、かわりにリボンを結び。そして靴を脱ぎ裸足になる。見た目はこれでＯＫ
手を後ろで組んで、ゆっくり歩き、水面を蹴るジェスチャーをして。悲しみを表現
チルノのものまねをさせられるという屈辱と羞恥心で顔は少し赤い


レ「はぁ、振られっちゃった・・・・・なんであいつは１＋１のあたいは簡単に求められるのに
　　どうしてこのあたいを求めてはくれないのだろう・・・・・・・・・やっぱり胸のある女のほうがいいのかな？」


フ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
レ「どうだった？」
自信満々に尋ねる

フ「微っっっ妙・・・・・・」
レ「そう・・・・・・・・・・・・」
美（うわっ、お嬢様すごく落ち込んでる。あれそんなに自信作だったんですか？）

フ「チルノの真似して恥ずかしかった？」
レ「ええ・・・・・・とても」
顔を赤らめながら答える
フ「じゃあ、許してあげる」
小（チルノの真似をさせて、プライドをズタズタにするのが目的だったんだ・・・・・）

一同は満足そうな笑みを浮かべるフランに戦慄した

フランの目論見どおり、現時点でレミリアにはカリスマなど微塵も感じられない






空気を変えようと美鈴がハガキを一枚取る
美「え、えーと、次のお便りにいきたいと思います」
だが選んだのが悪かった

　　　『不夜城レッド（笑）』

レ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・それだけ？」
美「それだけです」
レ「そろそろ来ると思ったわよ。私のネーミングセンスについてでしょ？散々言われ続けてもう慣れっこよ」

フ「全世界ナイトメア～（笑）」

咲「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」←耐えた
パ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」←耐えた
小「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」←耐えた
美「・・・・・・・・・・・・・ブフッ！！」←アウト

咲夜が時間を止め美鈴の横腹に拳を連続で叩き込む
美「グハッ！・・・」
咲「いい加減にしないと怒るわよ中国？」
美「ずびばぜん、あと名前で呼ん・・・・」
痛みに悶絶しながらなんとか言おうとする
レ「？」





フ「次の読むよー」
フランが新たにハガキを手に取る

『レミリアさんは幻想郷屈指の実力者なのに、なぜ最萌トーナメントになると突然弱体化するんですか？	Ｐ,Ｎ白玉楼の食いしん坊』

レ「うるさい亡霊！今やったらあんたなんか敵じゃないから！！」
フ（今回の人気投票の結果で自分が勝ってるから、めちゃくちゃ強気だ。でも総合部門で負けてるのに・・・・）
咲「あー、そうでしたね、お嬢様、第一回じゃコイツに負けたんですよね・・・・」

パ「最萌えなんて些細なことじゃない。気にすることないわよ」←第一回ベスト４の発言
フ「そうだよ、あんなの暇つぶしにもならないよ」←第二回ベスト４の発言（ちなみに亡霊を倒して姉の仇を討った功績あり）
咲「あれは時間の無駄でした」←第二回準優勝の発言
美「そうです、優勝したから何？って感じですよね」←第二回優勝者の発言
子「私は中ボスキャラですので」
レ「・・・・・・・・・」

全員がレミリアを見る
これから出荷される家畜を見るような目で

拳を強く握り、ワナワナと震えるレミリア
必死に弁解する
レ「めぐり合わせが悪かったのよ！一回目も二回目！今やれば・・・」
フランが呆れる
フ「めぐり会わせって、そんなの運命をあやつｒ」
咲「妹様、シ――――――――」
慌ててフランの口を塞ぐ
咲「だめです！そんな・・・・お前本当に運命操れるのかよ？的な発言をしては・・・」
フランの代わりに咲夜が言った

レ「おいＰＡＤ！！今なんつった！？」

レミリアが咲夜に飛びかかろうとするも美鈴に後ろから押さえられる
レ「離せ！咲夜のせいで私がどれだけぱちゅコンで肩身の狭い思いをしたか！」
美「弾幕型だと数が揃えやすい咲夜さんのほうが圧倒的に使いやすいんです！しょうがないんです！」
レ「うるさい！⑨に囲まれてボコられて簡単にピチュンする悔しさがどれだけ半端ないか美鈴にわかるか！？
　　同じようなコストでもフランのほうが圧倒的に重宝されてるじゃない！？さっさと私の修正パッチ出しなさい！」


子「その前に私の追加パッチを・・・・・」
今回の小悪魔の発言はスルーされた





咲「じゃあ次です」

『どの辺が紅いのですか？それならスーさんのほうが紅いと思います　Ｐ,Ｎコンパロ』


レ「私のことをよく知りもしないで言ってくれるじゃない、ダッ○ワイフ風情が」
咲「いけません、お嬢様。そのような卑猥な言葉を使っては・・・・・」
フ「パチュリー、ダッチワ○フって何？」
パ「それは別名、空気嫁と言われていて・・・」
レ「ストップ！ストップよマイフレンド！！フランに淫語を教えていいのは私だけよ！」

今、彼女に向けられる全員の視線は冷たい


話は本題に戻る
フ「お姉様の服って真っ白だもんね」
咲「血を吸うのが下手糞だというところからついた２つ名ですから・・・・」
レ「あってるけど、なんか勘に触る言い方ね・・・・他にもいろいろあるじゃない霧とか弾幕とか」
美「それでも、微妙な紅ですが・・・・・」
レ「なんですって！？」

咲夜が美鈴を咎める
咲「さっきからお嬢様が機嫌を損ねることばかり・・・・まったくこれだから中国は」
パ「ほんとよ、この中国は・・・・」
フ「ちゅーごく」
子「中国さん」
レ「そうよ、美鈴。さっきから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何よ、みんなその目は？」

皆がジト目でレミリアを見つめる、「やっちゃったよ」という言葉が全員の瞳に篭っている

咲（ここは皆で“中国コール→名前を呼んで下さい”の流れなのに・・・・空気読んでくださいよ・・・・・・・）
ぱ（ここまでリーディングエアーが出来ないなんて・・・・・・）
フ（うわー、流石に情緒不安定の私でもこれはやらない・・・・・）
子（だから儚月抄で「かませ犬」なポジションなんですよ・・・・）

レ「なによ！言いたいことがあるならはっきり言いなさい！私なにかおかしなことした？ねえ美鈴！？」
美鈴に助けを求める
美「チッ」

レ「舌打ちしないで！お願いだから！」














全員からの冷たい視線を浴びていたたまれなくなり
ついに机に突っ伏して泣いてしますレミリア

さすがにやりすぎたと全員が感じ、慰めようとする

レ「みんなして、みんなして・・・・・・・・・・私のこと・・・・・」
レ「ごめんなさい。別にお姉様をけなそうと思ってこんなことしてるワケじゃないの・・・・・・」
レ「そうです、お嬢様。私たちはお嬢様にもっと幻想郷中に誇れる主人になってもらいたくて」
レ「そうよレミィ、みんなあなたのことが好きでこんなことしてるのよ」
レ「ここの門番やってることをすごく誇りに思っているんですよ！」
レ「レミリア様、どうか機嫌を直してください」
レ「そうだよ・・・・・・お姉様が悲しいと、私まで悲しくなちゃうよ・・・・・・・・・・・・」







咲「なに机に突っ伏して一人でぶつぶつ言ってるんですか？不気味ですよ？」

レ「・・・・・・・」
{さすがにやりすぎたと全員が感じ、慰めようとする}←レミリアの妄想だったらしい


その一言で、彼女の幼いメンタリティーはついに限界に達した
目を真っ赤に腫らして起き上がる
レ「あーーーーーーーー！！！じゃあ、私にどうしろと！？はっきり言いなさい！！この部屋を血染めにすることぐらい造作もないのよ！！」

全員がその気迫に押される


そしてその気迫は自分より順位が上の咲夜に向けられる
咲「えー・・・・・・・ま、まず、部下の信頼を得るために、それぞれの要望を聞いてみるのが最適かと・・・・・・」
口から出任せで適当に誤魔化した

それを聞くと。レミリアは深く呼吸して気を落ち着かせて頭に酸素を送り正常な思考を取り戻そうとする
どうやら咲夜の提案は取り入れられたらしい

レ「部下の要望ね・・・・・・いい案だわ。じゃあ、みんなの要望を訊こうかしら・・・・・・」

何が望みか、それぞれにたずねる


美「コッペパンを三つほど」
パ「この本の続き持ってきて」
咲「このメイド服を着てください」
フ「ケーキ」
子「では紅茶を」

レ「わかったわ、ちょっと待ってなさい」

何の疑問も持たず、咲夜の取り出したメイド服に着替え部屋から出て行く


レミリアが出て行き残されたメンバーが唖然とする
美「ちょっと！ほんとに行っちゃいましたよ？」
パ「これは予想外ね・・・・」
フ「相当、追い詰められてるのかな？」
咲「そうかもしれません・・・・・・・完全に切れキャラになってますし」
小「なんで、今の自分に疑問を持たないんですかね？」

全員の疑問は尽きない


その頃、図書館で本を探すレミリア
レ「これがパチェの言ってた本の続きね・・・・これで全部揃ったわ」
そして、それから５分ほどで他の全員の要望のものも揃える
その時に思う
レ「・・・・・これでカリスマが上がるの？」


出来ればもっと早く気づいて下さい
今のあなたは立派なパシリです





パ「咲夜、ハガキはあとどれくらい？」
咲「まだ、かなりありますね」
子「今のうちに目を通しておいて、めぼしいものだけピックアップしましょうか？」
フ「さんせー」
美「わたしもそれがいいと思います」

レミリアが戻って来る前にハガキに目を通すことになった


全員がハガキに目を通し始めてからしばらく時間が経って


レ「ただいま」
メイド姿のレミリアがようやく帰って来た


パ「ところで、なんでこんなに時間が掛かったの？集めるのとココに辿り着くくらい、すぐじゃない？」
レ「途中で掃除してるメイドたちがいて『暇ならアンタも手伝いなさい』って・・・・・・」
美「手伝ったんですか！？」
レ「要望に応えろって言ったのはそっちじゃない」

どうやらメイドたちに溶け込んで掃除を手伝ったらしい

小（いつもの服装じゃないと気付いてもらえないのかこの人は！？）
フ（まずい、部屋に入って来た時、私も一瞬誰だかわからなかった・・・・・・）


一同（（やっぱり、明らかにカリスマ不足だわ・・・・・））


咲「そ、そうですか・・・・・ご苦労様です。どうぞかけてください。あとお預かりしていたお洋服です」
咲夜から服を受け取り着替え、いつもの姿にもどり、テーブルにつく



パ「えーと、そんなレミィにこのハガキ」
レ「そんな？」

『うちのカリスマ分けてやろうか？　　Ｐ,Ｎ　ＲＸ－７７』

レ「ガンキャノンかよ！？というか、なんで風神録のやつらからのが多いのよ！？うちと全然接点ないじゃない。さっきから知らないやつらばっかりよ
　・・・あと言っとくけどあんたのカリスマなんて次回作の時にはとっくに廃れてるから！」

『追伸、信仰と交換です　Ｐ,Ｎ　早苗』

レ「ペンネームで本名書いちゃったよこの子！？ゆとりも大概にしなさい！６面の中ボスも張れないとか情けなさすぎ！咲夜を見習いなさい！信仰？あんたみたいなゆとりに集められるわけないでしょ！」
無呼吸でツッコミまくる
咲「お言葉ですがお嬢様」
レ「何よ！？」
肩で息をしながら咲夜のほうを向く
咲「私もゆとり、ティーンエイジャーです。まだ十代です」
レ「嘘言ってんじゃないわよ！紅魔郷が何年に発売されたと思ってるの！？土曜もバリバリ学校行ってた世代だろお前！」

レミリアのハイテンションは止まることを知らない

ここでパチュリーがブレーキを掛ける
パ「会議の主旨が大分ずれて来たわ・・・・・というか、そんなことでいちいち興奮しないで。相手は紙よ。おたおたするほどカリスマが下がるわよ」
美「そうです、湖より広い心で。どっしりと受け止めてください」

レ「・・・・・・・・・わかった。もう少し冷静になるわ」
友人と部下に諭され何とかレミリアはなんとか一時的に落ち着きを取り戻した




美「次のハガキは・・・・・・・明らかに永遠亭の方たちですね」
レ「どんなやつらでも関係ないわ」
美「ではまず一枚目」

　『かませ犬乙　Ｐ,Ｎ妹紅氏ね』

レ「・・・・・・・・・・・」
パ（ちゃんと耐えてる・・・）
美「次です」

　『立ち絵の手の形、ダサいですよ？変えることをお勧めします　Ｐ,Ｎ座薬じゃない』

レ「これの良さがわからないなんてまだまだね・・・・・・・・・・・」
フ（あっ、ダサいって言われてちょっと眉毛がピクピクしだした。そういえば、あの手の形から、紅霧が出てたんでしたっけ？）
美「もう一枚・・・・」

　『カリスマ不足だなんて、なんて惨めなのかしら　Ｐ,Ｎ美人女医』

レ「・・・・・自分の主人のことが見えていないなんて可哀相ね」
小（今、『カリスマ』って言葉に過剰反応した）

レ「この程度で私を怒らせようなんて甘いわ」
美「次が最後になります」

　『ＢＧＭ：無きカリスマの為のセプテット（笑）　Ｐ,Ｎシアワセうさぎ』


　　　　　　　　　　　　　　　ブチッ


レ「うがあああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」

　　　レミリア、本日二度目のプッツン

レ「燃やす！竹林ごと燃やしてあいつらまとめて竹炭にしてやる！！」
咲「お嬢様、待ってください！」

咲夜の制止を無視して、窓を突き破り勢い良く外に飛び出す。　　　　　　　　　日傘もささないで
咲「今はまだお昼です」

レ「ギャあああああああああああああああああああああああああああああああああ！」

日光をもろに浴び、体中から煙を上げて猛スピードで部屋に戻って来て倒れこむレミリア


煙を上げながら倒れている姿はまるで・・・・・・・・
フ「ヤムチャみたい」

妹のその言葉でレミリアはハートブレイクした






ぐったりしながらも咲夜にたずねる
レ「うう・・・・・・・・霊夢や魔理沙からハガキは来てないの？」
咲「１位２位の２人からは来てないです。でも３位からはきました」
レ「あの天狗から？」

『漫画とか本編とか出番多すぎです。特に風神録ではいささか露骨すぎやしませんか？』

その内容を聞いて、ガバッと起き上がり痛みも忘れ、声を張り上げる
レ「お前が言うな！私より先に緋想天に出てんじゃないわよ！あんたの方が出しゃばってんじゃないわよ！！」
フ「いや、２人とも出すぎだから」
小声でフランがつぶやいた

レ「うっ・・・」

妹が可愛らしく両手で頬杖をついてこちらをニコニコ見つめている
先ほどの４人で萃夢想の話をしていた時の恐怖がせり上がってくる

フ「お姉様ちょっと・・・・・・・」
レミリアの手を掴み立ち上がる
姉妹２人は他のメンバーを机に残し部屋の隅に移動した


只ならぬ空気を従えて、しかしにこやかな表情でレミリアに話しかける
フ「ねえ、お姉様？」
レ「な、なんでしょうか？フランドールさん」
なぜか敬語で答える
フランは微笑んでいるはずなのに、レミリアにはそうは見えなかった
蛇に睨まれた蛙のようにレミリアの全身の筋肉が硬直する

フ「たくさん出てるよね？わたしよりずっと・・・・・」
レ「はい・・・出ておりますです」
フ「今回、順位で新聞屋に負けたよね？お姉様のほうが沢山出てるのにね。おかしいよね？」
レ「いや、自機の話になるとあいつのほうが有利でして・・・・・・」

体中から汗が吹き出てくる

フランは笑顔で続ける

フ「漫画も絶好調だよね？」
レ「お、おかげ様で・・・・・・」
フ「私ってさあ、そんなに出しづらい？」
レ「つ、作り手側の事情というのがありましてですね、その、なんと言うか・・・」
フ「次回作には私出られると思う？」
レ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい。あなたよりずっと出番が多くてごめんなさい」


妹が放つ恐怖の波動にのみ込まれ、レミリアは自分になんの非もないのに謝ってしまった

小（どう見ても出番の少ない妹様の僻みだ・・・・・）
美（次回も大人しく門番やっててエンディングに登場できるよう期待しよう・・・）
パ（もう今のレミィはカリスマ以前の問題だわ）
咲（敬語のお嬢様・・・・・ちょっとツボだ）

そんな周りのことなどお構いなしに２人の会話は続く
フ「許してほしい？」
レ「そうして頂けるのなら是非・・・・・」
フ「お姉様がいつもの“アレ”やったら、許してあげる」
レ「ア、アレ？」（やばい！！また来たわ！！）

フ「今度はね～・・・・・・・・・・・・・・ゴニョゴニョ」
周りに聞こえないようレミリアの耳もとでヒソヒソ話をする

話が終わるとフランだけがテーブルに戻ってくる
フランが椅子に座ると

レ「みんな集合！！」
レミリアからフラン以外の４人に召集がかかった

４人はとりあえずレミリアの元まで移動した



部屋の隅で円陣をつくり話し合う５人
美「今度は何て言われたんですか？」
レ「[ルーミアがキレてＥＸ化してしまいました。その理由は？]・・・・・・というテーマよ」
パ「もうほとんど笑点ね。面白いこと言えばいいの？」
レ「あの子絶対、次のＭ－１出る気よ・・・・せめて二次的なものでもいいから参加したという、悲しい足掻きよ」
小「今の発言が聞こえてたら、絶対殺されてますね」
咲「とりあえず、面白いこと言えばいいですよね？」
レ「慎重に考えましょう。つまらなかったら、“連帯責任”よ」

それを聞いた４人は驚愕する

パ（しまった！！）
咲（お嬢様に！！）
美（ハメ！！）
小（られた！！）
一同（（こいつ、無関係な私たちまで巻き込みやがった！！））


レ「死なばもろともよ・・・・・・・とにかくこのお題でフランを満足させればいいのよ」

一同（（くっ！ぬけぬけと・・・・・・））

結局４人はあきらめて面白いネタを考える

美「チルノに取っておいたオヤツを食べられた。とか？」
パ「それだとインパクトが無いわ・・・人肉だと思って食べてたらミスティアだった。とか？」
咲「それじゃあ、ありきたりです。・・・・石油価格が上がったから。っていうようなシュールさを狙ってみては？」
小「定番すぎます。もっとブラックな感じでいきませんか？大妖精にチルノを寝取られた。とか？」
レ「ブラック？・・・・・・・・・全然思いつかないわ」

フラン「ね～～まだ～～～？」
遠くからフランの急かす声が聞こえる


全員で考えるも最後まで良い案は浮かばなかった
咲「もう、ぶっつけ本番で行くしかありません」
レ「ちょっと、それじゃあ呼んだ意味無いでしょ！？」
パ「いいから、行ってきなさい」

パチュリーに背中を押されレミリアがフランの前に出る

フランがテーマを再び言う
フ「ルーミアがキレてＥＸ化してしまいました。その理由は？」

必死に答えを考える
レ（なにかいい考えは浮かばないの！？とりあえずブラックネタで攻めればいいの？そんなの思いつかないわよ！）

フ「ねー答えは？」
フランは純粋にレミリアの発言に期待している


妹の期待のまなざしを向けられ
レミリアは意を決して口を開く




レ「素でフランと間違えられたから」


咲「・・・・・・・・・・・」
パ「・・・・・・・・・・・」
美「・・・・・・・・・・・」
小「・・・・・・・・・・・」

フ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

気まずい静寂が流れる

レ「えっと・・・・・ほら、あなた達、髪とかリボンとか・・・・・・」

　　　　　ブチッ

フランから何かが切れる音がした


メイドＡは逃げ出した
門番Ａは逃げ出した
魔法使いＡは逃げ出した
小悪魔Ａは逃げ出した


吸血鬼の姉Ａも逃げ出した
しかし回り込まれた


レ「え、ちょ・・・ちょっとフラン？つまんなかった？」
フ「笑いっていうのはね・・・・・・何かをけなした時に最も発生しやすいものなの・・・・・だから私をけなしたお姉様の選択は正しいよ・・・・・でも」
レ「とりあえずスベったのはわかったから！だから、そんな怖い顔しないで！」







レミリア（フランも）がベスト１０に返り咲いたこの日
紅魔館に大きな穴が開いた
同時にレミリアの心にも深い穴が開いた



そして
レミリア以外の紅魔館の面々は館を飛び出した
咲夜と美鈴は人里でアルバイトをしながら共同で一部屋かりて生活して
フラン、パチュリー、小悪魔は霧雨邸と博麗神社に毎日交互に厄介になった（霊夢も魔理沙も人気投票の結果に満足しており非常に機嫌が良く、特別にＯＫされた）






しかし、それから数日たって
結局みんなレミリアのことが心配で、なんだかんだ言って戻ってきて紅魔館は元通りになったらしい




fin


----
- カオスｗｗｗｗｗｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2008-08-14 16:19:13)
- 人気投票の結果発表当日にこのＳＳがスレに投稿されてるのがすごい  -- 名無しさん  (2008-08-14 17:59:06)
- ソフトなイジメって素晴らしいなwww  -- 名無しさん  (2008-08-23 01:47:34)
- 全世界ナイトメアのくだりからだった・・・ &amp;br()俺の笑いの線が緩んで切れちゃったのは  -- 名無しさん  (2008-08-26 23:20:35)
- こういうイジメ話は大好きだｗｗｗ &amp;br()とりあえず、ここぞとばかりに本音を言う他勢力の方々が素敵です。会ってすらいない洩矢神社の方々は特に。  -- 名無しさん  (2009-02-12 03:27:48)
- 何かギャグマンガ日和的なノリを感じた。  -- 　  (2009-02-12 21:58:50)
- たしかにはがきを床に叩きつけたのはシールを思い出した  -- 名無しさん  (2009-02-26 22:45:31)
- かつてここまでおぜうさまが精神的ダメージを受けたことがあったろうか  -- 名無しさん  (2009-05-24 20:24:52)
- カリスマ（笑）  -- 名無しさん  (2009-05-24 21:39:06)
- ・・・・・  -- 名無しさん  (2009-11-26 16:07:16)
- 素で泣きかけた俺は・・・orz  -- 名無しさん  (2009-11-26 16:07:50)
- 最近の東方はおぜうのかませ犬化が進んでいるから困る。  -- 名無しさん  (2009-11-27 00:05:59)
- &gt;2009-11-27 00:05:59 &amp;br()もはや公式ですらかませ犬になりつつあるからなぁ…  -- 名無しさん  (2009-12-10 08:43:09)
- 不夜城レッド（笑） &amp;br()ちょっｗおまｗｗｗ &amp;br()  -- 名無しさん  (2009-12-14 22:01:55)
- ちょっと待て。 &amp;br() &amp;br()レミリア呼ばれてないのに何故いる？  -- 名無しさん  (2009-12-27 05:11:55)
- 早苗さん…  -- 名無しさん  (2009-12-28 18:32:51)
- ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ  -- 名無しさん  (2009-12-29 18:59:58)
- 全世界ナイトメア～(笑) &amp;br()フラン…  -- 名無しさん  (2009-12-30 00:45:04)
- もはやレミリアは東方のべジータみたいなポジションの気が・・・  -- 名無しさん  (2010-01-08 11:34:32)
- フランのヤムチャに吹いた可愛そうだろどっちに対してもwww  -- 名無しさん  (2010-03-14 00:32:29)
- これワロタw地味にフラン怖えー！　　　レミリアの帽子がおまんじゅう、これはカオス。　そしてなんと言っても「亡きカリスマの為のセプテット」これもうヤバイw &amp;br()  -- 名無しさん  (2010-03-15 00:11:46)
- カオスすぎて涙出てきた。何でだ。  -- Aｰfd  (2010-03-27 23:42:39)
- カオスはよいこのみんなにゆめをあたえるよっ！  -- 名無しさん  (2010-04-09 16:50:47)
- ヤムチャしやがって・・・  -- 名無しさん  (2010-04-09 18:50:39)
- ↑だれうま  -- 名無しさん  (2010-04-10 09:27:14)
- ドラマＣＤ聴いてるみたいで楽しかった！  -- 名無しさん  (2010-07-13 23:55:40)
- レミリアかわいいよレミリア  -- 名無しさん  (2010-07-14 18:12:32)
- P.N 早苗(笑)  -- 名無しさん  (2010-07-16 17:02:32)
- ほのぼのないじめで良かった。  -- 名無しさん  (2010-08-07 11:00:49)
- 確かに紅魔郷発売されてから随分経ってるな……。 &amp;br()懐かしい……。  -- 名無しさん  (2010-08-12 14:07:42)
- この話漫画化しようぜｗｗｗ  -- 名無しさん  (2010-08-13 18:14:16)
- 幻想郷にヤムチャがいるw &amp;br()おぜうさまのカリスマブレイクっぷりおいしくいただきましたw  -- 名無しさん  (2011-05-04 01:01:09)
- ふあん亭に是非描いてもらいたい  -- 名無しさん  (2011-05-04 07:54:56)
- まさにハートブレイク  -- 名無しさん  (2011-06-14 04:08:46)
- 姉より妹の方が立場が上じゃあ・・・ &amp;br()いつまで経ってもカリスマは語れねぇよな・・・  -- 名無しさん  (2011-06-25 22:18:56)
- 無きカリスマの為のセプテット（笑）がツボったｗｗｗ  -- 名無しさん  (2011-09-29 09:40:45)
- なんでフランがヤムチャの事　 &amp;br()知ってんだよｗｗｗ  -- 名無しさん  (2011-10-12 21:25:59)
- 咲夜・・・六面中ボス &amp;br() &amp;br() &amp;br()早苗・・・EX中ボス &amp;br() &amp;br() &amp;br()咲夜さん…(泣)  -- 名無しさん  (2012-02-12 23:43:09)
#comment(vsize=2,nsize=20,size=40)    </description>
    <dc:date>2012-02-12T23:43:09+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/838.html">
    <title>フラン拉致</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/838.html</link>
    <description>
      元　http://fukunyu.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/fuku0016.txt
いぢめスレ提供

（注意）
・四肢切断の描写があります苦手な方は読まないことをおすすめします
・過剰ないぢめ表現が含まれています
























フランドールが紅魔館の地下室からいなくなった

地下室に食事を運びに行ったメイドが血相を変えて報告にやって来た

レミリアは急いで捜索を開始した

数日たってもフランドールの手がかりすら掴めなかった

そんなある日、紅魔館に一通の手紙と箱が送られてきた

それが全ての始まりだった




「で、その手紙には何て書いてあるの？」
レミリアが手紙を持った咲夜に尋ねる
咲夜が手紙の文章を読み上げる
『そちらの妹君は、我々永遠亭が預かった。返して欲しくば、製作中のロケットを中止せよ。こちらの本懐を遂げられることを期待する
　なお妹君を預かった証拠としてこの箱を一緒に送る。返事はこちらが指定した場所に持ってくること』
その後の文章に返事の方法についてのこと細かな内容が記載されていた
どうやら直接会わずに手紙のやりとりで連絡を取り合いたいらしい

それを聞いたレミリアはこめかみに青筋を浮かべる
「あいつらが？そういえば月と何か関わりがあるみたいなこと言ってたわね。フランをさらうなんて、命知らずもいいところね・・・・」
「外に出してやるって言われたらホイホイ付いていきそうね、教育不足よレミィ？」
ロケット製作を一任されているパチュリーが言う
彼女もレミリアも中止にする気などさらさら無い

「でも、この箱の中身は何ですかね？『さらった証拠』って・・・・」
箱をここまで担いで運んで来た美鈴が中身についてあれこれ考える
その一言でその場にいる全員の視線が箱に集まる

送られてきた箱は外の世界で『クーラーボックス』といわれているもの
肩にかけるベルトがついていたため運び易かった
新鮮なものを入れるのに使う


「中身を見ないことにはわからないわ、さっさと開けなさい」
「はい」
美鈴が箱を開ける
底が深いため、最初開けた美鈴しか中身がわからなかった

「ヒィ！」
一拍子置いて、美鈴は短い悲鳴を上げる
「どうしたの、美鈴？びっくり箱だった？」
中身が気になり、レミリアをはじめ一同が箱に歩み寄る

「「――――――――――――――！！！！」」

『それ』を見て一同がショックを受けた

箱の中には、皆の見慣れた小さな手足が入っていた
右手、左手、右足、左足
頭と胴体以外の全てが入っていた
切断面は綺麗に縫合してあり、後で分かったことだが防腐加工も施されていた

切られてから履かされている紅い靴が残酷さを際立たせていた








フランドールが目を覚ますと、いつもと違う風景であることに気が付いた
そこは和室だった
かなり長い時間寝ていたためか、頭がぼんやりしている


これまであったことを思い出そうとする
地下室に赤と青の服を着た女性と兎のような耳をした女性が入ってきて
兎のほうの目を見た瞬間周りの景色が歪んで
気が付いたらここにいた

どうやら自分は誘拐されたらしい
この状況を楽しむのも悪くないが、とりあえず起き上がろうと思い体を起こす
出来なかった
なんで？と口にしようとしたが言葉が出なかった

自分の口が糸で縫いとめられていた

あまりの出来事に驚き、頭が一気に覚醒した
手足を必死にバタつかせる

服はいつもどうりのものを着ているのに
その先にあるはず手足が無かった
羽もがっちり拘束されていた

「だめよ、急に動いちゃ。まだ少し薬が残っているから頭が馬鹿になるわよ」
いつからそこにいたのか、地下室で見た赤と青の服を着た女性がいた
「はじめまして、あなたをその姿にした八意永琳よ。あなたに暴れられると困るから、寝てる間にちょっと切らせてもらったわ。麻酔を使ってたから痛くは無かったでしょ？」
ちなみに年齢は１７歳と最後にどうでもいいことを付け足した
フランドールはここに運ばれてから、一週間ほど強力な薬で眠らされており、その間に今の状態にされたらしい
「ちょっと特殊な技術を使ってね、手足が再生しないようにしたわ。あと噛まれると危険だから口も縫っといたわ」
フランドールが永琳を睨む
「あら、反抗的な目ね・・・・これからその態度がどう変わっていくのか楽しみ・・・・・」
永琳は悦に入っていた


「師匠、紅魔館から返事が来ました」
その時、兎の耳をした女性が部屋に入ってくる
「どうだったの、ウドンゲ？」
鈴仙が届けられた手紙を読み上げる
「『断る』だそうです」
「そう、残念ね」
そういうが顔は喜んでいた
「おかげでこの子をいたぶらなきゃならないじゃない・・・・・」
嬉しそうに言って、口の端を不気味に吊り上げフランドールに近づく
フランドールは久しぶりに恐怖を感じた。しかし逃げようにも手足が無いためあっさり捕まった
軽々と永琳に持ち上げられ運ばれた
なぜ自分がこんなことに？フランドールはレミリアからロケットの件を一切知らされていないため事態が全く飲み込めなかった
その気持ちを見透かしたように永琳が言う

「あなたが『なぜ自分がこんな目にあうか』なんて知る必要は無いわ。ただこれから『毎日理不尽な暴力を受ける』それが全てよ」



フランドールが運ばれたのは先ほどの部屋と同様、ちいさな部屋だった
彼女が想像していた拷問器具の類は無い
それで少し安心した
だが
「もう時期が過ぎちゃったけど」
永琳が節分豆を取り出すと、それを開封して床にぶちまけた
また取り出し開封、床にぶちまける。取り出し開封、ぶちまける
それをなんども繰り返した
床には節分豆が散らばっている
「吸血鬼は豆に触れると火傷するんですって？」
満面の笑みでフランドールを見つめる
豆を床にぶちまけた時点で永琳のやろうとしていることがわかった
必死に首を振り、やめてほしいと懇願する
その懇願を無視して
「適当な時間になったら、拾ってあげるわ」
フランドールを床に放り投げた

「――――――――――――――――――――――――！！」

声にならない叫びが部屋中にこだまする
どうのたうち回っても豆が体に触れる、顔も首も羽も激痛が走る

永琳が興奮気味に実況する
「あははははははははは、すごい、すごいわ！！鉄板で焼かれてる虫みたいに踊ってる！！ねえウドンゲ、ちゃんと撮ってるわよね？
　あとで紅魔館に送るんだから、あの泣いてる顔もアップで撮りなさい。　あははは！！ただの豆なのにあんなに痛そう・・・・」

鈴仙はそのおぞましい光景を怯えながら記録した
本当は耳を塞いでその場から逃げ出したかった






その次に日
「ふざけるな！！」
レミリアは送られてきた『ビデオカメラ』を叩き壊した
これも外の道具らしく、手紙に書いてある操作方法を読みながら映像を再生させた
写っていたのは、手足をもがれた妹が豆の散らばった床でのたうちまわる姿だった
再生中、あの薬師の忌々しい声が部屋中に広まった
その映像は、レミリア、咲夜、パチュリー、美鈴の前で流されていた

レミリアは箱が送られてから何度も永遠亭に向かった
しかし、永琳の結界が働いているらしく今日までどうやってもたどり着けなかった
「もう霊夢に相談しましょう。霊夢なら結界を破れるはずです」
咲夜が提案する
「だめよ、咲夜。永遠亭に妹を誘拐されて脅されてるなんて表に知れたら、紅魔館のメンツにかかわるわ」
「今はそんなこと言ってる場合じゃありません！！こうしてる今だって、どんな目にあわされているかわかんないんですよ！！巫女に頼るか、ロケットを中止しましょう！」
美鈴が必死に救出を提案する
「だめよ、一度でもあいつらに屈するわけにはいかないわ。それにさらわれたフランにも責任はある。そしてあいつらの侵入を許した美鈴にも落ち度があることを忘れてないかしら？」
そう言われ美鈴は黙ってしまう
「私だって何とかしたいわ。でも要求を飲むわけにはいかない・・・・」
フランドールを助けたい、レミリアのその気持ちに嘘は無い
「中止する気は無いってこと？」
「そうよ、パチェ」
「状況が状況だけに、素直に喜べないわ。妹様を見殺しにするってことでしょう？」
「一度でも屈したら、紅魔館は一生あいつらになめられる。それだけは避けなければならないのよ」
レミリアには妹も大切だが、紅魔館のメンツもそれと同等に大切だった



紅魔館にビデオが送られたその日
フランドールに対する拷問は無かった
前日の豆の床に転がされたことで体がひどく衰弱していたということもある
口が塞がれているため、食事は点滴で直接栄養は血管に送られる
吸血鬼に対しての嘲りなのか、点滴の針は首筋に刺されている

リクライニングのベッドで半分体を起こした姿勢で点滴を受けるフランドールを永琳は楽しそうに見つめていた
「なんでお姉さん達は助けに来ないのかしら？その気になればここまですぐにこられるのに？」
体への拷問が出来ない代わりに、言葉責めを行っていた
フランドールは永琳を前日と変わらない目で睨みつける。まだその元気はあった
「４９５年も閉じ込められていたんですって？やっぱりお姉さんにとってあなたは要らない子なのかしら？」
しかし段々と目に涙を浮かべ始める
「お姉さんだけじゃなくて、皆があなたのことなんてどうでも良いと思っているんじゃないかしら？・・・・・だからだれも来ないのよ」
フランドールはついにうつむいてしまった
胸元には涙が滴り始めた

「相変わらず悪趣味なことしてるわね」
永遠亭の主、輝夜が部屋に入って来て声をかける
「あら、姫様。妹紅との殺し合いは終わったのですか？」
「負けちゃったわ、せっかく連敗が止まったと思ったら、またよ・・・・」
輝夜は殺しあいの報告をし終わったあと、ベットの上のフランドールに興味を示す

「起きてるところは初めて見るわ。できれば泣いてないところを見たいわ」
「泣いてる顔が良いんじゃないですか」
「・・・・・本当にえげつないわね。まあいいわ、お腹が空いたわご飯にしましょう」
「わかりました」
そういって２人はそそくさと部屋から出て行った


２人が出て行って一人残されたフランドール
助けにきて欲しい者の名を言いたくても
口を塞がれているため、それはできなかった





次の日、永琳のビンタからフランドールの一日が始まった
「起きなさい、フラン。お姉さんから手紙が来たわよ」
永琳が一枚の紙をペラペラとフランドールの前にちらつかせる
その紙に書いてある文章で自分の運命が決まる
永琳が楽しそうに読み上げる
「『断る』・・・・・・以上！！」
嬉しそうに文章をフランドールに見せる
フランドールの顔が絶望に染まる
「嘘じゃないわよ？ほらこの通り。やっぱり、お姉様はあなたのこと要らないって。さあ行きましょうか・・・・・・」


連れてこられたのは縁側だった、竹林が良く見える場所である
「今日は良い天気ね、快晴よ快晴。４９５年も幽閉されていたんだから、さぞお外で遊びたかったでしょう？」
フランドールは永琳の手から逃れようともがく
「たっぷり遊んでらっしゃい」
フランドールを日の良くあたる庭に放り投げる








その次の日紅魔館にまた新たにビデオカメラが送られる
内容は手足のもがれた妹が日の良くあたる庭に放り投げられというものだった
焼かれながら必死に芋虫のように這いずって、縁側に戻るとする
縁側は高いため、上ることはできず。その下に潜り込もうとする
羽が邪魔で上手く下に入り込めない
なんとか、潜り込んで日光から逃れて一息つくと
「そんな遠慮しなくて良いのよ？」
と永琳がフランドールを掴んで引っ張り出して、また庭に放る
焼かれながら必死に戻る。掴んで外に放られる
ひたすらその繰り返しだった
周りの兎達がそれを見て笑っていたのが妙に気に触った
そんなやりとりが続いて映像は終了した

その間レミリアは唇を強く噛んでいた
叶うならすぐさま永遠亭の連中を全員、八つ裂きにしたかった
「これを見ても中止しないの？」
「・・・・・・・・・・・・・それでも・・・・・・・・・・しないわ」
「日光に焼かれる痛みは、家族であるあなたが一番理解しているでしょう？」
「私は姉である前に紅魔館の主なの、ここを守る使命がある・・・・・・・・・」
パチュリーはもう半ば呆れていた
咲夜も美鈴も救出すべきたと訴えるが聞きいれられなかった







その日再びフランドールはベットの上で点滴を受けていた
昨日の日光による怪我はもう治っているがあまりの疲労でとてもじゃないが平気とはいえなかった
永琳の言葉に耳に入らず、全く反応しなかった

フランドールは起きながらにして夢を見ていた
助けてほしいとずっと願ったせいか、皆が自分を助けに来てくれるという内容の夢だった
助けに来た皆が自分に笑いかけてくれた
そのなかの姉はとても優しくて、自分を優しく抱きしめてくれた

「コラ！なにか反応しなさい！つまらないでしょう？」
永琳にそう言われ、首が火傷する痛みでフランドールは現実に引き戻された
永琳の手には小さなペンライトが握られている
「おもしろいでしょう？紫外線が出るようになってるのよ、これ」
光がフランドールの体を何度も往復する
そのたびに残った体の部分に激痛が走った
「あはははははははははは！！そうそう、ちゃんと反応してくれなきゃつまらないわ。あんなのじゃ死体相手にしてるのと変わらないわ」
新しいおもちゃを手に入れた子供のように永琳ははしゃぐ

「あら、今日も泣いてるところじゃない・・・・・・」
輝夜が部屋に入ってきた
「ああ、姫。今日はどうでした？」
「ハクタクが忙しいから手伝うって、ドタキャンされたわ・・・」
「あーそれわ、それわ。姫もどうです？ウサ晴らしになりますよ？」
フランドールに光を当てながら誘う
「いい、妹紅以外の相手をする気はないわ。もうやめてあげたら？その子、身内ってだけであんまり関係ないんでしょう？」
輝夜の手がフランドールの頭を撫でようと伸びる
それを見たフランドールが恐怖で体がビクリと震え、逃れようと身をよじる
「可哀相に、こんなに怯えて・・・・・・今晩ぐらいゆっくりさせてあげなさい」
「姫がそういうなら、今晩ぐらいは・・・・・・・」

永琳が部屋から出て行って輝夜とフランドールの２人きりとなった

輝夜がフランドールの体に毛布を掛ける
「ごめんなさい、本当はそこまでしてロケットを止める理由が無いの・・・・・ただこの件を黙って見過ごしたら永遠亭のメンツにかかわるって永琳が言ってこんなことになったの」
ロケットと言われてもフランドールには何のことだかわからなかった
「そのメンツのせいで、お姉さんはあなたを助けられない。メンツを守るのが大事なのは分かるわ。でもそのせいで沢山の大事なものを失った人たちを私は大勢見てきた・・・」
輝夜は長い長い自分の過去を振り返る
貴族のメンツとやらのせいで犠牲になったものたちのことを想い起こした
周りに振り回されて、人生を大きく変えられる、昔の妹紅と今のフランドールがどこか重なって見えた
「変ね、あなた達全然似てないはずなのに・・・・・・・今日はゆっくり休みなさい」
そう言うと部屋を出て行った
ほとんど彼女の独り言だった

しかしなぜか、フランドールはこの日ここに来て初めて熟睡できた







次のの日もまたその次の日もまた次の日もフランドールに対する理不尽な暴力は続いた
２日に１回のペースで拷問が行われた
そのたびに紅魔館にその映像が送られた
皆、フランドールを助けようとそれぞれ水面下で動いていたが大した成果は挙げられなかった



あの日の朝、フランドールが目を覚ますとやはり目の前に永琳がいた
ここに来て何日経ったのか彼女にはもうわからなかった

今日はビンタはされなかった
そのかわり手には紙切れがあった
いきなり読み上げられる
「『断る』・・・・今日も変わらずこの文章よ！お姉さん、あなたがひどい目にあうのが楽しみなんじゃない？」
フランドールはその返事を聞いても特にショックは受けなかった
嬉々としてフランドールを片手で持ち上げ移動する
「今日は何がいいかしら？また川まで行ってみる？あと聖水も取り寄せたのよ？それともペンライトで遊びましょうか？皆でそれを持って
　あなたを追い回す『コックローチゲーム』も面白そうだわ！それとも豆の代わりに画鋲を撒いてそこに放り込むのもいいわね？
　もがけばもがくほど体に画鋲がどんどん刺さっていって最後は全身きらきらになってとても綺麗なのよ？あ、でもオシャレなら銀のピアスを開けるのも魅了的ね？ねえ何がいい？」

尋ねられたフランドールの目は虚ろで生気が全く感じられなかった
心を空っぽにする
それが今の彼女に許された唯一の自己防衛だった

「なにか反応しなさいよ、死んでるの？」
突然、空いている方の手がフランドールの腹にねじ込まれた
「――――――――――！！」
フランドールは大きく身をよじる、口で呼吸できない代わりに鼻息が荒くなり必死に酸素を求める
「そうそう、ちゃんと生きてるわね」
ハンドバックのように軽々とフランドールを振り回し廊下を進む
途中、ある部屋の前でピタリと止まった

手術室と書いてある

「この前、あなたの手足をお家に送ったの。また何か送らなきゃ」
永琳はしばらく考えこむ
「耳と目ね・・・・・鼻も捨てがたいわ・・・・・・・・・よし全部切っちゃいましょう」
良い案でしょ？と誇らしげにフランドールを見る
フランドールの顔は恐怖に引きつっている

手術台に彼女を寝かせる
「今日は麻酔は無しよ、吸血鬼だからまた再生するしいいしょう？」
フランドールは首を振って抵抗する
ドスっとメスが顔の真横の台に突き刺さる
「抵抗するともっと痛い目にあうわよ？」
低く真面目な声で脅す
そのせいで恐怖で体がこわばり動けなくなった
「は～い、痛くないでちゅよ～。すぐ、すみまちゅからね～」
お医者さんごっこの感覚で刃物をゆっくりゆっくり近づける
メスが耳たぶの下、耳に付け根に触れた瞬間

「待ちなさい、永琳」
後ろから輝夜の声が掛かった
「姫、どうなさったんですか？今いいところなので邪魔しないでください」
「私の私物に手を出して良いと思ってるの？」
「私物？何のことですか？」
輝夜は手術台を指差す。正確にはその上の少女を
目いっぱいに涙を浮かべているフランドールに指を向ける
「それは私の『抱きまくら』よ、さっき決めたわ・・・」
永琳は輝夜のスッとんだ発言にキョトンとする
その間、永琳はいろいろと考えをめぐらせた
「くくく・・・・・・あはははははははは・・・・いいですよ、いいですよ。なら仕方ありません。お返ししましょう」
「やけにあっさり引くのね。もっと抵抗するのかと思ったわ」
「あなたが他人に関心を持つなんて１０００年に一度有るか無いかですからね。貴重な機会です」
「ありがとう。・・・・・・・・・じゃあ金輪際これに手を出すことは許さないから。いいわね？」
「ですけど、その『抱き枕』。もし飽きたら私が頂きますからね？」
「大丈夫よ絶対飽きないから」
「ではもう何も言いません」

そう言って永琳は手術室から出て行った

「あら、やっぱり軽いのね・・・・・確かに片手で持てるわ」
輝夜もフランドールを大事そうに両手で抱え部屋から出ていった










その次の日、紅魔館にビデオカメラは送られてこなかった
フランドールに対する一切の暴力が禁止となった今、それはできなかった
代わりにこんなことをしたという報告書の形で送りつけた
当然その内容は嘘であるが（執筆したのはてゐ。永琳に頼まれた）
前回まで送られてたビデオカメラと上手に作られた文章のせいで
これから先、報告書の形で送られることになるが
それが嘘だとだれも見破れなかった
紅魔館に住む一同はそれだけ切羽詰っていた



その日の夜の永遠亭
輝夜はフランドールを引きとった昨日は、彼女の心労も考えて別々の布団で寝た
だが今は座椅子にもたれて、フランドールを抱きかかえていおり、抱き枕として活用していた
「別にいやらしいことしようとして引き取ったわけじゃないから、安心して。プラトニックな関係でいきましょう」
緊張気味のフランドールの頭を優しく撫でながら言う
昨日まで散々、辛い目に遭ってきたのだ無理も無いと心の中で思う
この日から輝夜の世話が始まった
フランドールの着替え、体の清掃、点滴、排泄まで。全て彼女が面倒を見た
「明日、永琳に頼んで。口の縫合だけでも抜糸してもらうように頼むわ。本当は全身、元に戻してあげたいのだけれどもう少し待ってて」
それを聞いたフランドールの顔が明るくなる「ほんとに！？ほんとに！？」と目が語りかけてくる
「ええ、本当よ。私はここで一番偉いんだから。点滴ばっかりで、胃がいつまでも空っぽじゃ辛いでしょう？のども渇かない？」
コクコクと何度もフランドールは頷いた
「約束ね。じゃあ、早く寝ましょう」
フランドールを抱え一つの布団にもぐりこむ
大きく長い枕を一つ用意して、それを２人で共有する
「ここにはもうあなたを傷つける者はいないから、安心して」
フランドールを優しく胸元まで抱き寄せる
いつも危険だからという理由で皆から恐れられ疎まれてきた彼女にとってここまで誰かに優しくされたのは生まれて始めてだった
目から次々と痛みとは違う理由の涙があふれてきた
輝夜は彼女が泣きやみ、眠るまで頭を撫で続けた

（抱き枕ってその場で適当に言ってみただけなんだけど、なかなかどうして、心地良いじゃない・・・・・・・）
これが母性というものなのか、ただ単にフランドールの抱き心地が良いのかは輝夜にはわからなった
新調した二つの枕のおかげで輝夜はその日いつもよりずっと安眠した

そして次の日、フランドールとの約束は果たされることになった



フランドールが輝夜の私物になり一週間が過ぎた
「ただいま」
昼間、妹紅との恒例の殺し合いを終えて輝夜が部屋に帰ってきた
「おかえりー」
フランドールは無い手足と拘束を解かれた羽をばたつかせ輝夜を迎える
芋虫のように這いながら、輝夜の元まで近づく
羽があるため飛べなくもないが手足が無いため上手くバランスが取れないので這っている
「あまり這うと体を擦るわよ」
輝夜は近づいてきたフランドールを抱えあげる
「ガグヤは今日はモコーって人に勝ったの？」
「お互いの技が同時に決まってドローよ」
「そうなんだ、惜しかったね」
「今度あなたにも妹紅を紹介するわ。きっとあなた達は気が合うと思うわ」
「そうなの？いつ？ねえいつ？」
「次の満月の晩にやろうって決めたから、その時ね。せっかくだし３人でそのあと遊びに行くのもいいわね
　妹紅わたしから誘ってもなかなか付き合ってくれないのよ・・・・・・・・あなたが居るとOKしてくれそうな気がするわ」
「約束！約束だよ！」
「ええ、約束ね」
七色の羽がぱたぱたとはためいて喜んでいるのがわかる

「ねえ、カグヤ・・・・・・その・・・・」
フランドールが何か言いづらそうに言葉を濁す。目がさっきより色が濃くなっている
「ああ、お腹が空いたのね？」
「うん・・・・」
輝夜は服を軽くはだけさせると、首筋を露にした
フランドールがそこに噛み付く、吸血そのものに慣れていないため、上手く飲めず服に血が滴っていく
まるで授乳する母親のようにそれを輝夜は優しく見守る
しばらくしてフランドールが首筋から口を離す
「ご馳走様」
「もういいの？どうせ死なないんだから、好きなだけ飲んでいいのよ？」
「大丈夫、もうお腹いっぱい」
「そう」
その後しばらく２人の会話が続いた

満腹になったためかフランドールが段々眠そうな顔になる
今はだれでも昼寝したくなる時間帯だ
「眠いの？今布団のところまで」
眠そうになりながらもフランドールは首を横に振る
「いい、せっかくカグヤがいてくれるから起きてる」
「ここにいる時は、いつも一緒にいるでしょう？」
「でも、できるだけお話したい・・・・・・」
輝夜は彼女の境遇を思い出す
館ではずっと地下室にいるため、姉ですら構ってはくれないのだろう
今のこの時間は彼女にとって非常に濃密なものである

輝夜は抱えていたフランドールをいったん降ろし
自分も腰かけてフランドールに膝枕をする
「昔話をしてあげる」
「古典の言葉はだめだよ？」
「大丈夫、ちゃんと現代語訳してあげるから」
「それならいい」
「眠くなったら寝ていいのよ？どうせ続きなんていつでも話せるのだから」
「わかった」


輝夜の昔話は部屋の外まで聞こえてきた
それを聞きつつ話をする永琳と鈴仙
「もう完全にお母さんですね」
「最近、あの子がいるから生活サイクルもしっかりしてきたし。いい傾向ね」
鈴仙が手紙を懐から取り出す
「また『断る』って書いてあります」
流石の永琳も呆れる
「ほんとにつまんない意地張ってるわね、あの吸血鬼は。今はもう無いけど、少し前まで妹は地獄を味わったのよ」
「味あわせたのは師匠でしょうに・・・・・」
「あの子の怯えた顔を見ていたら私のドＳセンサーが思いっきり反応したのよ。それで・・・」
「折を見て、私達ちゃんと謝りましょう。許してもらえるとは到底思えませんが」
「はい」
最近、弟子が強気である。確かにあれだけの拷問を手伝わせたのだ、評価が下がって当たり前である
拷問風景を見て、月の軍にいた時の精神も復活したのかもしれない
「もう、姫に懐いていますし。暴れることは無いでしょう。手足全てとは言いませんが、せめて片手か片足だけでも自由にさせましょう。異存ありませんね！？」
ズイっと鈴仙が睨みを効かせながら目の前まで詰め寄る
「はい」
ウドンゲに言葉責めされるのも良いかもしれない
返事をしながら永琳はそう思った




夕飯のあとのおやつを輝夜とフランドールは食べていた
自分が食べたらフランドールにフランドールが次は自分にと交互に食べされる
「そうだフラン」
「なに、カグヤ？」
「永琳があなたの右手だけ元に戻すって言ってるわ。」
それを聞き驚く、そして永琳の名前を聞いて全身強張る
「えっ、で、でも私がありとあらゆるものを破壊する程度の能力を持ってるってこと知ってるよね？」
「きっとフランがいい子にしてたからよ。あと折りを見て謝りたいも言ってるわ」
いい子と言われてフランドールの顔が綻ぶ、だがその後の謝るという言葉に困惑する
「私がエイリンを壊しちゃうかもしれないよ？」
「永琳があなたにやったことは許されることじゃないわ、フランが永琳を壊しても私は文句は言わないわ」
「カグヤはエイリンが居なくなると悲しい？」
「ええ、ここにいる皆が悲しむわ」
それを聞きしばらく思案するフラン
そして
「じゃあ、壊さない。謝ったら許してあげる」
輝夜がフランドールに抱きつき頬ずりする
「やっぱり、あなたはいい子ね～」
フランドールは照れたように笑う
「でも、私が言ったからって無理にいきなり許すことは無いのよ。時間をかけて少しずつでいいから、許してあげて」
「わかった・・・」
輝夜の熱い抱擁はそれからしばらく続いた



「歯を磨いて寝ましょうか？」
「うん」
いったん抱擁を解き、洗面所まで移動した
洗面台の前でフランドールの歯を磨く
はじめの頃は慣れない作業に苦労したが、今ではお互いに意思疎通ができスムーズにできる
今度は自分の歯を磨き終えて、部屋に戻り布団に入る

輝夜がフランドールを胸元まで抱き寄せて眠る
この姿勢は初日から変わらない
部屋は静寂に満ちていた
不意に声が胸元から声がする
「ねえ、カグヤ、起きてる？」
「眠れないの、フラン？」
「昼寝しすぎちゃった・・・・・」
「そういえばそうね」
「すこしお話しよう？」
「いいわよ」

フランドールは雑談したいというより何か相談したいという雰囲気だった

「なんで、あいつは一度もここに来てはくれないの？」
あいつとは姉のレミリアのことを指すと輝夜は理解する
「永琳の結界で入ってこられないのよ」
事実を包み隠さず伝える
「私より月に行くほうがそんなに大事？」
「あなたのお姉さんの気持ちはわからない、ロケットの方を優先しているのかもしれない。メンツのせいで助けたくても助けられないのかもしれない」
「メンツのためなら私はどうなってもいいの？私は必要ないの？」
輝夜の顔を見つめ、フランドールは悲しそうな、今にも泣きそうな声で訴える
そのフランドールを落ち着かせようと背中を優しくさする
「そんな顔しないで。大丈夫よ、きっと迎えに来てくれるわ」
「でも、もし要らないって思われてたら・・・・・」
悪い方へ悪い方へ感情が流れていく
永琳の言葉責めが今頃になってまた彼女に効いてきた

「ねえ、もし紅魔館にもう私の居場所が無かったら・・・・・・・」

ここでいったん言葉を切る
この先に言う言葉は彼女の今後の人生を大きく左右する
輝夜もそれを理解して、彼女の言葉をいつまでも待つ
まるで愛の告白をするように
彼女は勇気を振り絞る

「・・・・・・・・・・・・・・ここに居てもいい？」

「ええ、良いわここの主の私が許可するわ。館に帰ったとしてもいつでも遊びに来なさい」

それを聞き彼女は歓喜する
「本当！！ねえ、本当に！！いいの！？いいの！？捨てたりしない！？」
「ええ、本当よ。私は永遠に生きるのよあなたの気が済むまで、いつまでも、いつまでも一緒にいてあげるわ」
手足が無いのも忘れて夢中で飛び跳ねる
安心したのか、ひとしきり飛び跳ねたあとフランドールはそのまま眠ってしまった
フランドールの乱れた髪を輝夜は手串で丁寧に整えたあと、そのまま眠りについた



次の日　フランドールの右手を戻す手術が行われた
手術をするまえ、永琳と鈴仙がフランドールに土下座した
鈴仙は耳が全て床にぺたんと付くまで頭を床にこすり付けた
「師匠、反省の態度が足りません」
そういい、自分より頭の位置が高い永琳の後頭部を掴んで床にガンガンと打ちつける
それを見た２人は軽く引いた
永琳はなぜか顔が悦に入っていた

手術は腕の付け根の縫合した部分を解くという簡単なものだった
永琳がなぞの液体と塗布したあと、傷口を開いた瞬間、途端に腕が再生しだした
麻酔をしていたため本人にはその感覚がわからなかった



フランドールの右腕が完全に元に戻った
手術が終わり、鈴仙と永琳は部屋を出て行った
手術台の上で手をグーパーと何度も開いて感触を確かめる
今ならこの部屋にある全てのものが簡単に壊せる
「どう調子は？」
輝夜が尋ねる
「うん、いい感じ」
満足げに答える
「これであなたは何でも壊せるようになる」
「うん、そうなる」
輝夜は真剣な表情で話始める
「それはあなたが持って生まれた力だから、使うなとは言わない。でも力を使う前によく考えてほしいの」
「よく考える？」
「そう、壊した後。それによって自分の周りがどう変わってしまうのかを」
フランドールは意味がよくわからず首をかしげる
「難しいことじゃないわ、あなた昨日、私に『永琳を壊したら悲しい？』って聞いてきたでしょ。それと同じことよ
　ちゃんとフランにはそれが出来ている。それさえできればだれもあなたを閉じ込める理由はないわ」

なんとなくではあるがフランドールは輝夜の言いたいことを理解した




この日の夜は満月、つまり妹紅と輝夜が殺しあう日だ
輝夜に担がれて竹林を進む
「とりあえず、勝負がついてからあなたを紹介するわ。危ないから離れて見ててね」
「うん、わかった」
そう言って、その場所にフランドールを置く
「私を見失ったら、この道をまっすぐ行きなさい。永遠亭に続いているわ。もしもの時は朝になる前にイナバに迎えにくるように頼んであるから」
フランドールの頭を撫でて、妹紅のいる方向に向かっていく
その後姿を見送ると、しばらくして遠くで大きな炎が上がった






長い時間、花火のようにそれはどんどん上がった
場所はここからかなり離れてしまっている
手足が戻ったら自分もあれに混ざりたい、そう思った
もっと近くで見えないかと思い、右腕と羽を器用につかい竹林を進もうとする

しかし、そこへ
「フラン？」
後ろからよく知っている声が聞こえた
「お姉様？」
そこには姉のレミリアがいた




レミリア・スカーレットは何とか永遠亭に入れないかと思い、力が強まる満月の晩に迷いの竹林にやってきていた
遠くで派手な弾幕ごっこが始まり
輝夜があそこにいると踏んで向かおうとした途中、フランドールを発見した




「よかった、心配したのよ。そんな姿にされて・・・・・・・早く帰って治療しましょう。パチェならすぐに元通りに・・・・」
「来ないで！！」
妹に歩み寄ろうとした瞬間、拒絶された
助けに来たレミリア戸惑う

「どうしてもっと早く迎えに来てくれなかったの！？」
一番聞きたかったことを姉にぶつける
「私だって助けたかったわ！！でもこれは紅魔館全体に関わることなの！！しょうがなかったのよ！！」
必死になって弁解する
レミリアだっていち早く助けたいと思っていた、しかしメンツのためそれが出来なかった
「メンツのためなら、私がどうなってもいいの！？ずっと待ってたんだよ！！たくさん、たくさん痛いことされてそれでも迎えに来てくれるって信じてたんだよ！！」
信じていた、何度も夢を見るほどに
「ロケットって何！？私何にも知らなかったんだよ！！私、全然関係ないじゃない！！どうして・・・・・どうして私が・・・・・こんな目に・・・・・・・」
最後のほうは嗚咽混じりで上手く話せなかった
「フラン・・・・・・・・・」
目の前で悲しんでいる妹を抱きとめようと、フランドールに歩み寄る
「来ないでって言ったでしょ！！」
今度は右手をレミリアに向ける
「カグヤは違った、皆敵ばかりしか居なかった場所で私を助けてくれた。優しかった・・・・私に生きる権利をくれた・・・・・」
レミリアは話の内容で、永琳がフランドールを拷問して、輝夜がそれを慰めるというアメとムチの方式を使っているのかと推測した
形的にはあっているが、輝夜の優しさは彼女の純粋な愛情から来るものであって、計算してやっていることではない
しかし、レミリアにそのことを知る由は無かった
フランドールは洗脳されかけていると勘違いした
「フランあなた騙されてる！！あなたにそう思わせるのが輝夜の手なの！！気づきなさい！！」
輝夜の愛情を否定され激怒する
「ガグヤを悪く言うな！！」
怒りに任せレミリアに弾を放る

しかし地面に寝そべって、しかも片手だけで放ったものであるため
あっさりとかわされ、死角に回りこまれて一瞬で取り押さえられた
フランドールはレミリアに背中を乗っかられて、右手を押さえられる
それだけでもう抵抗できなかった
もとより右手だけでなど勝負にならなかった

「今のあなたには何を言っても無駄なようね。無理やり連れて帰るわ、みんな心配してるの、いいから戻るわよ」
フランドールはそれを聞いてもう観念した
でも一つだけ頼みたかった
「ねえ、お姉様。これから私も外出できるようにしてくれない？毎日とは言わないからたまにでいいから？」
館に帰ってからも輝夜は遊びに来ていいと言ってくれた、妹紅にも会ってみたい
それを聞いたレミリアは怪訝な顔をする
「だめよ、怪我が治ってから洗脳が解けるまで当分はおとなしくしてなさい」
当然、レミリアは断った
「これから『よく考えて』力を使うから・・・・・・・お願いします！！」
輝夜は『よく考えた』ら自由になれると教えてくれた
しかしそれを聞いたレミリアはまたも怪訝な顔をする
「『よく考える』？なにわけのわからないことを言ってるの。どこでそんな嘘吹き込まれたの？いいからさっさと戻るわよ」

それを言われ、フランドールの目の前は真っ暗になった

（よく考えて行動したらもう閉じ込められないんじゃないの？壊したあとのことを考えて、誰かが困ったり。悲しんだりしたら力を使わないようにしたら良いじゃないの？
　輝夜が私に嘘を言ったの？ううん、あれは嘘を言っている風じゃなかった・・・・・・・・・）

様々な考えが頭を駆け巡る

「ほら、行くわよ」
レミリアはフランドールの羽を片手で掴んで持ち上げる
ちょうど永琳の時のように

あのときの恐怖が頭にフラッシュバックした
「うわああああああああああああああああああ！！！」
考えていたことが全て停止して叫び声をあげる

右手が折れんばかりの勢いで思いっきり振舞わしレミリアの拘束を解く

「ちょっと、フランどうしたの急に！？早くしないと輝夜が戻ってくるわよ」
思いがけない抵抗を受けレミリアはひるむ
フランドールは右手と羽を使い少しでもレミリアから離れようと体中に擦り傷をつくりながら這いずる

這いずりながら輝夜の言っていたことをもう一度さっきの思考を再開する
カグヤはよく考えろといってた
だから今ここで能力を使いレミリアを殺せばどうなるか考えた
皆が悲しむ
咲夜、パチュリー、美鈴、小悪魔みんな絶対にこいつがいなくなったら困る







じゃあ

私は？

このまま連れ戻されて、自分の意思で誰にも会うことも出来ないで館の中で一生を終えるの？

使わなきゃ私はずっと悲しいままだよ？
でもみんなが悲しむから使えないよ？






一方のレミリアはフランドールを刺激しないようにゆっくり近づく
芋虫のように這い回る姿はなんと醜いことか
妹はもともと情緒不安定なところがあるが今のようになるまでひどくはなかった
もしかしたら本当に地下室で一生閉じ込めなればならないかもと不安になった
妹を心身共にそこまで追い詰めた永遠亭の連中を忌々しく思った
「フランをこんなふうにしたやつら・・・・・・皆殺しにしてやる」
そう独りごとをした






それはフランドールの耳にも届いていた


殺すの？

永遠亭のみんなを？

私は許すって言ったよ？

みんなが死んだらカグヤが悲しむよ？







レミリアがフランドールの近くまで歩み寄り
今度は抱きかかえようと両腕を伸ばす
フランドールもこちらに右手を伸ばした
（やっぱり持ち方が悪かったのかしら？）

「いろいろ考えたよ」
「え？」
当然フランドールがにこやかに微笑んで言った

動揺しながらも妹に尋ねる
「何のこと？わかるように話なさい」
「私が能力を使うとどれだけの人が悲しむのかを、こんなに自分の能力で頭を使ったの初めてかも」
「いい心がけね。でどうだったの？」
ことの重大さも知らずレミリアはのんきに訊く






「おまえなんか・・・・・・・・・・・いらない」

グッとフランドールが手を閉じる

レミリアは一言も発する暇なく破壊された

蝙蝠一匹残らなかった
























輝夜は今日勝利した
妹紅も連れ来る予定だったが派手に吹き飛ばしたためどこに行ってしまったのかわからず連れてこられなかった

戻って来て見ると
ボロボロの姿になったフランドールが待っていた

慌てて駆け寄ると近くに見慣れた衣服の破片があった
レミリアのものだとわかり
ここで何があったのか、大体の想像は出来た

フランドールの体を起こす

「ねえ、カグヤ？」
「なあに、フラン？」
「私ね・・・・・・・よく考えたよ・・・・あいつがね・・・・ここの皆を報復に殺すって言ったからね・・・・カグヤが悲しむと思って
　・・・・・・そうじゃなくてあいつがいると私はずっと悲しいままで・・・・・・・紅魔館のみんなが悲しむのは知ってたよ・・・・でも・・・」
混乱するフランドールにそれ以上言わせないために頭を抱えて抱きしめる
きっと姉を殺したことで自分を責め続ける
「そう、良く考えて使ったのね？えらいわよフラン・・・・ちゃんと私の言う事、守ったのね・・・・・偉いわよ・・・・・帰ったら残りの手足を全部元通りにしましょう」
フランドールも右手を輝夜の背中に手を回し服を掴む
「あなたに罪は無い。これはどうしようも無かった。だから気にしては駄目・・・・・・・・・」
もし自分がフランドールによく考えるなんて言わなければこんな悲劇は起こらなかったかもしれない
もちろんそれが間違っているとは思わない
しかし、結果的に
フランドールを悲しませたのは他ならぬ自分のせいだ
この罪は永遠に消えない




「ねえ、フラン・・・・私はあなたのお姉さんにもお母さんにもなれないけど・・・・・・それでも家族になれないかしら？・・・・」

迷いの竹林に２人の少女のむせび泣く声が響いた

その日、永遠亭に一匹の吸血鬼が家族として加わった



地下室の吸血鬼の少女は血のつながりの無い、しかし温かな家族を得て
永遠に生きる少女は、永遠に消えることのない罪とその温もりを手にいれた
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- 最初のノリのままグロオンリーかと思ったら、後半スゲー良い話 &amp;br()レミリア殺害までの流れも違和感ないし、うまいな～ &amp;br()それぞれの関係性の歪さがいいね &amp;br()この流れのウドンゲとエーリンの話も読んでみたい  -- 名無しさん  (2008-06-18 12:15:06)
- 余裕で泣いた  -- 名無しさん  (2008-06-23 23:20:55)
- 全幻想郷が泣いた  -- 名無しさん  (2008-07-11 01:40:38)
- 座布団100枚くらいあげたいよ  -- 名無しさん  (2008-07-29 03:38:22)
- いじめるっていうか普通にすごいいい話だなぁ；；  -- 名無しさん  (2008-07-30 09:03:09)
- 輝夜いい奴すぎる  -- 名無しさん  (2008-07-30 09:11:02)
- 涙腺が決壊した。何回読んでも素敵  -- 名無しさん  (2008-08-04 02:28:15)
- ニート良い奴すぐる・・・  -- 名無しさん  (2008-08-08 17:50:28)
- 「フラン誘致」に見えた俺は疲れてるな  -- 名無しさん  (2008-08-10 01:35:32)
- こんないい話が幻想郷にあったなんて・・・  -- 名無しさん  (2008-08-18 04:32:50)
- グロ部分に怯えつつも最後まで読んでよかった。いい話だな・・・ &amp;br()えーりんがMに目覚めた所には吹いたけどｗ  -- 名無しさん  (2008-08-18 19:33:37)
- 良い話だった。 &amp;br()しかしこのえーりんいろいろと駄目すぎるｗｗ  -- 名無しさん  (2008-08-21 20:25:32)
- 結局紅魔館の人達は悲しんだんだよな。 &amp;br()ﾊｯﾋﾟｰとかﾊﾞｯﾄﾞとか関係なく、ためになったな。  -- 名無しさん  (2008-08-26 22:27:52)
- ありのまま今起こったことを話すぜ・・・ &amp;br()いじめSSを読んでいたら普通に良い話だった・・・ &amp;br()目から汗が・・・・  -- 名無しさん  (2008-08-28 01:05:23)
- 序盤の酷さからは想像がつかないほどいい話だった  -- 名無しさん  (2008-08-31 01:00:22)
- レミリアが典型的な無能上司になってたな &amp;br()だからこそ、ラストが光った訳だが  -- 名無しさん  (2008-09-09 05:56:57)
- でもこれ本質的にはフランを虐めてるんじゃなくレミリア虐めだよね。 &amp;br()まぁこの話に限った事じゃないが。  -- 名無しさん  (2008-09-20 02:39:02)
- その考えはなかったわ。  -- 名無しさん  (2008-10-05 13:50:20)
- 感動した  -- 名無しさん  (2008-10-11 01:30:10)
- 輝夜大好きになった  -- 名無しさん  (2008-10-13 10:35:18)
- んーこの面白さは二次創作ならではだな &amp;br()  -- 名無しさん  (2008-10-17 21:30:32)
- その後の話も見てみたいな &amp;br()レミィがいなくなって、紅魔館の連中はどう考えるか、とか  -- 名無しさん  (2008-11-01 23:25:27)
- とりあえず &amp;br()美鈴が永遠亭に何度も特攻かけてはボロボロになるのを見て &amp;br()フランが「家族はここに居るけど、私の本当の居場所は紅魔館なんだ…」 &amp;br()とかなんとか思って紅魔館に帰宅する所までは幻視できた。  -- 名無しさん  (2008-11-02 19:00:30)
- ここのＳＳ見るといつも慧音に助けを求めたくなるな  -- 名無しさん  (2008-11-13 00:54:17)
- 歴史消すのか…… &amp;br()まあ無理だと思うがな……  -- 名無しさん  (2008-11-13 11:09:52)
- （ ；∀；） ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ  -- 名無しさん  (2008-12-11 22:49:13)
- 余裕で泣いた!  -- 名無しさん  (2008-12-25 23:41:28)
- 輝夜とフランと妹紅の話も聞きたいなぁ。このえーりん色々と面白いw  -- 名無しさん  (2009-01-08 22:23:11)
- えーりんが安定しないｗｗｗ(sm的な意味で)  -- 名無しさん  (2009-01-12 05:29:57)
- この作者毎回おぜうさまの扱いひどすぎてﾜﾛﾀｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-01-26 00:44:25)
- やべぇ･･･話が暖けぇ･･･ &amp;br()俺涙目･･･  -- 名無しさん  (2009-02-08 13:38:09)
- 永琳てめぇと思ってたら輝夜の優しさに泣いた。  -- 名無しさん  (2009-02-15 22:31:25)
- えーりんがSMの狭間に傾く変態すぎて困った  -- 名無しさん  (2009-03-02 04:55:43)
- 画面が・・・見えねぇ・・・・・・。  -- 名無しさん  (2009-04-18 17:46:33)
- 普通に感動作じゃないか…泣ける… &amp;br() &amp;br()しかし、えーりん…( ´艸｀)  -- 名無しさん  (2009-05-11 07:26:08)
- いい話だなぁ &amp;br()レミリア・・・妹なんだからロケットくらい諦めろよ・・・ &amp;br()ところで、この後紅魔館はどうなるんだ？ &amp;br()そして、輝夜が好きになった  -- 名無しさん  (2009-05-16 22:13:10)
- 泣いた  -- 名無しさん  (2009-05-27 02:09:46)
- 皆幸せでハッピーエンドで良い話だった &amp;br()レミリア？レミリアは死んでなんぼだしねぇ  -- 名無しさん  (2009-05-27 11:32:27)
- いい話だわ本当に &amp;br()俺にもこのような話が作れたら・・・（’A｀  -- 名無しさん  (2009-05-27 13:02:03)
- ロケットじゃなくて人工衛星だと言い張ればよかったのにな  -- 名無しさん  (2009-05-29 23:18:42)
- まぁいつものレミリアだな  -- 名無しさん  (2009-05-29 23:45:27)
- えーりん変態すぐる  -- 名無しさん  (2009-07-11 15:29:13)
- たまらん  -- 名無しさん  (2009-07-13 19:42:58)
- あれ？目から汗がでてきたよ。  -- 名無しさん  (2009-07-14 20:40:18)
- 感動した  -- 名無しさん  (2009-07-16 14:32:00)
- 目から色んな物が･･･。 &amp;br()流石に蝙蝠一匹残らずに破壊されたら、再生できないのかな、レミィ。 &amp;br()おじさん複雑な気持ちだよ！それはともかく凄く良い話でした。  -- 名無しさん  (2009-07-18 00:38:02)
- 何だ神か。 &amp;br()ストーリー上手すぎるよ・・・ &amp;br()全俺が泣いた。。  -- 名無しさん  (2009-08-26 00:29:31)
- 輝夜がいい人すぎて泣いた  -- 名無しさん  (2009-08-29 23:01:50)
- いいよいいよ！泣いたっ・・・ &amp;br()輝夜がいい人っ・・・  -- 名無しさん  (2009-08-30 20:34:43)
- ゆがんでるな・・・  -- 名無しさん  (2009-09-22 07:02:01)
- 話が良すぎて興奮してしまった。 &amp;br()  -- 名無しさん  (2009-09-24 09:34:45)
- 目から水が流れてきたぞ……  -- 名無しさん  (2009-11-19 19:56:45)
- う、うーん…いい話なのかー？  -- 名無しさん  (2009-11-19 22:21:06)
- 最後のほうは、やっぱいい話だと俺は思う！ &amp;br()まぁ、えーりんがちょっと異常だったけど。  -- 外道  (2009-11-20 09:01:55)
- ここでちょっと紅魔館側の視点で考えてみよう &amp;br()ハッピーエンドとは言えない  -- 名無しさん  (2009-11-20 21:19:52)
- なにこの色々超越したえーりんｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-11-21 20:59:07)
- 輝夜がいつフランを悲しみのどん底に叩き落すのかドキドキしながら読んでたが &amp;br()普通にいい話で吹いた &amp;br()フランこれからは幸せに暮らせよ・・・  -- 名無しさん  (2010-01-19 06:59:04)
- ハッピーエンドとかしねばいいのに　　　フランもっといじめられてればいいのに　おぜう様が可哀想だわ &amp;br()かぐや助けなくて良かったのに…  -- 名無しさん  (2010-01-24 01:08:55)
- てるフラって考えたこともなかった… &amp;br()新しいカップリングに目覚めたぜ！  -- 名無しさん  (2010-01-26 23:55:04)
- 頭に蛆わいてんのかコイツてはじめ思ったが後半イイハナシすぎて感動した　ラストまでグロなら糞ＳＳだったな  -- 名無しさん  (2010-03-16 20:15:17)
- オチまでの流れが上手かったな &amp;br()フランちゃんの心情の変化が手にとるように伝わってきた  -- 名無しさん  (2010-05-08 18:02:17)
- ↑↑ラストまでグロなら糞って、ここをどういうところかちゃんと認識しているのか？ &amp;br() &amp;br() &amp;br()それにしても、のこった紅魔メンバーはどうするんだろう &amp;br()主人も殺されちゃったしなあ  -- 名無しさん  (2010-05-08 23:19:11)
- えーりん17歳？嘘つき！オバサンのくせに…  -- 名無しさん  (2010-05-10 00:30:20)
- その後、咲夜も永遠亭に乗り込んで &amp;br()フランに壊されて紅魔館消滅ですねわかります。  -- 名無しさん  (2010-06-02 07:13:36)
- 紅魔館の末路は？行方不明のレミリアは？  -- 名無しさん  (2010-06-02 22:18:45)
- おかあさん。。。  -- 名無しさん  (2010-06-07 13:16:09)
- すごくいい話しだったけど紅魔館のフランを助けようとしたメンバーまでなんか可哀想  -- 名無しさん  (2010-09-23 07:27:24)
- あれ？　レミリアいぢめだっけ？ &amp;br()それはそうと、てるよお母さん可愛いよ  -- 名無しさん  (2011-01-26 08:49:39)
- 輝夜かっこいーーーーーｗｗｗ &amp;br()このスレまぢgood &amp;br()レミリア、フランの気持ち考えていてくれたら &amp;br()こんな事にならなかったのに・・・ &amp;br()てるよS☆A☆S☆U☆G☆A  -- れみレミリ☆あうあう  (2011-03-02 05:59:34)
- 輝夜が好きになった  -- 名無しさん  (2011-04-04 16:20:35)
- 自業自得だよレミリア。つーかレミリア胸糞悪いから &amp;br()さっさと死ねよと思った。てゆーか東方キャラから消えろと思った。 &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-04-14 15:09:28)
- 結局レミリアが悪いんじゃん。 &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-04-14 15:10:20)
- ２次では大概レミリアはうざいのでざまあだな、輝夜が良い奴すぎてｗｗｗｗだ &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-04-15 22:24:16)
- レミリアがうざいのに同意  -- 名無しさん  (2011-04-29 05:48:29)
- フランは邪魔者なんだからほっとけよ  -- 名無しさん  (2011-04-29 08:19:45)
- えーりん△  -- 名無しさん  (2011-04-30 07:53:51)
- お医者様の様子がおかしい・・・  -- 名無しさん  (2011-11-07 23:36:56)
- 泣いた &amp;br()かぐフラ可愛いよ  -- 名無しさん  (2011-11-18 12:03:41)
- レミリアめちゃくちゃ性格ワリーな  -- 名無しさん  (2011-11-24 21:55:04)
- レミリアの存在自体が糞すぎる・・・ &amp;br()おぜうなんかそこらのゴキブリと変わんねーよ  -- 名無しさん  (2011-11-28 19:27:26)
- 泣いた。 &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-12-01 19:34:00)
- わかってると思うが、こっちのレミリアとその他のレミリアは別物だからなｗｗ &amp;br()おぜうは悪役やってもカリスマキャラやっても光るよ  -- 名無しさん  (2011-12-01 20:26:32)
- レミリアほど糞キャラは他にはいない。  -- 名無しさん  (2011-12-08 17:33:22)
- 2chで話題のやつです+．(・∀・)．+♂ http://ylm.me/index.html  -- 名無し  (2011-12-09 00:32:19)
- ﾚﾐﾘｱ消えろ政府以上に世の中の汚物だ。  &amp;br()人間から出る老廃物はうんこじゃなくてレミリアだな。 &amp;br()  -- 名無しさん  (2012-01-20 18:27:23)
- ↑まあ確かにこのレミィがうざいのは認めるが &amp;br()本家レミィは可愛おぜう様だから忘れないでほしい  -- 名無しさん  (2012-01-20 18:47:14)
- レミィwwwww扱いワロスwwwww &amp;br()えーりん異常すぎる←  -- 名無しさん  (2012-02-09 11:24:59)
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    <dc:date>2012-02-09T11:24:59+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1303.html">
    <title>肉人形～夢～：35スレ867</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1303.html</link>
    <description>
      前々作　→　[[肉人形：35スレ203]]
前作　　→　[[肉人形(その一つの結末)：35スレ211]]

（この作品は続きものの完結編です)


肉人形～夢～


家。

そう。ここは、家だ。

人形が沢山ある、変な家だ。

―――かつて此処には一人の少女が住んでいた。

人形を愛する、美しい少女だった。


今は、いない。
出て行ってしまった。

家具も、服も、食料も、
大事な大事な人形たちも、
命くらい大事にしていた人形作りの道具も、
全部全部、置いていってしまった。

家は荒れている。
訪れるものもなく、掃除するものもない。
たまに来るとすれば森で迷った人間か、たまたま通りがかった妖精くらい。
人間は、家に人が住んでいないと知ると適当に物色して、やがて人形を怖がって逃げていく。
妖精は、人のいない家を興味半分で探索し、遊び飽きると帰っていく。


そんな闖入者も、人妖問わず&quot;あるもの&quot;を見てぎょっとする。


床に広がる、赤黒い何かの跡。


人は腰を下ろして目を近付け、妖精は傍まで飛んできて、それを凝視する。
そして、ほぼ例外なく嫌悪感を露わにし、ある者は小さく悲鳴を上げる。


――それは、血溜まりだ。
人が死ぬには十分すぎる量だと一目で分かる、おぞましい血の痕跡。

いや、致死量などと遠まわしな事をいう必要はない。


実際にここで、一人の人間が死んだ。


時間が経ち、とっくに黒ずんで固まってしまった血。
一人の人間の少女が流した血。

霧雨魔理沙の血。


―――私の、血。


でも私にはもう血は一滴も流れてはいない。

何故なら。

私の体は、血の通わぬ人形だから…だ。

----------------------------------------------------------------------------------

『蓬莱を怒鳴らないで頂戴！……質問に、応えて！魔理沙！！』

『あなたの欲していた魔理沙は、ここに在るわ。あなたのために、私はここにいるわ。 
　私は、この手で、あなたにしあわせを―――』

『アリス　ヲ　キズツケルナー！』

『アリス！？ちょっと…これ、は？』
『霊夢…魔理沙が……蓬莱がぁ……っ…！』
『うわあああああああああああああああああああああ！！！！！』
『ちょっ…アリス？　アリスっ！？』　

…………

……

…

----------------------------------------------------------------------------------

………。

今となっては、過ぎ去った事だ。

私の体は――人形を愛する少女と、その人形によって壊された。

私の不動の視界は、私(正確には私の体をした別人)が、頭を半分吹っ飛ばされて血を撒き散らす姿を
鮮明に捉えた。

自分の姿なのにまるで他人事のように思えた。

私の体が倒れて、片方だけになった目が、はっきりと開かれていて、その目から、口から、

血

ち


赤い血が


赤い　あかい　血が、

血が、

あかい赤いあかいあかいまっかなあかい



あかあかかあかあああああああああ――――


――――



------------------------------------------------------------------------------------------------------------



やめよう



私は思考を無理やり打ち切った。

いけない。いけない。

もう、何度同じ事をしてこうなったか。
…これでも落ち着いたほうだと思う。


最初の頃――自分の体がああなったのを見た後――は酷かった。
目の前で自分が死んだのに、自分はこうしてそれを見つめ続けているという矛盾。
その事に混乱し、&quot;赤&quot;に取り込まれて沈んだ意識を取り戻すのに長い時間を要した。

そのため、家主であるアリスが何時いなくなったのか。それすらも見ることが出来なかった。
自分が自分を取り戻した時（正気とは言えない）、彼女の気配はなかった。

自分を構う可能性がある唯一の存在が消失した時の絶望は、計り知れなかった。

しかしどれだけ望んでも、足掻いても、体は動かず、声も出せない。
どんなに頑張っても&quot;あの時&quot;に蓬莱が見せたような自律行動は取れなかった。
きっと自分がこの体の本来の持ち主ではない事が原因なのだろう。

動けないと悟ると、できることは限られている。
こうして物を考え続ける事と、ただ前を見続け、音を聞き続けるだけ。

主のいない、静まり返った室内。

耳に聞こえるのは外から聞こえる風の音、木々の立てる音、鳥や獣の声、妖精たちの笑い声。

刻々と自分だけが時間だけが過ぎていく中、自分だけが取り残されているという感覚。

自分はここだ。だれか助けてくれ。
何度もそう心で叫んだ。
だが心の声を聴けるものなどそうはいない。
地底には居たが、此処になど来るわけがない。

たすけてくれ！

ここはいやだ！

うごけないんだ！

だれかきづいてくれ！

ここにいるぞ！

だれでもいい！なんでもいい！

きてくれ！わたしをなんとかしてくれ！

たすけて！

ここからだして！



――――やがて私は&quot;それ&quot;すらも試みなくなった。

否、&quot;それ&quot;の意味合いが変わった。と言うほうが正しい。


だれかきてくれ

ここにきてくれ


おわりたい


もういやだ


わたしはおわりたい


おわらせてくれ


こわしてくれ


きっとそれでおわれるんだ


こわして


しなせて



しにたい





しにたい




------------------------------------------------------------------------------------------------------------


それにしても不思議なものだ。脳味噌がないのに普通に物を考えられる。
私の体の脳には間違いなく私の記憶情報が有ったことは、私の姿になった者の言動で確信できた。
であるにも関わらず、肉体から切り離されて人形に押し込められた私には、ちゃんと霧雨魔理沙としての記憶がある。

記憶するのは脳ばかりではない…ということか。
紅魔館の、パチュリーの図書館に行けば答えがあるのかも知れない。

今となっては無理な話だ。

…動けないせいか、余計な事を考えることが多くなった。
それしかする事がないのだから当然なのだが。
いっそのこと壊れてくれればいいのに、それが出来ずに今に至っている。


死のうと思ってもできないのだから仕方がない。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------


そうして私は、少女が居なくなった時のことをもう一度考える。

私が目覚めた時には、もう少女の姿はどこにもなかった。

ついでに倒れていた自分の体も何処かへ消えていた。

部屋が時の流れの中で汚れ始め、少女に吹き込まれた魔力で自動的に動いていた人形が次々に止まり、
彼女達によって灯されていた明かりが消え、いよいよ人の住んでいた痕跡が希薄になり……
廃屋と呼ばれるのに十分な姿になるのにどれだけの時間があっただろうか。
窓が開いていたため雨風は入り放題だったから室内の汚染・劣化は余計に早かった。

私のこの体が、窓寄りにあったら今頃どうなっていただろうか。
窓辺にあった綺麗な洋服を着た人形が、雨風で見る影もなく汚れ、落下して砕け散っている姿を見ながら思う。

ああなったら自分は死んだだろうか。
それとも砕けた状態でなおもそのまま在り続けただろうか。

血塗れの人形は、誰の目にも留まったが、誰の手にも取られることはなかった。
誰が好んで拾おうか。

いっそ死を嗅ぎつけた火車に拾われて、旧灼熱地獄の火にでもくべてくれたらいいのに…
時折そんな詰まらないことを夢想する。

私の魂はここに在るのだから、死神も拾いに来てくれればいいのに…
たまにそんな下らないことを願う。

さみしい。

さみしい。

慣れてきてはいたが、動けないまま延々と過ごす日々は辛い。

話すこともできず。視線を動かす事もできず。体を横たえている床の感触も感じられず。
ただ目に耳に入ってくる情報だけを受け続ける。
嬌声も、悲鳴も、泣き声も、全部ぜんぶ伝わってくる。

こわい。

こわい。

嗚呼。誰か。誰でもいい。何者でもいい。

この苦しみから、この辛い&quot;今&quot;から、私を解き放ってくれ。

何でもいい。どんな方法でもいい。どうせ痛くも痒くもない。ただただ心が痛い。

終わらせてくれ。

死なせてくれ。

楽にしてくれ。

消してくれ。

私を私を私をわたしを、わたしを、



人形になった霧雨魔理沙という名前のニンゲンだったわたしを



ころしてくれ






「…だそうです」

「いやよ。馬鹿じゃないの？」


……？

話し声？…人？

わたしを、壊してくれるのか？

「&quot;私を壊してくれるのか？&quot;ですか。物凄くネガティブな思考ですね」
「私には分からないけど…そんなに酷いの？」
「死にたいそうです」
「………」

足音が近づいてくる。

「さ、遅くなったわね」



！！？


長らく動かなかった視界が、急に揺れ動く。
動きは激しい。視界がぶれにぶれる。
やめてくれ。気持ち悪い。
この体では吐くことも酔うこともないが、なんとなく気持ち悪い。

「久しぶり…って、うっわ！なにこの黒い汚れ」
「血ですよそれ」
「げっ」

すごく嫌そうな声がした。逆さまになっているので相手の顔が見えない。

だれだ。

持ち上げるのはいいが、なんで逆さにしているんだ。
まさか足を持っているんじゃなかろうな。取れたらどうするんだ。

「――さん。ちゃんと持ってあげてください。足が取れる、だそうです」

視界がぶらぶら揺れ動くせいで最初の部分を聞き逃した。

「大丈夫。大丈夫。アリスの作った人形はこのくらいじゃ壊れないわよ」

アリス。ありす。ああ、あの子の名前だ。


いまどこにいるのだろう。

そういえばなんでものが聴こえるんだろう。聴覚…というか神経、ないよな。

「あ、余裕はありそうですね。人形なのになんで耳が聞こえるんだろうとか今更なこと考えてます」

こら。そこ。余計なことを言うんじゃない。というか何で私の考えが分かる。

「当然です。私は覚り妖怪ですから。お忘れですか？」

覚り？さとり？

なんだ。だれだ。だれだ、お前ら。

「誰だ、だそうです。相当もうろくしてますよ、この人」
「あん？私を忘れるなんていい度胸ね」

うおっ。急に回すな。

視界がまた回って、回って――――　　！！！

「苦労したのよ。魔界で引きこもりに成り下がったあの子から話を聞くのは」

見覚えのある顔がある。

「魔界に行くにも前使った道は無くなってるし？
　仕方なく白蓮のところの船を拝しゃ…借りようと思ったら妙な依頼は来る。
　そしたら墓地に神霊が湧くわ。変な霊廟は見つけるわ。仙人どもが復活するわ。
　大変だったのよ」

どうして自分を『高い高い』しながらそんな愚痴っぽい話をするのか。

それにしても、久しぶりに顔を見た。
あの後、あいつの様子を見に来た時以来じゃないのか。

「すごく驚いてますよ。顔を見せてなかったんですか？」
「仕方がないじゃない。あんたがあの魔理沙と入れ替わってるなんて知らなかったんだもの。
　てっきりアリスが殺しちゃったと思ったんだから！」

最後のほうが怖かった。声大きい。

何だ今更。

私は人形なのに。

今更、何をしに来たんだ。


ああ、そんなことより、私をこわしてくれ、れい――「霊夢殿！ここかっ！？」

！！　聞き覚えのない声がする。

どたどたと騒がしい足音と共に誰かが家の中に入ってきた。

「遅いわよ。なにやってたの？」

…知らない顔が視界に入る。銀髪の…男？

「二人だけで森をずんずん進むからだ。お陰で我は迷子になったぞ！」

あ、声からすると女か。なんだか怒っているようだが…

「ぬああ！なんだこれは。人形だらけではないか！
　……うおあ！なんだこの血の跡は！事件か！殺人事件だな！？」

見たことのない妙ちくりんな格好をしたそいつが、室内の様子を見て勝手に騒いでいる。
今までで一番元気がいい驚き方だ。おかげで気分も損なわない。

「褒められてますよ、布都さん」
「何？…誰が？…ん、まさか人形に？」

布都と呼ばれたそいつは不思議そうな顔をして紫色の女を見ている。
…ああ、思い出した。そこの紫色のやつ、地底のさとりじゃないか。

「遅いですよ」

さとりは不満げだ。すまんすま―――うわっ！視界が！また霊夢か！

振り回すな！バラけたらどうする！

「よし。回収！」

人の話を聴け！相変わらずだなこいつ！

「振り回すな、ですか。少し元気が出てきたようですね」
「随分と汚い人形だな。というか血塗れではないか。かわいそうに」

布都は表情がコロコロ変わるやつだ。

「さとりのおぬしに心が読めるということは、この人形は生きておるのか？」

さとりに話しかけながら、こっちを不思議そうに眺めてくる。
こちらが血塗れである事に嫌悪感を抱かないらしい。

「血に塗れているけど気にしないのか、だそうです」
さとりが私が思ったことを勝手に代弁する。
「こやつとて好きで血を被ったわけでもあるまい」
同情、というより思ったままを口にしている感がある。

ごしごし。

「ぬう。流石にちょっと拭いた程度では取れぬな」
「優しいのねあんた」
「ふふん。物は大事にせねばな」

どや顔なんて久しぶりに見た。誰が物だ。
…何というか、表裏のなさそうなやつに思える。これは伝えるなよ？

「…ふっ」

さとりはこっちを見下しながら、意地の悪い笑みを浮かべてみせた。
さすがは嫌われ者の集う地底にでっかい屋敷を構えて住んでいる妖怪だ。性質が悪い。

それにしても可笑しな出来事だ。
一度に３人もやってきて、これまで誰も触れなかった私に構ってくる。


今更なんだというのだ。私は夢でも見ているのか。
いや、そうに違いない。

こんな私を誰が構うというのか。

そう。きっとこれは夢なのだ。

現実の自分は、今もこの薄汚れた廃屋の片隅に、血に塗れて一体で転がっているのだ。

「これは夢に違いない…だそうですよ。霊夢さん」

「はぁ？何寝惚けたこと言ってるのよ」

だからなんで私を持ち上げるんだ。

「ここを何処だと思っているの。　夢も夢。不思議の夢の幻想郷よ？」

――――。

「呆然としてますね」
「あっそ…さ、こんな辛気臭い所に長居は無用。さっさと帰るわよ、魔理沙」

は？　って、こら！抱きつくな！

「抱きつくな、だそうです」
「ん？落としたら大変でしょ？」

この無神経め。
こんな薄汚い私を抱いてどうしようっていうんだ…

「こんな超絶汚らしい私めを抱いてどこへ行きなさるのですか？だそうです」

おいこら脚色するなそこ。

「どこって、魔界よ、魔界。神綺に言って元に戻してもらうのよ！」


お前も突っ込めよ…って、




は？



「アリスの方はしばき倒したけど、まだ会えてないのよアイツに！
　まったく、ウチの暇潰しをこんなにした責任、絶対取らせるんだからね！」

お前は何を…ってもう歩き出してるし。

何ニヤニヤしてるんだ、さとり。

なんだその良かったですねみたいな視線。


「魔界だと！？我も行くぞ！其処は魔物が跳梁跋扈するおぞましき世界と聞いておる。是非にこの目で見ておきたい！」


なんでこいつはこんなに元気なんだ。


「ついでに紫も連れて行くわよ。人形と人間の器と魂の境界を弄ってもらうから」


あの胡散臭いのまで絡むのかよ…


「魔界ですか。面白そうですね。お空とお燐とこいしも連れて行きましょうか」


遠足気分かよ！…こっち見てニヤニヤすんな！




……あーもう、どうでもいい！





好きにしてくれ！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～完～


（オマケ）----------------------------------------------------------------------------------------------------

「布都」
「ん？なんだ？」
「ここにある人形、舟で運んでくれる？」

「―――えっ？」

おいおい…何百体あると思っているんだ。
布都も同じ事を考えているのか、霊夢の言葉に呆然としている。

「！　ま、まさかこのために我を呼んだのか？」
「正解」

霊夢の返答に『ガーン』という表現が似合う顔をする布都。
哀れな奴。
さとりがくすくすと笑っている。知ってたなこいつ。

「くっそー！謀ったな！謀ってくれたな！我を謀(たばか)りおったな！
　ならば望み通り呼んでくれるわ！人形ども！おぬしらを一網打尽にしてくれる！」

悔しがっているがあまり凄みがない。

「布都さん。手荒な真似は駄目ですよ。アリスさんが持って帰ってと言って――」

「出でよ！天の磐舟！」

さとりの話を全く聞かずに布都が叫んだ。


？　霊夢が慌てている。


「あっ！馬鹿、こんな室内で――――



がっっしゃあああああぁぁぁぁんんんんん！！！



これはひどい。


家を突き破って舟が降ってきた。


「…………あーあ」
「やってしまいましたね」

「…す、すまぬ」

人形たちに被害はなかったが、アリスの家は無残にも半壊した。


- 布都ちゃんドヤかわいい  -- 名無しさん  (2012-01-18 08:29:22)
- 多分2年以上人形だったんだし、そりゃ死にたいよね &amp;br()ちゃんと元の姿に戻れたのかな  -- 名無しさん  (2012-02-09 02:25:38)
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    <dc:date>2012-02-09T02:25:38+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1277.html">
    <title>霊夢いじめ：35スレ137</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1277.html</link>
    <description>
      ～夜の森の巫女～　霊夢メイン。魔理沙、博麗の巫女(オリジナル)登場。

ある日、人里からの依頼を受け、森に妖怪退治に向かった霊夢。
しかし犯人は妖怪ではなく…熊であった。
獣に退魔の術など通用せず、逆に野性の猛威を受け、霊夢は重傷を負ってしまう。
永遠亭の治療により一命は取り留めるものの、身体に負った傷は深く、自由に空を飛ぶ事すら出来なくなってしまう。
この件により、霊夢にはこれ以上&quot;博麗の巫女&quot;としての役目を続けさせる事はできない…という声が各所から持ち上がった。

『新たな巫女を立てる』…その話が持ち上がるまで、そう時は必要とされなかった。

大結界の守り手にして、幻想郷の異変を解決する巫女をいつまでも不在にしておく訳にはいかない。
それが、幻想郷に住まう人妖の中でも高位に属する者たちの総意であった。
彼らの意向を予見していたかのごとく、妖怪の賢者・八雲紫が既に&quot;巫女&quot;の手配を済ませていた。
聡明な彼女にとっては斯様な事態も想定済みであり、何一つ驚くべき要素はないようだった。
巫女の&quot;調整&quot;については追々時間をかけて術の修練を積ませるのに並行して施術していく必要があるが、
着任に関しては速やかに済ませられるとの事だった。

…そこで話し合われたのが、霊夢への処遇である。
これについては人妖の権力者たちは然したる興味も抱かなかったため、紫が決める事となった。
「彼女は、人間だ。人ならば人里に住むべきだ」
人里を預かる半妖・上白沢慧音は紫から霊夢の話を受けてそう口にした。
しかし霊夢は言った。里に行って何をすればいいの？と。真顔で問うた。
何者にも縛られぬ自由な巫女は、あらゆるものに対して平等に接し、決して興味を示す事がない。
そのため、彼女は人の営みに対しても然したる興味を示していなかった。
物心付いた時より&quot;博麗の巫女&quot;であった彼女にそれ以外の生き方など考える余地も必要もなかったからだ。
それは、博麗の巫女としての在り方が、既に彼女自身の在り方そのものと化していたが故の弊害であった。
人としての生き方とは何か。そう問う霊夢に対し、周囲は「好きに生きればいい」と慰めた。
しかし「好きに生きる」とは何かを解さぬ彼女にその言葉はあまりにも遠かった。
彼女にとってこれまでの生活こそが好きに生きた結果であり、これからも続くものと思っていた。
しかしそれは突然に絶たれた。
もう術も振るえない。空も飛べない。神事も行えない。妖怪も討てない。異変も解決できない。
全てを失って、何をどうやって好きに生きればいいと言うのだ。
これまで人前では見せることのなかった涙すら浮かべて、霊夢は周囲に対しそう嘆いた。
やがて他者への訴えは、出口の見えない自問自答へと変わり、終には生き延びた事を疑問視し始めてしまう。

その霊夢の様子を見かねて、紫と慧音は一計を案じる事にした。

―――霊夢の歴史を喰らってしまおう。その業深き記憶と諸共に。
　　　そうすれば、彼女を『ただの人間』として里に降ろせるのだ。

決行は、話し合われたその日のうちに決まった。
今宵は満月。慧音にとっては力を振るう絶好の機会であり、またとない好機であった。
途中、霊夢には一切を説明しなかった。「話したところでどうせ忘れる。無駄極まりない」と言う紫。
一見すると冷徹に過ぎる言葉。だがそれも彼女なりの霊夢への配慮なのかもしれない、と慧音は思ったが表には出さなかった。
夜。眠っていた霊夢に対し、処置は速やかに行われ、何事もなく済み、翌朝には&quot;一人の少女&quot;が人里の近くの森で保護された。
そして博麗神社には&quot;事故に遭ったが幸いにして軽傷で済んだ&quot;巫女が戻った。

……それから時が経ち、平穏な博麗神社に&quot;いつも通り&quot;白黒の魔法使いが飛んできた。
在りし日には霊夢に弾幕ごっこを挑んでは負けていた人間の少女・霧雨魔理沙である。
歴史が喰われた事で神社における霊夢の存在は「無かったことになり」、
その一切の記憶が無くなった魔理沙らは、&quot;新しい&quot;博麗の巫女に対し何の違和感も覚えることなく接している。
かつての霊夢を覚えているのは事に関与した紫と慧音のみ。他は例外なく歴史喰らいの影響を受け、
現・博麗の巫女すら霊夢の存在は知らない。処置はそれほどに徹底していた。
事件以後、霊夢の知己であるアリスやレミリア、早苗らが神社に訪れたが、いずれも巫女の交代に気づいた節も無く、
まるで昔からそうであったかのように今の巫女と自然に付き合っている。
そして、その知己の中でも古い部類に入る魔理沙ですら、巫女の異変には気づいてはいなかった。
彼女も所詮は霊夢を&quot;博麗の巫女として&quot;見ていたに過ぎなかったのだろうか。
自分で勝手に入れてきた茶を飲みながら縁側で彼女らを眺めていた紫は何気なくそう思った。

しかし、それから更に少し経ったある日の事、魔理沙は&quot;いつものように&quot;巫女の元を訪れ、
自分で勝手に棚から引っ張り出した茶菓子を口に運んびながら、こう話した。
「この間、人里の外れでな。面白い人間を見つけたんだ」…と。
周囲とは少し違っていて、偏屈で、何だか一人ぼっちみたいな少女。
でも、話していてとても楽しい気持ちになる。それに、なんだか懐かしいんだ…などと続けた。
巫女はその話を適当に聞き流していた。当然、微塵も興味が無かったからだ。
一方で話を聞いていた紫は、それに対して何も言わなかった。

&quot;少女&quot;は、里の人間とはうまくやれてはいなかった。
慧音や藍から、紫は彼女の話を伝え聞いていた。
記憶を消されても性質までは変わらなかったらしく、人との接し方は何一つ変わらなかったのだ。
誰とでも等しく接し、必要以上に興味は示さずに流す。
森で保護された子、ということで物珍しさからか始めこそ積極的に接していた人里の衆も、
彼女の態度を次第に不審がるようになり、自然と距離を置くようになっていった。
付き合いづらい人間が孤立するのは至極当然の流れである。
やがて少女は自ら人々から距離を置くようになり、里の外れに居を構えるようになった。

そんな彼女に対し、紫たちは一切の接触を行わないよう努めていた。
既に彼女は一人の人間。何者でもない、どこにでもいる少女の一人に過ぎないのだ。
余計な詮索や交流は周囲に更なる猜疑を抱かせかねない。
そう考えたからだった。
しかし今、一人の人間が彼女を見出した。
皮肉にも&quot;かつての少女&quot;と古い付き合いにあった人物が、再び少女と巡り合ったのだ。
やがて魔理沙は少女の事を気に入り、足しげく通うようになっていった。
喰らわれて失われたはずの縁が戻ってきた。それは真に腐れ縁とでも呼べる関係だった。
ここからまた、何かが始まるのだろう。
隙間からこっそり２人の様子を盗み見ながら、紫はそう考えていた。


…そんなある日、夜の森で妖怪が襲われるという事件が囁かれ始めた。

人が…という話であれば（不謹慎ではあるが）おかしなものではない。
妖怪は人を襲うもの。その源流は定かではないが、兎に角そういうものだということになっている。
しかし、妖怪が襲われる。しかも夜の森で、となると話は違ってくる。
『妖怪同士の影の抗争か！はたまた外界からの襲撃者の仕業か！』
天狗はこの話を面白がって取り上げ、ある事ない事をごちゃ混ぜにして紙面を飾りまくった。
被害にあった妖怪たちはいずれも闇討ちされており、襲撃者の姿を捉えた者は皆無だったため、
天狗の出鱈目を否定する証拠もなく、噂は拡大し、やがて紙面を抜け出して泳ぎ、人妖問わず
各方面を飛び交い始めた。

博麗の巫女が動き出すのはそれから数日後の事であった。
そして、白黒の魔法使いもまた、野次馬根性で同道していた。

夜の森。そこは人里からそう遠くなく、魔法の森と呼ばれる更なる深き森とも近い場所であった。
事件の影響で妖怪どころか妖精すら近寄らなくなった仄暗い緑の迷宮。
その動く者なき地にて、妖しげな人物を見つけ出す事は、２人にとってそう難しい話ではなかった。
何かを手に持って闇の中を行く影。明らかに不審である。
それに対し、魔理沙も巫女も臆することなく正面から突っ込んでいった。
「動くな！動くと…動くぜ！」
ミニ八卦炉を構えながら警告する魔理沙。
言っている事が意図せず無茶苦茶なものになったが気にしていなかった。
それに対し、振り向いた人物の顔を見た時、魔理沙の目は大きく見開かれた。
「あら、魔理沙じゃないの…」
まるで町角で普通に出会ったときのようなのん気な、そしてこの場においてはあまりに場違いな調子で、
その人物はゆっくりと微笑んでみせた。
「―――霊夢！？」
魔理沙は驚愕した。それは予想だにしなかった人物だったからだ。
霊夢。人里の外れに住む、変わり者の少女。それがどうして森に…？
彼女は肩と腰が開いた動きやすそうな浅葱色の服に身を包んでいる。
手には退魔符と思しき札と、御幣。その姿はまるで誰かのようであり、何かに似ているように思えた。

――いや、&quot;かつて&quot;彼女はそうだったではないか。

魔理沙の脳裏にそんな疑問が浮かんで、すぐに霞と消える。
「こんなところで、何をしているんだ！？」
思わず声が上ずる。
「何…って、見れば分かるじゃない。妖怪退治よ」
彼女は笑って答えた。
その瞳に尋常ではない妖しい輝きが宿っているのを博麗の巫女は見て取った。
「退治、って、それは私の仕事よ。それにあんたのはただの通り魔。素人が真似事なんてするもんじゃないわ」
巫女は若干馬鹿にするような口調で言い放つ。
「通り魔？真似事？…いいえ。違うわ。これが私の生業よ」
霊夢の声音は重く、じっとりとした湿り気すら感じさせるほど暗かった。
それは人里で触れ合ってきた魔理沙からすれば考えがたい変貌ぶりであり、同時に信じがたかった。
変わり者の少女だとは思っていたが、今の霊夢の様相は変わり者どころか狂人にすら映る。
何が彼女をそうさせているのか。何故彼女を見て奇妙な既視感を抱くのか。
まるで見当が付かなかった。
そんな魔理沙の困惑を知ってか知らずか、霊夢は更に続ける。
「私は、巫女よ。だから妖怪は倒すし、異変も解決するのよ……」
「異変？」
気になる単語を耳にした博麗の巫女が鸚鵡返しのように単語を口に出す。
「そう、異変よ。私がこうしてここに在る事。それ自体、立派な異変だわ」
呟く彼女の貌は、嗤っていた。己の置かれた境遇を嘲笑っていた。

…そう。彼女は、記憶を取り戻していたのだ。
かつて博麗の巫女として在った彼女の非凡なる才は、喰らわれた己の歴史を自らの手で暴いていた。
あり得ない事実。だがそれは同時に救いようのない悲劇に違いなかった。
例え思い出したとしても、もう彼女にはかつての位置には戻る術はないのだ。
出来る事は、かつてを模倣し、妖怪を襲うことだけ。
人としての生き方に馴染みきれずに窮し、巫女が歪に生き延びている現状を異変であると認識した彼女は、森をさ迷った。
巫女としての姿に縋るように。こうしていれば、いつかこの苦しみも終わりを迎えてくれるだろうと期待しながら。

そんな事情を知る由もない博麗の巫女は「気でも触れたのかしら」などと冷淡に言い放つ。
彼女からすれば霊夢は&quot;面倒を起こした犯人&quot;という認識しかない。
妖怪を襲ったのが人間であった事は意外でも何でもない。
魔理沙と顔見知り…というより神社で話していた子が彼女なのだろうと察しがついたが、
それは本当にどうでもいい事だ。
面倒を起こす奴は人でも妖怪でも妖精でも退治する。
彼女もまた巫女としての役目に忠実であった。意識しているかどうかは別として。
だが、
「それで、そんな事をしているのか―――博麗、霊夢」
魔理沙の言葉に巫女は「えっ」という顔をする。
魔理沙自身も自分の口をついて出た名前に驚いていた。
「…あれっ？」
自らの口を押さえ、一瞬の出来事に理解が及ばず首を傾げて不思議がる。
一方で霊夢は、あえて何も言うことはしなかった。
ただ魔理沙の発した言葉に対して、寂しげに微笑んで、手にした御幣を振りかざし、襲い掛かった。
突然の行動に、混乱していた魔理沙の動きが遅れた。
それに対して博麗の巫女はすぐさま戦闘態勢に移り、２人の間に割って入り、霊夢へと反撃を開始した。

………戦いは呆気なく、終わった。

元より闇に乗じて妖怪を襲う程度の能力しかない&quot;今の&quot;霊夢では、
今を駆ける博麗の巫女には敵うべくもなかった。
結界は彼女の霊符に打たれて薄氷の如く砕け散り、次いで『夢想封印』の光弾をその身に受け、吹き飛ばされた。
飛ぶ術のない霊夢の身体は吹っ飛んだ勢いに乗って後方の木に激突した。
「霊夢！」
痛ましい光景を目の当たりにし、見かねた魔理沙が倒れた霊夢の傍へと駆け寄る。
相手を無力化したと悟った博麗の巫女もまた、彼女に追従して歩く。
その短い戦いの中で生じた疑問が、堪えきれずに口を付いて出る。
「あなたの結界…あれは間違いなく、博麗の業。どうして？」
言葉に対して、霊夢は弱弱しく笑ってみせた。
「あなたが…考える必要はないわ。異変は…解決された。それでいい、の……」
木にぶつかった衝撃で霊夢はあちこちに傷を負っていた。唇からは血が流れている。
「異変？」
「そう。異変、よ…私たち&quot;博麗の巫女&quot;に………ほかの………いきかた…なん……て…………」
震える唇でそう言葉を紡ぐと、霊夢の瞳がゆっくりと閉じられた。
「！　霊夢！」
魔理沙が、霊夢を抱きかかえる。腕がだらりと力なく垂れ下がった。意識を失ったのだ。
この時、彼女の中では霊夢の記憶がおぼろげながら甦り始めていた。
（そうだ。何故忘れていたのだろう。こいつはかつて―――――いや、今はそれよりも！）
そうだ。今はそんなことより、彼女を一刻も早く医者へ連れて行くことが先決だ。
「永遠亭に行くわよ！」
彼女の心を知ってか知らずか、巫女も彼女にしては珍しく急いだ様子で魔理沙を煽った。
霊夢を箒に載せた魔理沙は、巫女のその稀有な叫びに対して速やかな飛翔と加速をもって全力で応えた。

夜の空を、一条のほうき星が行く。その姿を、森の住人のみならず人里の者までが目撃した。

―――こうして、夜の森で起きていたささやかな異変は解決した。

翌日には『森の襲撃者は博麗の巫女によって退治された！』と天狗の新聞が号外を刷って触れ回った。
『襲撃者の正体は亡霊だった！？』『悲劇！世に翻弄された少女の哀しい妖怪退治！』『夜空を駆ける白黒の流星は彼女なのか！』
…などと、真偽が定かではない見出しが躍った。
その終わり方は(天狗の記事も含め)&quot;これまで通り&quot;なものだったが、それだけに事件に怯えていた妖怪達は安堵した。
博麗の巫女は厄介な存在だが、妖怪だけを襲う正体不明の襲撃者はもっと厄介だ。
共倒れを願わなかったといえば嘘になる。それでも、とにかくこれで訳の分からない事態は終息するはず。
今日からは安心して森で人を襲えるぞ。彼らは口々に話した。

以来、夜の森で妖怪が襲われるという話は聞かなくなった。
それと時を同じくして、人里の外れに住んでいた変わり者の少女が行方知れずになった、
という話も里の人間たちの間で持ち上がった。
だが、ゆっくりと、しかし確実に流れていく時の中で、その些細な話は…すぐに忘れ去られた。


そして殆どの人々が事件を忘却するほど時が経ったある日の光景。
そこには、巫女と魔法使いが、魔法の森の奥にひっそりと佇む家へと通う姿があった―――……

家には人間の少女が一人で住んでいる。
「よぅ、また来たぜ」
「差し入れ持ってきたわよ、先代」
家に訪れた二人を前にして、その少女は、まんざらでもなさそうな笑みを浮かべてみせた。

～終～




- 悪いけど熊で笑った &amp;br()でもいい話だ  -- 名無しさん  (2011-06-28 00:13:52)
- 超強い妖怪とかじゃなくて熊っていう微妙なリアルさがｗｗｗ &amp;br()それ以降は霊夢がせつな可愛くて感動した。  -- 名無しさん  (2011-06-29 13:18:50)
- クマーって・・・ｗ &amp;br()弾幕ごっことは違うガチ攻撃が来るけど・・・  -- 名無しさん  (2012-01-31 15:16:21)
- くま強えええー  -- 名無しさん  (2012-02-08 21:55:07)
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    <dc:date>2012-02-08T21:55:07+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1053.html">
    <title>カレー：14スレ679</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1053.html</link>
    <description>
      フランドールが楽しそうに笑う

「 出来たわ、お姉さま！ 私と咲夜が一生懸命作った特性カレーよ！ 」
「 そう……とても美味しそうだわ。ありがとう、フラン。　　   で、咲夜。ちょっと 」
「 はい 」

おずおずと近寄ってきた、瀟洒な従者の胸倉を掴みながら声を潜めて訴える。これはどういう事だ。

「 どういう事なの咲夜……！ 貴女が付いていながら……カレーが紫色になってるわ 」
「 申し訳ありません……私も何をどうしたらああなっていたのか理解できませんわ 」
「 いや、できませんわじゃないよ お前 」

事の発端は、久しぶりに地下室から出たフランが私に料理を作ってやると言ってきた事だった。
閉じ込めていた事への申し訳無さもあり、恨まれていると思っていた私は、妹のその言葉に涙した。
もちろんフランに料理の経験が無い事は知っている。
その為私は咲夜に、フランの料理の完成度を食べられる程度に面倒を見ろと指示を出した。
咲夜に任せれば安心だ……そう考えていた私は、どうやら甘かったらしい。

「 姉として、このカレーを残すワケにはいかないだろう……あの毒々しいカレーを何とかしろ咲夜 」
「 咲夜は お嬢様の愛を信じております 」
「 貴様……！ 」

私に食えという冷淡な態度。咲夜の服を掴む手に力が篭る。

「 ねぇーおねーさまー、カレーが冷めちゃうよー 」

早く食えとせがむフラン。邪気の無い無垢な笑顔。　
その顔を見た私は、しばらく悩んだ末に覚悟を決めた。
フランが姉として何もしてやる事の出来なかった私に対し、好意を持って返してくれた。
普段小食な私だが、今日は何が何でも完食してみせると決めていた。
それが今私に出来る、せめてもの罪滅ぼしだと思ったからだ……

まさか、ここまでの物が出てくるとは予想していなかったが。

「 あぁ、本当に美味しそう……初めて作ったんでしょう？ 」
「 うん！ 」

スプーンを持つ手が震える。スカーレットデビルと謳われた私が、恐れを感じている……
毒々しい紫のカレーにスプーンを突っ込むと、私は一気にそれを口に放り込んだ。

「 ……がふッ 」
「 お嬢様！ 」

駆け寄ってくるメイド達を手で止める。
震えだす背筋、襲ってくる激しい嘔吐感。視界がブレはじめた私に、一つの運命のヴィジョンが見えた。

私は今日、死ぬのだと。

「 おいしい？ おいしい？ 」

机にヒジを付き、アゴに手の平を置きながらフランは期待を込めて私に問う。

ああ……フラン……私の為に笑ってくれるのか……
こんな私の為に……

「 ……おいしい、わ……本当に…… 」
「 お姉さま……泣いてるの？ 」

紫色の嘔吐物を口から若干垂れ流しながら、気が付けば私は涙を流していた。
妹の優しさからか、もうすぐ会えなくなる皆への悲しみか、それとも料理の味のせいか。
自分でも何を考えているのかよくわからなくなってきた。
ニコニコと微笑み、私が口に運ぶ様を楽しそうに見つめるフラン。
咲夜に指示を出し、時間を止めて破棄させる事もこの状態では出来ないだろう。
フランの笑顔を見つめる内に、そんな事をする気にはならなくなっていたが。

紅魔館の主として、そして何より可愛い妹の為に
私は命を懸けてカレーを食べ続けた。

「 あがッ……ごぶぐ…… 」

満腹感と吐き気、眩暈が同時に迫ってくる状況。
喉を掻き、必死に吐き出すのを堪える。
咲夜や他のメイド達が 「もうやめてください 」と泣きながら訴えるが
私に恥をかかせる気か　と気迫を込め睨みつけると、涙を拭きながら部屋から去っていった。
すまない……お前達……

最後に咲夜を呼び止めると、私は遺言を継げた。
フランを頼んだ　と。
それを聞いた咲夜は涙を堪えつつ頷いた。

「 救いは、あのカレーに おかわりが無い事です 」

部屋を出て行く前、咲夜が私に告げた言葉がカレーを口に運ぶ私の手を動かしていた。
フランの満足気な笑顔に見守られながら、私はついに最後の一口を口に運び、それを喉の奥へと流し込んだ。













「 え？ 」

気が付くと私は河にいた。
どこだ、ここは。私は館でヘドロを食べ終えた筈だが。

「 見事だったよ。レミリア・スカーレット 」

突然背後から声をかけられ、私が構えつつ後ろを向くと
赤い髪のツインテールに大きな鎌を持った女が、どこか哀れむような顔をしながら私を見ていた。

「 アンタはよく頑張ったんだ……メイドや妹に誇っていいくらい、立派にね 」

顔を背け、私を労うように言った。
大鎌の女は私に背を向け、近くにあった船に乗り込むと力強く言った。

「 乗んな 」

どこかは解らないが、送り届けてやるという意志が感じられる。
私はその女に導かれるように船に足を下ろすと、自分の運命を悟った。
そう、夕食を前に見たヴィジョン。

もう自分が紅魔館に戻る事はないのだろう　と。











レミリア・スカーレットの葬儀が行われてから数日。

レミリアが死の直後に残した遺言から、館の権利の全権をフランドールに譲る事が決定された。
フランドールの付き人として生涯サポートをしてやってほしい。　咲夜はレミリアの最期の言葉を忠実に守っていた。


「 まさか本当に全部アレを食べちゃうなんて……腹痛くらいで済むかなーなんて思ってたら
　ポックリ死んじゃうなんて、ギャグじゃない、笑い話じゃないこれ！　ぷ、くく　あははははは！ 」

レミリアのベッドで寝転んでいたフランドール・スカーレットは、一人ゲラゲラと笑い転げていた。
館の全権がフランに渡った時点で、主であるレミリアの部屋はフランドールの部屋となっていた。

「 ほんと、馬鹿なお姉さま……恨んでないワケないじゃない 」

紅魔館は健在だった。
紅き月が失われ、狂気に染まった館となって。







----



- よく食べたよ…  -- 名無し  (2009-06-01 16:18:13)
- まぁそんなことだろうと思ったが。 &amp;br()だがここはレミリアに乾杯。  -- 名無しさん  (2009-06-01 17:17:59)
- レミリア閣下に敬礼！  -- 名無しさん  (2009-06-01 18:46:13)
- バサッ！(ﾋﾞｼｯ  -- 名無しさん  (2009-06-02 00:32:26)
- レミリアは甘い女  -- 名無しさん  (2009-06-02 20:50:16)
- 紫を見てババアを連想した俺はスキマ送り  -- 名無しさん  (2009-06-15 00:19:20)
- そんな！レミリアがいいやつだと！？  -- 名無しさん  (2009-06-15 17:36:06)
- いくらフラン好きな俺でも無理だ &amp;br()レミリア閣下に敬礼！（ﾋﾞｼｯ!  -- 名無しさん  (2009-07-22 02:51:34)
- 無茶しやがって…  -- 名無しさん  (2009-07-22 21:02:23)
- ヘドロって言うなwwww  -- 名無しさん  (2009-07-22 22:02:38)
- でも、レミリアはフランに恨まれてもしかたないわけだし・・・  -- 名無しさん  (2009-09-24 23:22:46)
- フランちゃんが少しでも後悔してれば最高だった  -- 名無しさん  (2009-10-11 12:39:45)
- ラストのセリフは、「まさか全部食べてくれるなんて」的な悲しんでるセリフにも取れるぜ。  -- 名無しさん  (2009-10-11 17:21:59)
- レミリアぁぁぁぁぁぁっ！！！  -- 名無しさん  (2009-10-30 18:45:21)
- レミリアの紫もやしならぬ紫カレーへのカリ死マ性に全米が泣いた  -- 七７⑦名無し死３  (2009-11-16 20:03:29)
- まあ恨んでる気持ちはわからんでもないけどさｗ &amp;br()フランに嫌われまいとしたれみりゃが報われねぇｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-11-19 11:08:59)
- こまっちゃんの「のんな」に謎の感動が＾＾；  -- Ｊ  (2010-02-05 12:38:20)
- レミリアッー！  -- 名無しさん  (2010-03-28 00:19:21)
- 紫カレーうけたwww  -- 名無しさん  (2010-03-31 18:37:28)
- あれ…？このレミリア、カリスマがある…？  -- 名無しさん  (2010-03-31 21:22:45)
- レミリア…無茶しやがって…  -- 名無しさん  (2010-07-26 21:48:03)
- レミリアかっけぇ  -- 名無しさん  (2010-08-07 11:09:16)
- もぐもぐ・・・ &amp;br()以外にウマイなこのヘドロｗ  -- 名無しさん  (2010-08-12 13:02:53)
- 紫カレー・・・キモッ &amp;br()レミリア最高だったぜ・・ &amp;br()レミリアが死んでも私は忘れない！！！心の中で生き続けてるから！ &amp;br()いい姉だったよ・・・ &amp;br()てか、あえてのパチュリー・美鈴・チルノ・幽々子に喰わせれば &amp;br()よかったのにｗｗｗ  -- れみレミリ☆あうあう  (2010-08-14 12:46:56)
- ↑はスキマ送りｗｗｗ  -- 名無しさん  (2010-08-16 13:41:01)
- でもフランのヘドロなら食べてみたいかも  -- 名無しさん  (2010-08-16 20:17:30)
- ↑ﾄﾞｺﾞｫ! &amp;br()吸血鬼殺すヘドロ嬉々として食おうとする… &amp;br()お前ら最強すぎるｗｗｗｗｗｗｗ  -- 名無しさん  (2010-08-30 21:59:18)
- これってフランの料理を監視していた咲夜も同。、或いは咲夜もレミリアに何かしらの不満をいだいたりしていたのだろうか？  -- 名無しさん  (2010-09-03 14:33:13)
- ↑多分楽しそうにレミリアの為に作ってる料理を止めたくなかったのだろう。あるいは「何があっても止めるな」とレミリアに命令されてたか。  -- 名無しさん  (2010-09-06 06:44:03)
- 「乗んな」････カッコイイ。やばい。濡れた///  -- 名無しさん  (2010-09-07 15:15:03)
- ↑やめいww  -- 名無しさん  (2010-09-10 01:03:23)
- 私はお嬢様の愛を信じております(ｷﾘｯ  -- 名無しさん  (2011-03-14 21:51:04)
- カレーが凄いことに・・・・  -- 名無しさん  (2011-07-31 02:01:07)
- フラン黒ッ！！  -- 名無しさん  (2011-10-12 23:11:31)
- 俺はゆかりんへの愛もフランちゃんへの愛もおまいらの比じゃないから &amp;br()あのヘドロはＢ級グルメなんだぜ！ &amp;br()え？紫カレーって八雲カレーのことじゃないの？  -- 名無しさん  (2011-12-02 22:56:42)
- みんなのコメ見てて「あれ？紫様出てきたっけ？」とか考えたが、あぁあれか、あのヘドロのことかwwwwwww  -- 名無しさん  (2012-01-07 02:26:43)
- 何を入れたらカレーが紫になるんだよｗｗｗ（笑）  -- 名無しさん  (2012-01-23 17:41:19)
- なんか読んでて無性にカレーが食べたくなった（笑）…いや、紫のカレーじゃなくて普通のカレーだよwwwww  -- 名無しさん  (2012-01-23 23:05:12)
- カレーにパチュリーの作った実験薬とか入れたとか・・・  -- 名無しさん  (2012-01-24 18:34:44)
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    <dc:date>2012-02-06T17:38:30+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1192.html">
    <title>終焉：29スレ535</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1192.html</link>
    <description>
      「私が死んだらこの世界は終わるのかな？」
そう尋ねると彼女はいつものようにそっけなく
「さあね」
と答えた。
「アンタの世界は終わるんじゃないの？私の世界はおわらないけど・・・・・・」
そう言って触れる彼女の唇は、暖かくて少し乾いていた。
私はその唇に誘われるままに彼女の体に手をのばす。
シーツを頭からかぶってしまえば、そこは白いシェルターのようだった。
私は私の唇で、甘い吐息を漏らす彼女の唇を塞ぐ。
まるでその息をすべて止めてしまおうとでもするように。
生命を紡ぐ事をやめさせようとするように。
やかて息苦しさに彼女が喘いで、私の体を離そうとするまでそれは続く。
何時の間にかまたその肌はしっとりと濡れ始めた。
私たちはそのシーツの海で溺れた子供のようにお互いの体にしがみ付く。
そして、再び私たちは深いなにかを感じ取るのだ。

　白い白い私たちの世界。
　小さな小さな私の世界。
　薄い布キレ一枚で守られた、かくも頼りなき避難所で、抱き合いながら私たちは待ち続ける。

この儚くも脆い世界が終わりを告げる瞬間を・・・・・・。

『END OF THE WORLD』

 

 

霧雨魔理沙は時間通りに目を開いた。

壁にかけられた時計が示している時間はきっときっかり六時。
ほんの数カ月前まではまだ薄暗かったこの時間。
それも最近はすっかり明るくなり、目を開く頃には部屋の中は白い光で満たされるようになっていた。
けど彼女が目を開いたのはそのせいではない。
昨夜寝ついたのがどんなに遅くても。
或いは早々に床に入ったとしても、魔理沙はきっちり同じ時間に目を開いた。
目覚し時計のベルの音を聞くこともなく。
どこか遠くで鳴くすずめの声。
いつもと変わらない朝。

魔理沙はその時が来るのをじっと待った。それまではどんなことがあってもここを動いてはならない。
ベッドの中息を殺して待つことしばし、ゆっくりと足音が近づき、ドアがノックされる。
「魔理沙、朝よ。起きなさい」
そして一日が始まる。
いつもと同じ一日が・・・・・・。
「おはよう、アリス」
魔理沙は身を起こしながら、カーテンを開けるアリスに、にっこりとほほえみかけた。
今すぐにこの日常が消えてなくなればいい。
部屋を出ていくアリスの後を見つめながら、浮かべた表情とは裏腹に心の中でつぶやいた。

 

 

「あら、霊夢、今日は早いじゃない」
霊夢の目の前には何故か台所を漁っている紫がいた。いつもより早く起きてきた霊夢を見て驚いたように声をあげた。
「紅魔館で用事があるのよ」
そうぶっきらぼうに答えながら、朝食を急いで食べた。
「霊夢たら、そんなに慌てて食べて・・・・・・」
むせながら、無理矢理牛乳でパンを詰め込み流し込もうとする霊夢の背中を、笑いながら紫はたたいてやった。
慌てないでと声を掛けながら、コップに入った水を差しだそうとしたとき、外から声がした。
「お迎えがきたみたいね」
そういって窓越しに、外を伺った紫はくすりと笑った。
「いってくるわ！」
そう言った霊夢を笑顔で見送った。

 

 

 

「魔理沙」
親友の声で魔理沙は我に返ったかのように顔をあげた。
「パチュリー？」
「具合わるそう。どうする？」
その言葉に魔理沙は苦笑した。
どうしてわかってしまうんだろう。
パチュリーは普段は鈍いくせに、こういうところだけは何故か時々やたらと鋭い。
「今から帰ればゆっくり寝られるし・・・・・・」
「ありがとう、パチュリー」
魔理沙は親友に向かって礼を述べたが、申し出には首を振った。
「大丈夫。それほどじゃないし、昼は霊夢と一緒に食べる約束してるから」
自分が一日でも行くのをやめたら霊夢は心配してしまう。
「別に病気ってわけじゃないしね」
そう言った魔理沙をパチュリーは心配そうに見つめた。
（病気じゃないから心配なのよ）
病気なら薬や医者で治せる。
だけど、この親友の病巣はまったく別の場所にあるのだ。
「あのね、魔理沙・・・・・・」
パチュリーは魔理沙が苦しむ理由を知っている。
けれど救うことができない。
おそらく、もし救えるとするなら・・・・・・。
パチュリーの脳裏に一人の姿が浮かぶ。
（お願い・・・・・・）
パチュリーは少しだけ胸に痛みを覚えながら心の中で呟いた。
「私はいつでも魔理沙のそばにいるから・・・・・・」
胸が痛んでも。
自分の恋が叶わなくても。
「ずっとそばにいるからね」
綺麗な綺麗な、そして大切な親友。
この友情はきっと恋より大事。
私は魔理沙が可哀相だなんて決して言わないわ。

胸の痛みをかくして、パチュリーは照れたように笑って見せた。

 

 

 

翌日は朝から雨だった。
雨の日は憂鬱になる。
それなのにいつもの時間に目が覚めてしまって、霊夢は起き上がって窓の外を見下ろした。
「え？」
そのときの私はどんな表情だったのだろうか。
「なんで・・・・・・？」
霊夢はパジャマのまま、急いで玄関の鍵を開けた。
「どうして・・・・・・」
「いつものクセで起きちゃって」
そこには傘もささずにずぶ濡れのままの魔理沙が立っていた。
「いつものって・・・・・・何やってんのよ！アンタ・・・・・・」
「会いたかったんだ・・・・・・」
霊夢は雫の伝う頬に触れた。
それは氷のように冷たかった。
「それにしたって傘ぐらい・・・・・・んっ」
霊夢の台詞を冷たい唇で塞ぎ遮る。
やがてそれを解放すると魔理沙は笑って言った。
「忘れてたよ」
触れた手は冷たくて、いつもは温かい唇さえ冷たくて・・・・・・。
どこかに生きている証が欲しくて・・・・・・。
「バカ・・・・・・」
自分が濡れるのも構わずに霊夢はその胸に縋るように顔を埋めた。
耳を済ましてその鼓動を聞く。

「濡れるよ・・・・・・」
「いい・・・・・・」
毎日会えるのに。
手を伸ばせば届くのに。
離れるのがどうしてこんなにも怖いのだろう・・・・・・。
「着替えておいで」
霊夢は顔を上げた。
「ここで待っているから」
そういって魔理沙はにっこりと微笑んだ。
「タオル・・・・・・持ってくる」
霊夢は頷いて家の中に戻った。
魔理沙に触れていた頬から、まるで涙のように冷たい雫が伝い落ちた。

「あれ～、霊夢・・・？」
霊夢はうつむいていた。
「最近調子でも悪いのか？」
伊吹 萃香がしたり顔で語るのを尻目に、霊夢は黙ってさっさと座り込む。
「しっかし、霊夢・・・・・・どこいってたんだ？ずぶ濡れだよ？」
確かに萃香の言うとおり、霊夢はずぶ濡れだった。
「忘れてた・・・・・・」
「え？」
霊夢は濡れた巫女服をハンガーにかけた。
「霊夢？」
「さすの・・・・・・忘れてた。傘」
霊夢はそっと首筋に触れた。
隠れて見えない場所に残された朱印・・・・・・。
あの後、霊夢は早朝の雨の河原で魔理沙に抱かれた。
窓の外ではまだ雨の音が響いている。
その向うに、まだ先ほどの自分たちが見えるような気がした。
霊夢は降りしきる水のカーテンの奥をぼんやりと眺めていた。


午後なると嘘のように雨はやんだ。
「じゃ、魔理沙の家にいこっか♪」
意気揚々とパチュリーは言う。
「え？」
「魔理沙がラズベリーパイ焼いてくれたのよね♪」
「なんでパチュリーがいるのよ？」
「それが、パチュリーのやつが昨日の会話を盗み聞きしてたみたいで」
「・・・・・・まぁ、いいけどさ」
「ありがとう魔理沙♪」
じゃれあいながら３人は顔を見合わせて笑った。
そのうち２人は恋人同士で。
そのうち２人は親友同士で。
そして３人の関係は、それでも変わらなくて。
ずっとずっと続いていけばいいのに。
霊夢は目の前で、自分をおいて魔理沙と掛け合いを続けている２人を見つめて思った。
そんな霊夢に気づいた恋人が、振り返って微笑む。
手を差し出され、霊夢は少し躊躇いながら隣に並んでその手を繋いだ。
太陽が傾いて、世界をオレンジ色に染め上げる。
幸せな幸せな、オレンジ色の世界。


「それじゃあ、私はもう先に帰ろうかな」
3人で魔理沙の家で魔理沙が焼いたパイでお茶を飲んで。
一しきりたわいのないお喋りで過ごしたあと、パチュリーは席を立った。
3人で過ごす時間は楽しい。
だがパチュリーもちゃんとわきまえていた。
「恋人」同士の仲に入っていってはいけない領域があると。
「また・・・・・・明日ね。魔理沙」
帰り際、玄関先で、そう言ってパチュリーは礼をしていった。
また明日・・・・・・。
霊夢は空を見上げた。
今朝はあんなに雨が降っていたというのに、今は嘘のように晴れている。
満天の星、星、星・・・・・・。
まるで絵に描いたような・・・・・・。
ゾクッと霊夢の背中に寒気のようなものが走る。
まるで、作りものの・・・・・・ような？
心の中の、目に見えない糸に何かが引っかかっている。
「なんだろ・・・・・・」
霊夢は釈然としない気持ちでもう一度空を見上げた。

「霊夢」
自分を呼ぶ恋人の声に、霊夢は我に返った。
玄関の扉を開けたまま魔理沙が霊夢を待っていた。
「霊夢は・・・・・・もう少しいいよね」
にっこりと笑う。
いつもの少ししたたかな微笑み。
ドキッ・・・。
今朝の情事を思いだし、霊夢の胸が大きく波打った。
「じゃあ、もう少しだけ・・・・・・」
魔理沙の腕が霊夢の体をぎゅっと抱きしめる。
感じても感じても、魔理沙が欲しい。
満たされても満たされても、もっと足りない。
切なくて切なくて・・・。
どこか足りない・・・心も身体も。
やりきれなさで気が狂いそうだった。
呼んで。呼んで。呼んで。
名前を・・・。自分を・・・。
そして離さないで・・・例えどんなことがあっても。
例えこの世が終わっても愛しているから。
「霊夢・・・」

それに答えるように魔理沙は微笑んで霊夢の名を呼んだ。
その直後。
糸が切れるように霊夢の身体が魔理沙の胸に崩れ落ちる。
「れい・・・・・・む？」
異変に気付き、息をつきながら魔理沙は恋人の名を呼んだ。
崩れ落ちた身体からの反応はない。
「霊夢、霊夢、霊夢・・・・・・」
魔理沙は恋人の願い通り名前を呼んでその身体を再び抱きしめた。
魂がぬけ落ちたようにぐったりとした身体を・・・・・・。

先ほどまであたたかった身体が急速に冷えていく。
唇から洩れていた吐息が止まる。
「霊夢・・・霊夢・・・嫌だ。もう・・・おいていかないでくれよ・・・」
その瞼は閉じたまま開く様子もない。

真夜中。十二時を告げる鐘がどこか遠くで鳴っていた。

「うわあああああああっ」
冷たい恋人の骸を抱いて、魔理沙は絶叫した・・・・・・。

 

 

「魔理沙！」
誰かに揺さぶられて、魔理沙は目を開いた。
「魔理沙、大丈夫？」
心配そうに覗き込んでる友人の顔を、魔理沙は横になったまましばらくぼんやりと見つめていた。
自分は何をしているのだろう。
何をしているんだろう。

そうだ・・・・・・。彼女を呼ばなくては・・・・・・。
「霊夢・・・・・・は？」
掠れた声で、魔理沙はそれだけ口にした。
一瞬だけ、泣き出しそうにパチュリーの顔が歪んだ。
だが、そのあと無理やりパチュリーは笑みを浮かべた。
「大丈夫だよ。廊下で待ってる。魔理沙がいきなり倒れたりしたからびっくりしたみたい。今は落ち着いているから呼ぼうか？」
パチュリーの言葉に魔理沙は頷いた。
「霊夢、魔理沙が目を覚ましたよ」
ドアが開いて、入ってきた恋人に魔理沙は安堵したように微笑んだ。
「魔理沙・・・・・・」
「大丈夫だよ・・・・・・霊夢」
ベットの傍らに立ち、心配そうに自分を見下ろす恋人の頬に魔理沙は手を伸ばして触れた。
「魔理沙・・・・・・」
温かいその感触に、魔理沙はほっと息をついた。
「よかった・・・・・・」
そんな二人を傍らで見つめながら、パチュリーは意を決したように口を開いた。
「魔理沙、まだ寝ていたほうがいいよ。いきなり倒れたんだから。魔理沙のことは心配しなくてもいいから・・・・・・」
まだ、けだるさを覚えていた魔理沙はパチュリーの言葉に頷いた。
ベットに身を埋め、再び瞼を閉じる。
手だけは恋人のそれを握り締めたまま・・・・・・。
「魔理沙・・・・・・」
やがてその吐息が規則正しい寝息に変わった。

「もう、手を離してもいいよ。魔理沙」
パチュリーの言葉に霊夢は首を振った。
「傍にいるって、約束したもの」
霊夢はそう言って、ベットの傍らにたったまま動かなかった。
「霊夢！！」
思わずパチュリーは声を荒げていた。
「なんでなの・・・・・・どうして・・・・・・」
「なんでって、それをアンタがいうの？　パチュリー」
霊夢の言葉にパチュリーは絶句した。
「なんで・・・・・・」
霊夢の視線は魔理沙の顔を見つめたまま動かない。
薬が効いているのか、魔理沙が目を覚ます様子もなかった。
黙ったまま霊夢は魔理沙の寝顔を見下ろしていた。

「偽者なのに・・・・・・作り物なのに・・・・・・」
パチュリーは呟いてあとずさった。
霊夢はそんなパチュリーを不思議そうに振り返った。
「どうしたの？　パチュリー」
霊夢はいぶかしむ様に首を傾げた。
「魔理沙を頼むっていったじゃない？傍にいるって約束したって言ったじゃない」
「やめて・・・・・・黙れよ！」
思わずパチュリーは叫んでいた。
「お前なんか、本物の霊夢じゃ・・・・・・」
「本物ってなに？　私は私よ」
霊夢の瞳が蒼白になったパチュリーをまっすぐに映す。
「アンタが言ったんだよ。魔理沙を・・・・・・見捨てないでって」
酷く、悲しそうに。そして寂しそうに。
「アンタが・・・・・・私に言ったんだよ。魔理沙を・・・・・・愛してって」
パチュリーは思わず悲鳴を上げるように叫んでいた。
「紫！」
ハウリングのような音をたててドアが開いた。
中から出てきたのは白衣を着た紫だった。

「やれやれ・・・・・・。本体の調整がまだ完了していないから、これで間に合わせようって言ったのは貴方でしょう。パチュリー？」
そう言って溜息をつくと、紫は霊夢の方へ向き直った。
「霊夢、向こうで話したいことがあるわ。少しだけなのでいいかしら？」
霊夢は身を竦めると、名残惜しそうに握っていた恋人の手を離した。
紫に肩を抱かれるようにして病室の入り口へ向かう。
すれ違いざま、霊夢はパチュリーに向かって言った。
「私は・・・・・・私よ。パチュリー」
パチュリーは顔をあげた。
「魔理沙の中のイメージでも、パチュリーの中のイメージでもない・・・・・・」
霊夢の瞳がパチュリーを見つめる。あのころと同じ、自分が、そして魔理沙が愛した強気な瞳。
「まだまだね・・・・・・・パチュリーは」
そう言って寂しげに笑う。
「だから・・・・・・私は・・・・・・」
パチュリーは口を覆った。
「霊夢・・・・・・。霊夢なの？」
霊夢はフッと寂しげに微笑み、紫の腕の中に崩れた。
「あ・・・・・・」
呆然とパチュリーはそれを見つめた。
「予備バッテリーではこれが限界でしょう。所詮作り物ね」
紫の台詞を否定するようにパチュリーは呟いた。
「でも、霊夢よ・・・・・・」
「パチュリー？」
パチュリーの頬を一筋の涙が零れ落ちた。
「でも霊夢だ。あれは霊夢よ。お姉霊夢なんだ・・・・・・」
パチュリーは半狂乱になって叫んだ。
「だって笑った。まだまだねって言った。私のこと責めてた・・・・・・。それでも偽者だなんて・・・・・・」
「そういう風にプログラムしてあるんですよ。パチュリー・・・・・・」
「プロ・・・・・・グラム・・・・・・」
涙に濡れた目でパチュリーは友人を見上げた。
作り物の魂に、与えられた心に刻まれたシナリオ・・・・・・。
パチュリーは壁に崩れ落ちるようにへたり込んだ。そして再び鳴咽した。

「ですが・・・・・・本物なのかもしれませんね。少なくてもこの世界の中だけでは・・・・・・」
紫の声が、静かな病室に響く。
フッと自嘲的な笑みを浮かべると紫はパチュリーの背を向け、霊夢の体を抱いてドアへと向かった。
再びキーンと耳が鳴るような音がして扉が開く。
そこへと踏み出す前に、背中を向けたまま紫は呟いた。
「私は魔理沙さんのことは、別に可哀想だとは思いません・・・・・・」
パチュリーは顔を上げなかった。
「ですが・・・・・・貴方は少し可哀想だと思います・・・・・・パチュリーさん」
そしてドアは静かに閉まった。
パチュリーと、眠ったままの魔理沙を置き去りにしたまま・・・・・・。

「可愛想・・・・・・だって・・・・・・言うの・・・・・・」
涙を流しながらパチュリーは喉の奥で嗤った。
「ヒドイ人・・・・・・」
その声は鳴咽と、さほど区別がつかなかった。

 

 

 

暗い部屋。
壁一面には地図が映し出されていた。
日本のどこからも忘れられた世界。幻想郷。
その一部が赤く反転していた。
部屋の中には無数の気配が蠢いている。
「データが足りないな・・・・・・」
その中の一つが呟いた。その声に反応するようにいくつかのパネルが開く。
「かといって、これ以上ラボの規模を広げるわけにもいかないだろう」
そのいくつかが、別なデータによって掻き消される。
「第一あの地層からは、これ以上のデータは見つからないとされている」
その声に、溜息をつくように別の声が呟いた。
「報告ねぇ・・・・・・」
ピッと音がして、大きく一人の少女の写真が映し出された。
部屋の中が一気に静まり返る。
「まだ肝心の『博麗 霊夢』が見つかっていないのに？」
「無理ですよ！　地域と時代を特定されている他の人物からの復元はともかく・・・・・・」
その中の一つが荒々しく叫んだ。
「あの時代に何人いたと思ってるんです？」

その台詞を制するように、もう一人の声がそれを遮った。
「その中の人間の、たった一人の生き残りである『霧雨魔理沙』が、唯一欲してる人間なのだよ
だからこの研究を完成させるためにはどうしても必要なんだよ」
その言葉に気配達は一斉にどよめいた。
「『博麗 霊夢』の遺伝子は早急に見つけてくれ」
「わかった」
言い争いがあった後、紫がそこへきた。
「『博麗 霊夢』の方、やはり起動時間が十八時間を越えると問題がでてくるわね」
「今回のように魔理沙の目のまえで倒れられては、記憶を消しても精神的に影響を与えるかもしれない」
「夜の十二時前には家に帰らなくてはならないようなプログラムに書き換える必要があるわ」
それを聞いて誰かが答えた。
「まるでシンデレラだな」
そう言った気配の方を向いて告げた。
「もう魔理沙は気づいているのかもしれないわね」
そう言って紫は部屋を出ていった。


呼んで。
呼んで。
呼んで。

この世界のどこにいても、私には聞こえるから・・・・・・。

夜中、別れる前の晩、少女は魔理沙にそう言った。

「霊夢を手放せば、世界が終わってしまうような気がするよ」
そう言って魔理沙は少女に口付けた。
「さあね」
いつもの笑みを少女は浮かべた。
「世界ってどこからどこまでのこと？」
魔理沙を見つめて少女は言った。
「終わらないわ・・・・・・。たとえ人類が滅びても、地球がなくなっても、私やアンタが死んでもね」
それは酷く客観的で、そして酷く主観的な意見だと魔理沙は思った。
「それって私やアンタが死ぬだけなんじゃない？」
それでも呼んでほしいと少女はねだった。
だからこそ呼んでほしいのだと・・・・・・。
「霊夢・・・・・・」
願い通り呼ばれて少女が嬉しそうに微笑む。
「アンタが呼んでくれれば、私は存在できるよ。たとえ世界が終わっても・・・・・・」
この世のどこにもいなくなっても。
「アンタが呼んでくれるなら、それが私だもの・・・・・・」

そして少女は魔理沙の前から姿を消した・・・・・・。

・・・・・・。
「夢？」
朝きっかり六時。
魔理沙は目を覚ました。
「あ・・・・・・」
枕には涙の沁みが出来ていた。
泣きながら目を覚ますのは何年ぶりだろう。
悲しい夢でも見たのだろうか？
楽しい夢でも見たのだろうか？
それは、そこから離れたくないと、流した涙なのだろうか・・・・・・。
夢の内容は覚えてはいなかった。
魔理沙は頬を伝った涙を手の甲で拭った。
「魔理沙、時間よ！起きなさい」
アリスがいつものようにノックする。

「おはよう、アリス・・・・・・」

いつもの朝。
けど・・・・・・。
戻ってきたくなかったんだ。
きっと・・・・・・。
この世界へは。
何故か魔理沙はそう思えてならなかった。
だけど・・・・・・。
ここ（現実）には霊夢がいる。
いや。
ここ（現実）にも霊夢がいる。
「霊夢・・・・・・」
魔理沙は恋人の名を呼んだ。
どうしてこの世は霊夢と自分だけで完結しないのだろう。
恐らく・・・・・・先ほどみていた夢のように。
霊夢のいない終焉が、死ぬよりも恐ろしい。
そんな恐怖に苛まれながら、始まる一日。

いっそこの世界が終わればいい。
霊夢のいない未来が存在するならば・・・・・・。

魔理沙は呪詛のように、心の中で呟いた。

「おはよう、霊夢」
「おはよう」
いつものように迎えにきた恋人に、霊夢はそっけない調子で挨拶を返した。
「どうしたの？」
「なんでもないわ・・・・・・」
霊夢は慌てたように目を逸らした。
「もしかして、またおはようのキスして欲しかった？」
その台詞にあきれたように、だが少し顔を赤らめて霊夢は言った。
「アンタって奴は朝っぱらからなに考えてるんだか・・・・・・」
「霊夢のことかな」
魔理沙はさらりと呟いて微笑んだ。
「・・・・・・」
今度は真っ赤になって絶句する霊夢に、更に畳み掛ける様に魔理沙は言った。
「霊夢のことしか考えてないよ。ずっと・・・・・・」
「バカ・・・・・・そんな恥ずかしいこと・・・・・・んっ」
魔理沙は霊夢の言葉を遮る様に唇を重ねた。
ずっとそばにいてもいい。
ずっと愛し合ってもいい。
そんな証がもしもあるのなら・・・・・・。
「霊夢？」
「なんでもない。もう行きましょう？」
そう言って歩き始めた霊夢の後姿を見て、魔理沙は少しだけ寂しげに微笑んだ。

 

 

 

紫はこの世界をラボ（研究所）と呼ぶ。研究のために、幻想郷だけを精密に復元した世界だ。
『彼ら』にしてみれば、この考えられないような規模の箱庭も、ただの一室の研究室に過ぎないのだろう。
それどころか、モルモットを入れた小さなケージとしか思っていないのかもしれない。
『彼ら』が地球にやってきたときは、もうすでにそこは原始植物と一部の下等生物しか棲まない惑星だったらしい。
地表は殆ど海で覆われ、大地は深い氷の底に沈んでいた。
その底に知的生命体の遺跡を発見したとき、彼らは狂喜したそうだ。
それもそうだろう。何億光年という広大な宇宙を超えて、はじめて見つけた『研究対象』だったのだから・・・・・・。
その遺跡を調べていけば行くほど、『彼ら』はそこに棲んでいた人間や妖怪という生物の不可解な生態に夢中になった。
文化・技術・精神・・・・・・。
外の世界と呼ばれた人間の独自の歴史でいう2010年という年に、その人類は何らかの理由によって一瞬にして滅亡した。
当時いくつかの国家に分かれていたその中の最大にして、最強の国が行き過ぎた兵器開発をし、その使用方法を誤ったという説が有力だ。
そしてそれと同時に、その世界から忘れられた存在、幻想郷もまた消滅した。
だが、何せ余りに予想外に一瞬で全世界をそれが消し去ってしまったために、データが残っていないのだ。
だが、それ以前については、『彼ら』は遺跡から実に正確な情報を読み取ることができた。
『彼ら』は精神エネルギー、つまり思念を遺跡から抽出する事に成功した。『彼ら』はこの世界を知りたがった。
そして知れば知るほどそれに愛着を覚えた。そしてついに思いついたのだ。

それらを、滅びる前の姿のままに正確に復元させることを。

そのきっかけとなったのが一人の人間だった。その人間は奇跡的に、そのままの姿で保存されていた。
何かが墜落したと見られる小さな穴の中からそれは発見された。
幾人、幾百もの生き物、妖怪が存在した幻想郷の中でただ一人、まるで何かに守られるかのように彼女一人だけが無傷で氷の下に眠っていたのだ。
『彼ら』によって、「霧雨 魔理沙」は数億年の時を経て、再び息を吹き返した。『彼ら』はこのたった一人の残された人間を溺愛した。
そして、『彼ら』は、魔理沙の為だけに世界を与えたのだ。
研究・・・・・・という名目をつけて・・・・・・。

『彼ら』は実態をもたない生命体だった。
正確には数億年という宇宙の旅をするために、その実体と精神エネルギー、つまり思念を切り離したのだ。
『彼ら』が実際に実験に参加したり、干渉したりすることはできない。
その代役として、『彼ら』は、その地表に残された思念と遺伝子から復元された魔理沙の周囲の人間に、その役目を委ねた。
その当時一番魔理沙と深く関わりを持った人間たち・・・・・・。
幻想郷に住む、霧雨 魔理沙の親しい者達を自分たちの代役にしたのだ。

『彼ら』は魔理沙を愛した。
魔理沙のために全て与えた。
親友も。
家族も。
恋人さえ。

 

 

「霊夢・・・・・・」
あれは本物の霊夢ではない。『彼ら』は霊夢だけは復元できなかった。
遺伝子も、残留思念も見つけ出すことが出来なかったからだ。
あれは、魔理沙のイメージの中の、魔理沙の望む霊夢だった。
だから悲しくない。悲しくなんかない。
あれは本物の霊夢ではないのだ。本物であるはずがない。
パチュリーは自分に言い聞かせるように思った。

「霊夢・・・・・・」

世界が終わったあの瞬間に、恋も終わればよかったのだ。
「霊夢のとこ、行ってあげてよ」
世界が終わる前・・・・・・人間が滅びる前の晩。あの前の晩、パチュリーがそう言うと霊夢は悲しげに、そして怒ったように頷いた。
その時は恋より大事だと思ったのだ。
儚げで、綺麗な魔理沙が好きだった。
可哀相な魔理沙。
寂しがりやの魔理沙。
自分のほうが恵まれてるなんて思い上がっていた。
だから霊夢自身が、何を望んでいるかさえ知ろうともしなかったのだ。

だから・・・・・・。
「消えてしまいたい」
最後に霊夢は小さくつぶやいた。
「私はもう消えるわ。アンタ達は勝手に自分の望む私を呼べばいい・・・・・・」
「パチュリー・・・・・・私が何が欲しかったかわかる？」
パチュリーは黙って首を横に振った。
今ならわかる気がする。霊夢が何を欲していたのか。

もう消えると霊夢はパチュリーに告げた。
最後に思い出したように、パチュリーを振りかえって笑った。
「みんなで外の世界くらいは、行ってみたかったかも」
それがパチュリーが聞いた、霊夢の最後の台詞だった。
「みんなで・・・・・・。それは親友として・・・・・・だよね・・・・・・」
もちろん魔理沙も・・・・・・。
霊夢は親友としていたかったのだ。魔理沙でさえ。

「外の世界・・・・・・か」
今となっては外の世界どころか、幻想郷の一部しかないのだ。
そしていくら『彼ら』がしらみつぶしに捜しても、霊夢は永遠にみつからないだろう。
『彼ら』は残った「思念」と「遺伝子」という媒体で人間を復元する。
霊夢の心は消えてしまった。
私が消してしまったのだ。
魔理沙への恋愛感情と、霊夢自身の願いの間で揺れることに耐え切れずに霊夢は、自分の心を消してしまったのだ。
それの後押しをしてしまったのが私・・・・・・。
残されたのは、私と、魔理沙の想いだけ。
だからもうこの世に本物の霊夢を復元することは出来ない。
この世界は魔理沙のためだけの世界だから。
魔理沙のためだけの霊夢しか存在しないのだ。

小さな小さな偽者の世界。
脆い、想いだけで作られた世界。
その中で、偽りの幸福を与えられた魔理沙・・・・・・。

彼女を、可哀相だなんて思わない。
少なくても・・・・・・今の自分よりは。
だが、それでも選ぶ権利だけは与えられていなければ酷すぎると思った。
だから、話そう。全てを。本当の真実を。
今から自分がやろうとしていることは、残酷なことなのかもしれない。
それでもやらなくてはならないとパチュリーは決意した。
何故なら・・・・・・。
もう、世界は終わっているのだから・・・・・・。

パチュリーはポケットから無線機をとりだした。
発信の合図とともにディスプレイに相手の名前が表示される。
「霧雨 魔理沙」。
それを目で見て確認すると、魔理沙が通話のボタンを押した・・・・・・。

通話が終わった時、もう無線機の充電は切れかかっていた。
魔理沙は無線機の電源を切ると、ベットの上にそれを放り出して自分も仰向けに寝転んだ。
白い、白い天井が見える。殆どなんの模様もない白い天井。
あるのは微かな塗装の斑と、薄い、ほのかな沁みのようなものだけだ。
だが、それを覚えていると霊夢は言っていた。
はじめて自分に抱かれた日、霊夢は耐えるようにそれをずっと見つめていたのだ。
自分の肩越しに・・・・・・。

魔理沙は通話中、パチュリーの話を聞きながらすべてを思い出していた。

自分に抱かれながら、霊夢は何を思っていたのだろう。
誰を想っていたのだろう。
抱かれながら、悲しいほどに霊夢は強請った。
名前を呼んで欲しいと・・・・・・。
本当は誰に呼んで欲しかったのだろう・・・・・・。

電話を切るとき、パチュリーは「ごめんね」と一言呟いた。
あれは自分への謝罪だったのだろうか。
それとも・・・・・・。

呼んで
呼んで
呼んで・・・・・・。

霊夢の声が、魔理沙の中でリフレインする。
自分たちは全てを間違っていたのだ。

三人でずっと居たかった。恋よりも大事だと思っていた。それは霊夢の願い。

魔理沙を愛していた。けれど姉の魔理沙への想いを知ってしまった。
だから、魔理沙を向くように姉に願った。それはパチュリーの願い。

けれど、私は何を願っていたのだろう。霊夢が欲しかった・・・・・・？
間違いではない・・・・・・。けど、違う。
パチュリーの願いを聞き入れて霊夢の願いに気づかなかった。だから、霊夢の心は消えてしまった。
本当の自分の願いはなんだったのだろう・・・・・・。わからないまま・・・・・・。

想いだけが形作る世界の中で、霊夢だけが偽者だった。
パチュリーの話を聞いて全てを思い出して、この世界の違和感と嫌悪感の理由に、魔理沙は初めて思い当たった。

この世界が終わればいい。
ずっとそう願っていた。
祈っていた。
霊夢を抱きながら。
霊夢の声を聞きながら。
霊夢と自分だけで完結する世界の終焉を望んでいる・・・・・・。
この作られた世界で、きっと霊夢もそう・・・・・・。
この世界の霊夢はきっと終焉を望んでいる。

その時、玄関のチャイムが鳴り響いた。
魔理沙は自嘲的な笑みを浮かべた。それを鳴らした主はわかっている。
ここはそういう世界なのだ。

魔理沙はゆらりとベットから立ち上がって階下へ降りていった。
アリスの気配ももうすでにない。
魔理沙は玄関のドアをゆっくりと開いた。
「ようこそ・・・・・・」
そこには誰よりも愛した恋人が立っていた。
魔理沙は少し微笑むと、部屋へと招き入れた。

全てが終わる場所に、魔理沙はやはり自室のベットの上を選んだ。
白い白いシーツの上に全裸の霊夢を横たえる。
その身体に自分も生まれたままの姿になって覆いかぶさりながら、魔理沙は想いをこめて囁いた。
「愛してるよ・・・・・・霊夢」
「私も・・・・・・」
そう答える声が痛い。
苦しげに歪んだ魔理沙の顔を、包み込むように霊夢は腕を伸ばした。
「私は、魔理沙を愛しているのよ」
少し、悲しげに霊夢は呟いた。
そして霊夢は魔理沙の背中に腕をまわした。
「愛しているわ・・・・・・」
ずっと、ずっと、ずっと。
「魔理沙の傍にいる・・・・・・」
その腕の中で魔理沙は堪えきれず鳴咽した。
「だから、呼んで・・・・・・魔理沙」

呼んで。
呼んで。
呼んで・・・・・・。

求めて。
求めて。
求めて・・・・・・。

「霊夢、霊夢、霊夢・・・・・・」
魔理沙は涙を流しながら少女を抱いた。
それは本物だった。
この世界では本物だった。
少なくとも・・・・・・このときの魔理沙の想いの中では・・・・・・。

もうそれだけで満足だった。

「証なんていらないよ・・・・・・霊夢・・・・・・」
魔理沙は霊夢に口付けた。
そして霊夢の居ない未来も要らない。
欲しいのは終焉。
霊夢とともに迎える最後・・・・・・。
偽りの永遠など、欲しくないのだ。

真夜中を告げる鐘が鳴る。
腕の中の恋人の身体がそれが合図のように崩れ落ちた。
最後にもう一度だけ、魔理沙はそのもう吐息を紡がない唇に口付けた。





魔理沙は机の引き出しから瓶を取り出す。それはもうずっと魔理沙が隠し持っていたものだ。
パチュリーに真実を告げられるずっと前から、魔理沙は終焉を望んでいたのだ。
恋人の身体を横たえて、自分もその隣に横になると、魔理沙は一気にそれを煽った。
そして静かに瞳を閉じた。
恋人のもう冷たくなった手を握り締めて・・・・・・魔理沙は永遠の眠りについた。



モニターからは点滅が次々に消えていた。
「この分ではもうパチュリーさんも消えているでしょうね・・・・・・」
紫は静かに呟いた。
『彼ら』は魔理沙の自殺を知ると慌てて復元を要求してきた。だが、紫は首を横に振った。

「無理よ。魔理沙は自分で自分の心も消してしまった」
心と身体がなくては、人間は存在できない。
どんなに精密に身体を作り上げても。
どんなに正確な記憶を再現してインプットしても。
心がなければそれは人間とはいえないのだ。

人類自身も、その拙い研究で永遠の命を夢見た。
クローンという、新しい容れ物を遺伝子によって再現することによって。
もう一度死んだ人間を生き返らせようと試みた。
だが、ついに世界が終わるまで、それが成功したという証明は為されなかった。
恐らく、あの時世界が終わらずに存えたとしても、その試みは永遠に成功しなかっただろうと紫は思う。

人は「想い」で生きているのだ。
それは決して一人の想いではない。
その時代に生まれて、そして誰かと出会って、その時に過ごしてはじめて「生きている」といえるのだ。


たとえたった一人その想いを、再び蘇らせた「容れ物」に注ぎ込まれたとしても、生きかえったといえるのだろうか。
世界は世界ごと生きているのだ。

紫はモニターのスイッチを切った。
「『人間』は与えられた箱庭で生きていけるほど、単純な生き物ではないのですよ」

人間の生きていた時代は終わったのだ。
作り物の世界では人は生きていけない。
欲しいものだけを与えられては満足しない。
偽りの世界では、少しずつ、少しずつ、その違和感に耐えられずに壊れてゆくのだ。
「心」が生きていけない世界なら、いっそ消えてしまうことを望むから。

「後はあなたがたの望む世界を勝手に作って遊んでください。私たちはモルモットにはなれません」
そう言って、紫もスキマから取出した銃で自分の頭を撃ち抜いた。

消えてしまった想いを抱いて再び水の星は、永い永い眠りについた。
誰かが死んでも世界は終わらない。
星が滅んでも世界は終わらない。ただ「その世界」が終わるだけ。
だが、終わってしまった世界は取り戻すことは出来ないのだ。その変わり新しい世界がどこかで生まれる。

別の「想い」を抱いた、新しい世界が・・・・・・。

～fin～

- トゥルーマン・ショーとAIとタイムマシンと2001年宇宙のたびあわせたような感じだ &amp;br()紫自身は本物だったのか  -- 名無しさん  (2009-10-29 18:37:32)
- ごめん。そのタイトル全部わからんｗ  -- 名無しさん  (2009-10-29 19:05:41)
- 全部映画よ &amp;br()特に箱庭って部分はトゥルーマン・ショーと似てる &amp;br()ただし悲惨部分はAIだな  -- 名無しさん  (2009-10-29 19:10:59)
- 映画なのか。 &amp;br()暇なときにレンタルで見てみようかな。  -- 名無しさん  (2009-10-29 19:55:33)
- 色々と考えさせられた良い話だった。  -- 名無しさん  (2009-11-08 02:22:41)
- いじめＳＳなのに泣いた。 &amp;br()偽霊夢や偽パチェリーや紫も救われねぇ…… &amp;br() &amp;br()魔理沙も『彼ら』もみんなも幸せになってほしかったなぁ…  -- 名無しさん  (2009-11-16 18:52:27)
- みんな、ちょっとこれを見てくれ。 &amp;br()つttp://www34.atwiki.jp/konataowata/pages/222.html &amp;br()えっと···うん···どーいうことなんだろうね。  -- 名無しさん  (2009-11-17 22:33:55)
- 作者が一緒。 &amp;br()こなたのとことここのSSは同じ人が書いたもの。 &amp;br()というか名前とかその他改変しただけ。 &amp;br()詳しくは29スレ見ていただければ分かる。  -- 書き主＝SF655  (2009-11-17 22:58:37)
- そーなのかー。wikiしか見てないから知らなかったぜ。  -- 名無しさん  (2009-11-17 23:02:59)
- wikiしか見てない人って結構いるんだろか？  -- 名無しさん  (2009-11-17 23:16:16)
- いると思うよ俺もそうだし &amp;br()  -- 名無しさん  (2009-11-21 20:42:34)
- 見てきたがクリソツだな・・・。  -- 名無しさん  (2009-11-22 04:36:04)
- まあ自分の創作物だろうと &amp;br()名前すげ替えだけってのはちょっとなあ  -- 名無しさん  (2009-11-22 05:40:02)
- 読んでて凄く違和感あったのは、そういうことか。 &amp;br()登校シーンが浮かんだりしたよ。  -- 名無しさん  (2009-11-24 07:12:40)
- なんかやるせないってか悲しいってか・・・胸が苦しくなる  -- 名無しさん  (2011-04-04 01:55:24)
- 違和感感じるところを若干修正。  -- 作者  (2012-02-04 18:12:13)
#comment(vsize=2,nsize=20,size=40)    </description>
    <dc:date>2012-02-04T18:12:13+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1187.html">
    <title>チルノいぢめ：25スレ887</title>
    <link>http://www35.atwiki.jp/th_izime/pages/1187.html</link>
    <description>
      【注意】
[[ゆかりん　いぢめ：20スレ28]]氏の設定をお借りした、全く別人による代物です
*東方キャラの性格改変有り 
*[[ゆかりん　いぢめ：20スレ28]]の趣旨趣向が投げ出されたナンセンスな代物です

「最強のあたいをテストしようっての？らくしょーよ！」
紅魔館正門から湖に至る短い一本道、最初に知らされた時は心からそう考えていた
しかしチルノは今、空前絶後の精神衰弱状態にある

チルノは自分が紅魔館正門に佇んでいるのに気がついた
こんな暑い日に、カエルの一匹さえ居ない所に何故自分が立っているのだろう
さっさと棲家の湖に帰ろう、そう考えて透明な羽根に力を篭めるも、何故か1cmも浮くことが出来ない
思わず小首を傾げと、一人の女性がチルノに話しかけてきた

「また戻ってきましたね？ささ、とっとと先に進んでください」
彼女は門番、紅魔館の前でいつも寝ているほん・・・ちゅうごくという妖怪　チルノはそう認識している
「ちゅうごくなんか怖い…」
いつも優しい美鈴が、いつもの微笑みで話しかけただけ、今日はそれに何故か怖気が走る
「ああ…散々いじめちゃいましたからね、でも今の難易度は前代未聞の-C、門はフリーパスです」
散々いじめた…？その言葉でおぞましい感覚が一層ハッキリしてくるが、門番の言ってる事はさっぱり分からない
「ちゅうごく怖い…今日会ったの初めてだけど怖い」
チルノは普段と違う美鈴の異様さに思わず数歩後ろに下がる
「ああ、ここは夢の世界のゲームの中でループしてますからね、過去の感覚でしょう」
「門をよじ登ろうとした貴方を串刺しにしたり、制止を無視して門を開けた貴方をスコップでかき氷にしたり」
「騙されて炎天下、散々花壇の雑草を抜かさせられた後の貴方の呆けた泣き顔は最高でした」
美鈴はいままでチルノに行ってきた残酷な仕打ちを、ちょっとしたいたずらであるかのように舌をだして話した
なんとはなく、そんな事が本当にあった気がしてきたが…ループ？夢？チルノの頭脳では説明を1割も理解できなかった
しかしチルノにも蘇ってくる恐怖と絶望の感覚だけは感じ取る事が出来た…この場所から一刻も早く逃げたい
「やだ・・・やだ・・・」
チルノは体を縮こませ震えながら、恐怖の感覚が染み付いた門を早足で駆け抜ける
「チルノさーん、メモはちゃんと見てくださいねー！もうそれで30回ぐらい死んでるんですからー！」
美鈴は笑顔で小さなチルノの背中を見送った

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『　ミズウミ　チュウオウ　ノ　オキニイリ　ノ　バショニ　タドリ　ツケバ　アナタ　ノ　カチ　』

【やってはいけないリスト】

・もんばんうそつき（パス）
・大ちゃんもしんじられない								
・カエルこおらせない　すわこがひどいことする（パス）

※ ※ ※　※ ※ ※　※ ※ ※　※ ※ ※　※ ※ ※　※ ※ ※　※ ※ ※　※ ※ ※
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


メモの筆跡はチルノのものではない、チルノは自分で書いたヘタクソな字を自分で読む事が出来なかった
最初の数十回は、蘇りメモを見る度、何が書いてあるか分からずチルノは泣きじゃくってばかりいた
今のメモはチルノのヘタクソな字を美鈴が解読し、綺麗に書き直したものだ
裏書も丁寧なルビと噛み砕いた説明に変更されている

そこそも、チルノがこのような賢者の戯れに参加しているのには理由がある
…チルノのような子供の「だだっこ」を皆の前でやられる事は、賢者達にとって非常に困る事だった
「あたいを仲間はずれにした！！あたいが最強だからって逃げてるんでしょ！！」
公衆の前で泣きじゃくり足をばたつかせる子供の姿は、それを招いた周囲の年長者の人格を狭器に見せる
幼い少女のささやかな願いを撥ねつける神が、支配者が、正念場で信奉者や民草を救ってくれるものか
賢者達はここで大人の寛容を示さなければ、各々の信仰に、名誉に響くと判断し渋々チルノの参加を許可した

しかしチルノの頭脳では永久に昏睡するのが関の山、神々はチルノにだけ特別な救済措置を加えたのだった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

この世界は本当ではなく、プレイヤーであるあなたが見ている夢
あなたは覚えてないけど、この世界は繰り返してます、あなたが出来るまで何度でもやりなおし
この世界の人はみんな毎回同じ動き、同じ動き・同じ会話しかしない（ちゅうごくだけは違う）
途中にいるみんなの言う事を聞いて、カタカナで書かれている事ができればみんな元に戻る
【ルール】
・【やってはいけないリスト】に書いてある事をした場合、あなたは死にます、又は殺されちゃいます
・やりなおし回数が無くなると全部忘れて門からやりなおし（これをコンティニューと言う）
・やりなおし回数の数は表面の※の数
【この紙について】
・ここに書かれてある文章は何回死んでも消えません
・この紙を無くしても、心に願えば何度でも戻ってきます　メモで鼻をかまない事
・【やってはいけないリスト】は死んだ場合にのみ、勝手に死んだ理由を書き足されます
【記録者について】
・ゲームのルール説明、記録を行なう者。ゲーム中に一人だけ存在する　今は中国もあなたを助けてくれます
・【やってはいけないリスト】を行なったあなたを殺す役割も持っているため注意が必要
・故意にプレイヤーを妨害することは無い。手助けもしれくれない
難易度-C
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

紅魔館から少し進んだ先の平原、チルノは少しでもあの不気味な門から離れようと小走りで歩く
平原を半ばまで進んだその時、そこに見慣れた親友の姿を見つけた

「大ちゃん！怖かったよ！ちゅうごくが・・・ちゅうごくが」
狼狽するチルノを大妖精はいつものように優しくなだめて…は、くれなかった
「チルノちゃん、かくれんぼしよっか」
大妖精の様子がおかしい、大ちゃんはこんな作ったような不気味な顔で笑わない
チルノは少し怯えたような表情で、大妖精に尋ねる
「大ちゃん？今はそんな事より湖に帰りたい」
大妖精もあの美鈴と同じくおかしくなってしまった？一抹の不安を抱きながらおずおずと尋ねる
「しますか？しませんか？どちらでも構いません」
大妖精の口調が妙に事務的なものに切り替わる
「大ちゃん！？なんか今日は大ちゃんまでおかしいよ」
親友の大妖精の変化にチルノは混乱する、しかし
「範囲はここから湖畔まで、これから私は100数えます。その間に隠れてください」
「いーち、にーい、さーん・・・」
いきなりゲームの開始を宣言する大妖精
焦りながら近場の隠れ場所を思い出し、急いで駆け込んだ
100までカウントを終えた大妖精が辺りを見回し・・・そして数分後
大妖精はいとも簡単にチルノを見つけた　
それもその筈、チルノは真昼の晴天の下
大妖精から２０ｍほどの距離の草むらに蹲っているだけだったのだから
「チルノちゃん見つけた、ゲームオーバーです」
「そんな・・・いつもは大ちゃん見つけられないのに！ずるした！」
あたいのとっておきの隠れ場所に隠れて見つかった事など無かったのに何故？
そんな不条理にチルノの頭にたちまち血が上る
普段はそんなチルノを優しく宥めるのが二人の関係、しかし悪夢の大妖精は容赦無く現実を告げる
「現実世界の大妖精は恐らく見つけられないフリしてるだけです。そんな草むら、お尻丸見えですよ」
普段の戯れとは違う計算された弾幕がチルノを囲む・・・大妖精の弾幕は正確にチルノを貫いた

≪プレイヤーの知能がクリアに満たないと判断　難易度Dに変更されました≫

残機を消費し蘇り、恐怖の門を大急ぎでくぐり抜けたチルノ
今回はコンティニューではないので、先程の暴力の記憶はそのままだ
「大ちゃんおねがい・・・いじわるしないで・・・」
先程の弾幕ですっかり怯えたチルノは震える声で縮こまった
「難易度は現在D、ここもフリーパスになりました。さ、チルノちゃん先に行って？」
大妖精は先程とは打って変わって、満面の笑みだ
普段の大ちゃんに比べたら笑顔が張り付いたようでおかしいけれど、先程の大妖精に比べたらずっとマシ
「本当はこの先にリグル、ミルティアの関門が予定されてたんだけど・・・ついにDにまで下がったからね、中止」
「あとカエルも取り除いたし蘇生回数も無限になったわ・・・あれだけ数が増えたら、コンティニューの意味無いもの」
…表情は満面の笑みなのだが、口調から難易度が下がった事に対して侮蔑の感情を持っているのが伝わってきた
「なので、次はいきなり最終関門のレティです。ともかくこれ以上難易度が下がらないように頑張ってチルノちゃん」
チルノは大妖精を視界の端に捕らえ続けたまま、湖に向かった
そんなチルノを大妖精は鼻で笑っていた

なんとか愛しの棲家に戻ってこれたが、湖の様子がおかしい・・・カエルが一匹もいないのだ
これが先程大妖精が言っていた救済措置なのだろうか？しかし、それよりも更におかしいのは
この夏の日差しの下には、絶対いる筈の無いチルノのもう一人の親友がそこに立っていることだった
「レティ助けて！さっきからみんなおかしい！」
「チルノ、なぞなぞよ」
レティの表情はいつになく冷たい　巫女が挑んできた時もレティはいつになくクールだったが、今回はその比ではない
「レティも・・・みんなもとに戻ってよ・・・」
「受けますか？受けませんか？どちらでも構いませんが」
…大妖精と同じ調子だ　今のレティはいつもの優しい彼女じゃない
大妖精と同じく彼女も私を容赦無く串刺しにするだろう
「受け・・・ます　だから酷い事しないでください・・・」
恐怖に怯えいつになく殊勝な返事を返す　チルノの精神が限界に達している事の証だった
「それでは問題、東から昇って西に沈む真昼の支配者、なーんだ」
思考を限界まで巡らす…東？西？東って何？真昼・・・お昼のこと・・・
支配者・・・紅い吸血鬼や亡霊のような・・・さいきょーに近い・・・
「・・・あたい？」
これがチルノの精一杯だった
「ハズレです」
レティは「いくらなんでもこれはない」と言った顔で呆れた
「でもあたいはさいきょーで支配者っぽいし・・・夜はねむいし」
「チルノは東から昇って西に沈まないでしょう？」
いつもの優しく諭す口調ではなく、呆れと蔑みがありありと感じられるものだった
「正解はこれよ」
レティが指を掲げると雪の結晶達がレンズを作り光を集まり、その焦点はチルノに向かう
「やだやだ！熱いよレティ！あたい死んじゃうよ！やめてやめて！」
凝縮された太陽光の熱は、氷の妖精をたちまち溶かし始めた

　・・・・・・・・・・
　・・・・・・・・・
　・・・・・・・・
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『　ミズウミ　チュウオウ　ノ　オキニイリ　ノ　バショニ　タドリ　ツケバ　アナタ　ノ　カチ　』
（みずうみ　ちゅうおう　の　おきにいり　の　ばしょに　たどり　つけたら　チルノ　の　かち）

【やってはいけないリスト】
チルノさん、もう一ふんばりですよ、みんな応援してます！加油！（中国より）
チルノちゃんがんばって！ゴールはすぐそこだよ！（大妖精より）
チルノ、さっきは酷い事してごめんね　もうぶったりしないから一緒にがんばりましょう（レティより）
メモで鼻をかまない事

N/A
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

今では最終関門に、レティ自身の手取り足取りの助けだけではなく、
ついに前関門の大妖精まで出張してくる有様になっていた
「東側から踏み出せばクリアだから！大丈夫よ！」
優しい口調でレティが率直な答えをチルノに教える、もう既に関門でもなんでもなくなっていた
「ひがじ・・・わがんない！うわあああああああん」
「地図を思い出して！上が北よ！」
先程からレティと大妖精は錯乱気味のチルノをあやし、分かりやすい解説をし続けている
もはやプログラムの趣旨は完全に放棄された格好だ
しかし、チルノはそれでも理解できないらしく立ったまま片足を空に向かって掲げる
「あだい今飛べないからお空まであじがとどか゛ないよ！レティのいじわる！もうやだあああ」
「そうじゃないわチルノ！あとそんなに足上げたらパンツ見えてるわよ！」
ついにチルノの世話まで焼き始めるレティ、最初の無慈悲な冬の化身は何処へ消えたのだろう
大妖精はわざわざチルノの頭脳で理解できるよう、分かり易く噛み砕いて説明する
「チルノちゃんから見て右足から！右足から歩けばいいのよ！」
ひょっとしたらこの大妖精は現実より賢明で優しいかもしれない
「ぐすっふぐっ…う゛っ…み、ぎ？…」
「お箸持つ方！お箸持つ方だよ！」
大妖精が必死の様子でチルノに説明する
まさかこのような事を指導させられるとは、悪夢のプログラムも考えてはいなかっただろう
「おはじも゛でない゛！うっうぐっぶええええええ」
もう底抜け状態だった　プログラムはついに最終手段を採る事にした
「私が動いて見せるからマネしてみて？ね？」
優しい笑顔で模範解答を実践してみせる元試験者…いや、今は保母さんだろうか
「う゛ん・・・うんしょ・・・」
「ちょっ！レティは向かい側にいるから逆だよチルノちゃん！」


≪プレイヤーの知能がクリアに満たないと判断　難易度-Kに変更されました≫

- ＼やべえ／  -- 名無しさん  (2009-10-14 18:31:37)
- だめだこりゃｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-10-14 18:46:55)
- 最後難易度『マイナスK』かｗｗｗ  -- 名無しさん  (2009-10-14 19:01:31)
- だがクリアできない、それがチルノです  -- 名無しさん  (2009-10-14 19:13:53)
- セコンド、早くタオルを……  -- 名無しさん  (2009-10-14 20:22:29)
- 難易度Ｑになるまで頑張ってほしい。  -- 名無しさん  (2009-10-14 20:32:26)
- なんか逆にほのぼのしたwww &amp;br()この設定シリーズ化しないかな？  -- 名無しさん  (2009-10-14 23:09:26)
- チルノｗｗｗ &amp;br()賢者の皆さんもさぞ困っただろうなｗ  -- 名無しさん  (2009-10-15 09:03:01)
- チルノとちゅっちゅしたいよ &amp;br()このシリーズおもしれえwww次は星蓮船勢かね  -- 名無しさん  (2009-10-15 10:36:42)
- 亜田井 チルノ（１７歳）  -- 名無しさん  (2009-10-15 12:42:41)
- あれ、なんか心があったかいよ……  -- 名無しさん  (2009-10-16 02:46:27)
- 誰か…チート使ってやれ…。  -- 名無しさん  (2009-10-16 14:30:42)
- セカンドステージではレティと大妖精が絶望した顔になるのか &amp;br()まずは泣き出したチルノをあやす試練だ  -- 名無しさん  (2009-10-16 14:51:42)
- 新ジャンル「データイジメ」  -- 名無しさん  (2009-10-16 21:32:56)
- これって大ちゃんとレティの悪夢じゃね？  -- 名無しさん  (2009-10-17 00:08:50)
- あー、もうかわいいよチルノ。  -- 名無しさん  (2009-10-18 09:25:04)
- データざまぁｗ  -- 名無しさん  (2009-10-31 08:08:56)
- あんらららwww  -- James Bond  (2009-10-31 22:13:09)
- 本編のチャレンジャーは死んだら記憶が抹消されるが &amp;br()逆にチルノの場合、記憶が継承されるからある意味、本編の連中より残酷なような  -- 　  (2009-11-01 00:51:50)
- なにこれすごい  -- 名無しさん  (2010-03-13 11:25:12)
- てゆうか、妖精の苦手ななぞなぞが出てる時点でクリア不可能だと思うが。  -- 名無しさん  (2010-03-13 19:35:14)
- 賢者『ゆっくりした結果がこれだよ！！！』  -- 名無しさん  (2010-03-16 14:22:52)
- データが絶望するセカンドステージ読みたいww  -- 名無しさん  (2010-03-23 00:57:00)
- Z行くんじゃね  -- 名無しさん  (2010-03-23 14:09:03)
- ≪プレイヤーの知能がクリアに満たないと判断　難易度ZZに変更されました≫  &amp;br()  -- 名無しさん  (2010-03-23 14:50:06)
- 挑戦者と主催者、もうどっちが試練を受けているのやらｗ  -- 名無しさん  (2010-04-16 14:44:11)
- このシリーズでチルノ最強だな  -- 名無しさん  (2010-04-16 17:45:09)
- 俺の母性本能がビンビンだぜ  -- ウホッ！いいチルノ  (2010-04-16 20:32:18)
- ええのぉええのぉ &amp;br()チルノたんかわいいよﾊｱﾊｱ  -- 名無しさん  (2010-05-10 13:51:29)
- これはいいさるの  -- 名無しさん  (2010-11-02 02:24:13)
- ともだちをひとりにしたりしてわたしわすこしまえまで  -- みこみこ  (2010-12-06 20:57:03)
- チルノちゃん可愛い！！！食べちゃいたい！！！もちろん性的な意味で！！！！  -- 名無しさん  (2011-09-22 23:03:53)
- みんなに励まされてるww &amp;br()  -- 名無しさん  (2011-10-14 20:25:53)
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