『劇場版 瑞珠剣士・鞘師 「白き呪塔」』



里保は真夜中に、少女の心の叫びを耳にする。
その声は、薄気味悪い森に聳える白い塔から聞こえていた。

すぐに、塔の所有者が明らかになる。
新興宗教団体「FACE」。質素を美徳とし自給自足の生活を送る、ここのところ急速に信者数を増やしている集団だった。
清廉潔白なイメージとは裏腹に、団体の周囲にはきな臭い噂が常に付きまとう。
そして。能力者の可能性がある、と目されていた少女たちの失踪事件に深く関与していることが明らかにされた。

その一方で、リゾナンターの予知能力者である愛佳に一人の男が近づく。

「この世界はあなたを必要としています。私たちと共に歩めば、必ずこの世界に…そしてあなた自身に幸せが訪れる」


ついにリゾナンターによる「FACE」侵入作戦が開始された。
自らを神と嘯く「FACE」教祖・朝人によって攫われた愛佳を救うために。
紆余曲折を経て、あの夜に里保に助けを求めた少女・遥と友人の春菜の手引きもあり。
ついにリゾナンターたちは朝人の待つ礼拝堂へとたどり着いた。

殊更にシニカルな笑みを浮かべながら、男が床に砂時計を置く。

「あの砂が落ち切るまでに終わらせようじゃないか」

そこにあるのは勝利の確信。そして、傲慢。

「…あんたがいくら神様を気取ろうと、所詮は偽者だ!!」

里保と朝人の対決の行方は。そして愛佳の運命は。

劇場版 瑞珠剣士・鞘師 「白き呪塔」
少女の願いが、白き闇を打ち祓う。





投稿日:2014/05/26(月) 12:00:28.71 0


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最終更新:2014年05月30日 09:51