【東方学園~学力~】
「みんな~!」
「チルノちゃん!」
「遅いよチルノちゃん!」
「ごめんね~。先生の話が長くて~。」
「そーなのかー。」
「まあまあ、チルノもわざと遅れたわけじゃないし…。」
「チルノちゃん!」
「遅いよチルノちゃん!」
「ごめんね~。先生の話が長くて~。」
「そーなのかー。」
「まあまあ、チルノもわざと遅れたわけじゃないし…。」
幻想郷立東方学園。
その校門前で初等部の仲良し5人組、チルノ、大妖精、リグル、ルーミア、ミスティアが集まっていた。
その校門前で初等部の仲良し5人組、チルノ、大妖精、リグル、ルーミア、ミスティアが集まっていた。
「なんかね、9を書くときに○で囲むなって言われたの。」
「それはチルノちゃんが悪いよ。そんなんだから⑨って言われるんだよ!」
「いいじゃないのリグルちゃん。チルノちゃんらしくて可愛らしいじゃない。」
「いやいや、大ちゃんはチルノに甘すぎるよー。」
「過保護なのかー。」
「それはチルノちゃんが悪いよ。そんなんだから⑨って言われるんだよ!」
「いいじゃないのリグルちゃん。チルノちゃんらしくて可愛らしいじゃない。」
「いやいや、大ちゃんはチルノに甘すぎるよー。」
「過保護なのかー。」
この五人はそれほど学力がいいほうではなかった。
大妖精は五人の中では一番良く平均的より少し下くらいの学力であり、反対にチルノは学年でもっとも悪く9を書くときによく○で囲んでしまうため付いたあだ名が⑨であった。
しかし五人はお互いの学力など気にせず、それなりに楽しい学校生活を送っている。
大妖精は五人の中では一番良く平均的より少し下くらいの学力であり、反対にチルノは学年でもっとも悪く9を書くときによく○で囲んでしまうため付いたあだ名が⑨であった。
しかし五人はお互いの学力など気にせず、それなりに楽しい学校生活を送っている。
「今日の帰りはどこへいこうかミスチー!」
「チルノ、私の名前はミスティアだって言ってるでしょー!」
「だって言いづらいんだもん!」
「いいづらいのかー。確かに言いづらいねー。」
「そうだ!神社の霊夢先輩の所に遊びに行こうよ。どうせ暇だろうしね!」
「だ、だめだよリグルちゃん…先生が寄り道は駄目だって…。」
「チルノ、私の名前はミスティアだって言ってるでしょー!」
「だって言いづらいんだもん!」
「いいづらいのかー。確かに言いづらいねー。」
「そうだ!神社の霊夢先輩の所に遊びに行こうよ。どうせ暇だろうしね!」
「だ、だめだよリグルちゃん…先生が寄り道は駄目だって…。」
他の四人が乗り気のなか、大妖精は一応注意をする。
が、どうせ言っても聞かないのは分かってるのであまり強く言わないのである。
が、どうせ言っても聞かないのは分かってるのであまり強く言わないのである。
「大ちゃんは真面目だねー。ま、それがいいところだよね。」
「よーし、せっかくだから競争しようよ!ま、最強のあたいが一番になるのは決まってるけどね!」
「ま、まってよチルノちゃ~ん!」
「競争なのかー、私だって負けないよ!」
「わ、私だって負けないんだから!」
「私も!」
「よーし、せっかくだから競争しようよ!ま、最強のあたいが一番になるのは決まってるけどね!」
「ま、まってよチルノちゃ~ん!」
「競争なのかー、私だって負けないよ!」
「わ、私だって負けないんだから!」
「私も!」
そう騒ぎながら五人は神社まで掛けていく。
チルノは勉強はできないが、それでも今が幸せなのはわかっていた。
しかし、そんなチルノを変えてしまう事件がある日起きてしまう。
チルノは勉強はできないが、それでも今が幸せなのはわかっていた。
しかし、そんなチルノを変えてしまう事件がある日起きてしまう。
それは春の中間テストが終わった頃であった。
チルノの順位は、まあ当然の最下位。
チルノはそんなこと気にもしていなかったし仲間達もお互いの順位を気にはしていなかった。
しかし、彼女らがよしとしても、クラスの平均点が下がってしまうのを良しとしないようなものは必ず出てくるのだ。
その日チルノはたまたま忘れ物をして一度教室に戻り、再び皆のいる校門に戻るところであった。
そのとき、四人がクラス順位で成績のいい橙、萃香、メディスンに絡まれていたのであった。
チルノの順位は、まあ当然の最下位。
チルノはそんなこと気にもしていなかったし仲間達もお互いの順位を気にはしていなかった。
しかし、彼女らがよしとしても、クラスの平均点が下がってしまうのを良しとしないようなものは必ず出てくるのだ。
その日チルノはたまたま忘れ物をして一度教室に戻り、再び皆のいる校門に戻るところであった。
そのとき、四人がクラス順位で成績のいい橙、萃香、メディスンに絡まれていたのであった。
「ねえ、どうしてくれるわけ?あんたらのせいでクラス平均が下がっちゃたんだけど。」
橙がクラス平均が下がったのことで、彼女らを攻め立てている。
「だよね~。私たちがいくら頑張ってもクラス平均で負けるのって理不尽だよ~。」
「特に今はここにいないチルノ。なにかしらあいつ、字もまともに書けないし、本当に馬鹿よね。」
「チルノちゃんを馬鹿にするな!」
「特に今はここにいないチルノ。なにかしらあいつ、字もまともに書けないし、本当に馬鹿よね。」
「チルノちゃんを馬鹿にするな!」
大ちゃんが食って掛かるが萃香が大妖精を突き飛ばす。
「止めろ!」
「チルノちゃん!?」
「チルノちゃん!?」
チルノが怒って飛び出し萃香に飛び掛るが学校でもかなり喧嘩の強いほうの萃香にあっさり組み倒されてしまう。
「私に喧嘩を売るなんて、本当に馬鹿よねぇ~。」
「チルノを馬鹿にするな!」
「あら、馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのかしら?あなたたちもかわいそうよね。この馬鹿のせいであなたたちも被害を受けてるんだから。」
「チルノを馬鹿にするな!」
「あら、馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのかしら?あなたたちもかわいそうよね。この馬鹿のせいであなたたちも被害を受けてるんだから。」
ルーミアが怒って発言するが、萃香たちは動じず、メディスンが返す。
「まったく、次のテストではもうちょっと言い点取ってよね。それじゃ。」
橙がそういって3人は帰っていく。
リグルが大妖精が立ち上がるのに手を貸し、ミスティアがチルノが立ち上がるのに手を貸そうとしたときだった。
リグルが大妖精が立ち上がるのに手を貸し、ミスティアがチルノが立ち上がるのに手を貸そうとしたときだった。
「うう…ごめんね…ごめんね…私が…馬鹿だから…⑨だから…。」
「チ、チルノ…?」
「私のせいで…皆がいじめられて…大ちゃんなんて突き飛ばされて…。」
「そ、そんなことないよチルノちゃん!ほら私はもう大丈夫だし!」
「チ、チルノ…?」
「私のせいで…皆がいじめられて…大ちゃんなんて突き飛ばされて…。」
「そ、そんなことないよチルノちゃん!ほら私はもう大丈夫だし!」
大妖精がチルノの目の前で回って大丈夫なことをアピールするが、チルノは泣き止まない。
「チルノちゃんのせいじゃないよ…それに、私たち一緒にいられるだけでしあわ」
「ううん!!そんなことない!!私の頭が悪いから!私が馬鹿だから皆が巻き込まれて、私が…私がっ…!」
「チ、チルノ!」
「ううん!!そんなことない!!私の頭が悪いから!私が馬鹿だから皆が巻き込まれて、私が…私がっ…!」
「チ、チルノ!」
チルノは4人が制止するのも聞かず駆け出していく。
その目から涙を流しながら。
その目から涙を流しながら。
次の日、チルノは仲間たちとは会話を一切しなかった。
放課後、チルノがそそくさと帰ろうとしたので大妖精が恐る恐る声をかける。
放課後、チルノがそそくさと帰ろうとしたので大妖精が恐る恐る声をかける。
「チ、チルノちゃん!…そ、その、さ。い、一緒に帰ろうよ、ね。」
振り返ったチルノは今まで見たこともないような、まるで氷のような目で大妖精を見た。
思わず大妖精は身震いする。
思わず大妖精は身震いする。
「…いいよ、私と関わると、ろくなことないよ。」
「そ、そんなことないよ!私たち全然気にしてな」
「それに、今日から家庭教師の先生がくるから駄目なんだ。」
「…え?家庭教師…?一体、どういうこと…。」
「私の学力から考えて、学校の勉強だけじゃ駄目なの。だから家庭教師の先生と、塾に通わないといけないの。だからこれからは一緒に帰れないから、それじゃ。」
「そ、そんなことないよ!私たち全然気にしてな」
「それに、今日から家庭教師の先生がくるから駄目なんだ。」
「…え?家庭教師…?一体、どういうこと…。」
「私の学力から考えて、学校の勉強だけじゃ駄目なの。だから家庭教師の先生と、塾に通わないといけないの。だからこれからは一緒に帰れないから、それじゃ。」
大妖精は突然の発言に驚きを隠せず唖然としている。
その間にいつの間にかチルノは帰ってしまったようだ。
大妖精は、これからチルノがおかしくなっていく気がしてならなかった…。
その間にいつの間にかチルノは帰ってしまったようだ。
大妖精は、これからチルノがおかしくなっていく気がしてならなかった…。
「だから、9を○で囲むのを止めなさいって言ってるでしょ!」
「痛い!ご、ごめんなさい!」
「痛い!ご、ごめんなさい!」
チルノは家庭教師である河城にとりによって体を叩かれている。
もう何回目だろうか。
にとりはチルノがくだらないミスをした場合、服で隠れた部分を殴っているのだ。
もう何回目だろうか。
にとりはチルノがくだらないミスをした場合、服で隠れた部分を殴っているのだ。
「本当にこんな馬鹿な子は今まで見たことがないね。本当にやる気があるのかなぁ。」
「ごめんなさい!ごめんなさい!これからは間違えないようにしますから…!」
「ふうん、まあいいや、次、この問題。」
「はい…。」
「ごめんなさい!ごめんなさい!これからは間違えないようにしますから…!」
「ふうん、まあいいや、次、この問題。」
「はい…。」
チルノは今にも泣きそうなのを我慢した。
賢くなるため。
誰よりも賢くなって最強の頭を手に入れて、二度と大ちゃんをいじめさせないために。
チルノはそのために異常ともいえる体罰に耐えながら、机に体を向かわせているのだ。
賢くなるため。
誰よりも賢くなって最強の頭を手に入れて、二度と大ちゃんをいじめさせないために。
チルノはそのために異常ともいえる体罰に耐えながら、机に体を向かわせているのだ。
「そこ!足し算と引き算を間違えない!」
「あああ!!ごめんなさい、ごめんなさい…。」
「あああ!!ごめんなさい、ごめんなさい…。」
数年後、中等部となり、期末テスト明けの頃。
「さすがチルノ。今回も一位ね。」
「ええ、当然よ、この程度のテスト造作もないわ。」
「チルノはうちの学校の誇りだね!」
「ええ、当然よ、この程度のテスト造作もないわ。」
「チルノはうちの学校の誇りだね!」
チルノは過酷な勉強を耐え抜き、いつの間にか学年でトップの成績をとるまでになっていた。
彼女の回りにいるのは同じく上位の成績をとるような生徒ばかり。
その姿を大妖精たち五人組は遠くから眺めていた。
彼女の回りにいるのは同じく上位の成績をとるような生徒ばかり。
その姿を大妖精たち五人組は遠くから眺めていた。
「…変わったね、チルノ…。」
ルーミアがポツリと呟く。
「うん、昔はもっと優しくて、楽しくて、いっぱい遊んだのにね…。」
ミスティアがつられるように言う。
「もう、私たちのことなんて友達と思ってないのかな…。」
「そんなことないよ!!きっと今でもチルノちゃんは私たちのこと友達だと思ってるよ!今から話に行こう!」
「そんなことないよ!!きっと今でもチルノちゃんは私たちのこと友達だと思ってるよ!今から話に行こう!」
リグルの発言に大妖精が食って掛かる。
大妖精は3人を引き連れチルノのところにやってくる。
大妖精は3人を引き連れチルノのところにやってくる。
「ああ、大ちゃん。それに三人ともどうしたの?」
「チルノちゃん…そ、その、学年一位おめでとう…。」
「ありがとう、ねえ聞いて大ちゃん。私ついに来年から特選クラスにいけることになったんだよ!」
「チルノちゃん…そ、その、学年一位おめでとう…。」
「ありがとう、ねえ聞いて大ちゃん。私ついに来年から特選クラスにいけることになったんだよ!」
それを聞いた瞬間、大妖精の頭は真っ白になる。
「と、特選クラス…?そ、そんなの一度も聞いてないよ…?それじゃ、私たちもっと会う機会が減っちゃうじゃない…。」
「どうしたの大ちゃん?嬉しくないの?」
「嬉しくないよ!!昔より全然皆で遊べなくなったのに、これ以上一緒にいられなくなるなんて嫌よ!」
「どうしたの大ちゃん?嬉しくないの?」
「嬉しくないよ!!昔より全然皆で遊べなくなったのに、これ以上一緒にいられなくなるなんて嫌よ!」
チルノは信じられないといった目で大妖精を見る。
「は?何言ってるの大ちゃん?勉強のほうが大切に決まってるじゃない。」
「そ、そんな…。」
「そ、そんな…。」
大妖精たちは驚きに満ちていた。
これがあのチルノなのだろうか?
同じ姿をした偽者なのではないか?
彼女らはそう信じたかった。
そして、次の言葉で彼女たちはより深い絶望の淵に落とされることになる。
これがあのチルノなのだろうか?
同じ姿をした偽者なのではないか?
彼女らはそう信じたかった。
そして、次の言葉で彼女たちはより深い絶望の淵に落とされることになる。
「あ、もしかして私だけ特選にいくから嫉妬してるの?」
「ふざけるな!」
「ふざけるな!」
ルーミアがチルノの胸倉を掴む。
「大ちゃんが今までどれだけあんたのことを心配していたと思ってるの!!それをあんたは…!」
「何よ熱くなって。私そういうの苦手なのよ。話なさいよこの馬鹿!」
「馬鹿とは何よ!」
「何よ、まともに勉強も出来ないくせに!馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのかしら!?」
「何よ熱くなって。私そういうの苦手なのよ。話なさいよこの馬鹿!」
「馬鹿とは何よ!」
「何よ、まともに勉強も出来ないくせに!馬鹿に馬鹿って言って何が悪いのかしら!?」
その言葉を聴いた瞬間、ミスティアは急に覚めた目でチルノを見て、大妖精は泣き始めた。
ルーミアはゆっくりとチルノの胸倉を掴んでいた腕を放す。
そして、悲しそうにしながら、リグルがチルノにこう言い放った。
ルーミアはゆっくりとチルノの胸倉を掴んでいた腕を放す。
そして、悲しそうにしながら、リグルがチルノにこう言い放った。
「…今のチルノちゃん、あのときのメディスンにそっくりね。勉強は出来るようになったのはいいけど、どうやら本当の馬鹿になっちゃったみたいね。…帰ろう、皆。」
リグルがそういってチルノに背を向ける。
ルーミアは泣きじゃくっている大妖精の背中をさすりながら、一緒に泣いて去っていく。
ミスティアはもう興味がないといった感じで三人の後を追った。
ルーミアは泣きじゃくっている大妖精の背中をさすりながら、一緒に泣いて去っていく。
ミスティアはもう興味がないといった感じで三人の後を追った。
「まったく…何なのよ、馬鹿なのはあんたたちじゃない…意味が分からないわ…。」
チルノは何故勉強に熱心になったか、その理由を忘れてしまっていた。
ゆえに、リグルの言ったことの意味が分からない。
それ以来、チルノは4人と完全に話さなくなった…。
そしてチルノは特選クラスへと進学、大妖精たちは普通のクラスへと進学した。
今では優秀な生徒たちと気を許さず切磋琢磨する日々である。
チルノは誰にも負けないような学力を手に入れた。
しかし、幸せが何だったのかは分からなくなっていた。
ゆえに、リグルの言ったことの意味が分からない。
それ以来、チルノは4人と完全に話さなくなった…。
そしてチルノは特選クラスへと進学、大妖精たちは普通のクラスへと進学した。
今では優秀な生徒たちと気を許さず切磋琢磨する日々である。
チルノは誰にも負けないような学力を手に入れた。
しかし、幸せが何だったのかは分からなくなっていた。
- こうして⑨は仲間割れしました
性格も口調も変わったな・・・
このチルノのアホな時の事を細かく話してやったらどんな反応するんだ -- 名無しさん (2009-06-14 20:20:15) - 素晴らしい!
シリーズ化を希望! -- 名無しさん (2009-06-14 22:12:07) - 俺もシリーズ化希望 大ちゃんかわいいいいいいいい -- 名無しさん (2009-06-14 23:09:51)
- 賢くなったチルノもまたいい -- 名無しさん (2009-07-07 17:20:18)
- なんかしらんが冷めたみすちーにときめいた -- 名無しさん (2009-07-14 01:14:01)
- なぜか笑いが止まらないSS
⑨とにとりがw -- 名無しさん (2009-07-27 18:47:33) - チルノは今のまるきゅうのままでいい。 -- 名無しさん (2010-03-18 00:24:50)
- これは
すいか達が悪い
チルノにすいか達が馬鹿にされるのもいいな -- 名無しさん (2010-07-04 04:17:49) - 僕もにとりちゃんに打っ叩いてもらいたいです。 -- 名無しさん (2010-11-05 16:08:08)
- ぼくもです。 -- 名無しさん (2011-06-07 18:01:17)
- ↑↑
↑同志よ! -- 名無しさん (2011-06-07 20:15:07) - ↑
↑↑
↑↑↑
にとりんには鈍器で殴って貰いたい -- 名無しさん (2011-06-07 21:31:27) - なんだここは
同志の集会か -- 名無しさん (2011-06-07 22:21:43) - ⑨が⑥になった……だと… -- 名無しさん (2011-06-14 14:20:19)
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