芝村:/*/
芝村:貴方はついつい買いすぎた気がする。
芝村:えっちらおっちら昇ってきた。
竜宮 司:無線でたんぽぽが使われる正確な時間を確かめておきます
芝村:夜明けと同時だね
竜宮 司:「ユウタ君、ただいまー」
芝村:ユウタは起きた。
芝村:腕輪を外した。
ユウタ:「おかえり?」
竜宮 司:「あ、ごめん、寝てたんだね。起こしちゃった」
ユウタ:「ううん。半分は起きてたから」
竜宮 司:「はい、これ」頼まれたものを渡します
芝村:ユウタは嬉しそうに笑って、服の中に入れている。
竜宮 司:「それとたんぽぽが使われるのは夜明けと同時らしいから寝るときは少し離れた所がいいかも」
竜宮 司:「その服はどんな構造なの?」
ユウタ:「老廃物とかから、ペレットを作るんだ」
芝村:貴方はドキドキしてきた。
竜宮 司:「なるほどー」
芝村:さっき食べた気がする・・・
竜宮 司:いや、まあいいんじゃないですか。毒じゃないですし
竜宮 司:死にはしませんよ
芝村:しかも老廃物でなくても、ペレットが作れるみたいだね。
芝村:中々優れものだが、よろこんでいいかどうかはわからない
竜宮 司:予想できたから深くきこうかどうか迷った(笑)
竜宮 司:「凄い服なんだねー。どこで手に入れたの?」
ユウタ:「兄貴がつくってくれたんだ。ね?」
芝村:コウタの目が光った。
竜宮 司:「コウタさんはすごいですねー」
芝村:コウタの目が光った。
竜宮 司:「いつ頃まで待てば竜の活動時刻なの?」
ユウタ:「普通は、情報量が大きくなるときだよ」
ユウタ:「栄養摂取が終わったら、待機モードでまとう」
竜宮 司:「情報量…、一度に大きく環境が変わる時、かなぁ?」
竜宮 司:「わかった。」
芝村:ユウタは貴方の栄養摂取を待っている。
竜宮 司:「? ああ、ごめん。すぐに食べるからー」
竜宮 司:お握りとかパンとか食べます
芝村:食べたよ。
ユウタ:「・・・」
芝村:ユウタは貴方を見ている。
竜宮 司:「? ユウタ君も食べる?」
ユウタ:「ううん。もう大丈夫?」
竜宮 司:「うん!、充分食べたよ」
芝村:ユウタは地竜に繋がったケーブルを出してきた。2本だ。
竜宮 司:「それは?」
芝村:マジックテープで腕に巻きつけている。
芝村:貴方にもつけた。
竜宮 司:「心拍計?」
ユウタ:「兄貴が一番、消費エネルギー少ないから」
ユウタ:「直ぐに眠くなるよ」
竜宮 司:「んーと、これは…?」
ユウタ:「タイミングがくれば、目が覚めるから」
竜宮 司:「わかった。おやすみ」
芝村:貴方はスイッチが切れたように、眠りにつきました。
竜宮 司:「すー、すー」
芝村:/*/
芝村:3年後――。
竜宮 司:世界は核の炎に包まれた…
芝村:貴方は突然目が覚めました。
竜宮 司:「…おはよう」
竜宮 司:「辺りを見渡します」
芝村:ユウタも起きている。
芝村:島だね。貴方は見慣れないスーツを着ている。
竜宮 司:島って小笠原ですよね?
竜宮 司:どんなスーツですか?
竜宮 司:「・・・・え、何で俺着替えてん?」
芝村:ユウタと同じようなスーツだ。
芝村:髪はだいぶ伸びている。
芝村:ユウタはそのままって感じだね
竜宮 司:時刻を確かめます
芝村:時計の電池はとっくに切れてるよ
ユウタ:「ほら、ペレット食べれないから」
竜宮 司:「うーん、夢オチだといいなぁ」
竜宮 司:頬をつねります
芝村:夢オチじゃないね
竜宮 司:「やあ、ユータ君。あれからどのくらい年月がたったんだい?」
ユウタ:「3年かな」
ユウタ:「あんまりかからなかったね」
竜宮 司:「…うん」
竜宮 司:「よく死ななかったな…」
竜宮 司:「まあいいや。過去はただの思い出なのよ精神で行こう」
ユウタ:「?」
竜宮 司:「それで竜は?」
ユウタ:「メンテナンスは兄貴がやってるよ」
竜宮 司:「うん、ならいいんだ…」
芝村:ユウタは兄貴に乗れと指示した。
竜宮 司:「分かった」乗ります
竜宮 司:小笠原はどうなってます?
芝村:かなり前に放棄されているね。
竜宮 司:ですよねー
芝村:人の姿はまったく見えない。
芝村:センサーが光っている。
芝村:光学センサーだ
竜宮 司:辺りを見渡します
芝村:それ以外に見えるのはないね。
芝村:センサーをのぞいてもいい
竜宮 司:今何時ごろでしょうか?明るさ具合で分かりませんか?
竜宮 司:「光学センサーのぞいて見てもいいかい?」
ユウタ:「いそいで」
芝村:朝だね。
竜宮 司:「わかった!」見ます
芝村:美しい風景が見えるね。
竜宮 司:よく目を凝らします
芝村:ため息をつくような。朝だ。
竜宮 司:「…綺麗な景色だね」
ユウタ:「竜だ……」
竜宮 司:目を凝らします
芝村:綺麗だけど、それ以上ではないね
竜宮 司:センサーじゃなくて肉眼で見て見ます
芝村:同じく綺麗な風景だね。
芝村:ユウタと地竜とならんで、貴方は朝日を見ている
竜宮 司:「…竜いるの?」
芝村:目が光った。
芝村:ユウタはうなずいた。
竜宮 司:「あっれええええ?」
竜宮 司:「純真さが足りなかったのか…」
ユウタ:「?」
ユウタ:「それってなに?」
竜宮 司:「いや、なんでもないさ。んーと、どれが竜?」
芝村:ユウタは微笑んだ。
ユウタ:「みんな」
竜宮 司:「そっかー、みんなかー」
ユウタ:「竜は。系の全体の象徴なんだ」
竜宮 司:「系の全体????」
竜宮 司:朝日を見てます
ユウタ:「兄貴が全てのメタルリーフの象徴の一つであるように」
ユウタ:「この世界にも、竜がいるよ」
竜宮 司:「実感がわかないなぁー。朝日は何の象徴なの?」
芝村:ユウタは微笑んだ。
ユウタ:「朝日に照らされてない?」
竜宮 司:「照らされてるー」
芝村:貴方は色々な動物達を見た。
竜宮 司:両手広げて朝日浴び浴びしてます
竜宮 司:えーと、それは視界内のですか?
芝村:鳥が飛んで、魚も見える。鯨だ。
芝村:ええ。視界内だ。
竜宮 司:「おおー、鯨!」
竜宮 司:「ああ、なるほど。太陽が全ての系の源ってことなのかな?」
芝村:たくさん見たつもりでも、ちゃんとは見てなかったらしい。
ユウタ:「そう言う言い方も出来るけど、太陽は竜じゃないね。あ、大きな海竜だ」
竜宮 司:「どれ!」<海流 そっちをみます
竜宮 司:<海竜
芝村:鯨だよ(笑)
芝村:すごい、群を作ってる。
竜宮 司:「おおーー」
竜宮 司:ですよねー(笑)<鯨
竜宮 司:「でっかいなー」
ユウタ:「うん」
ユウタ:「問題は」
竜宮 司:「問題は?」
ユウタ:「どうこの島から離れるかだね。帰れるかな」
竜宮 司:「ですよねー。それはものすっごい気になってた」
竜宮 司:「こんなに長い間待つ必要はあったの?」
竜宮 司:人のいない街を見つつ
ユウタ:「……人が、乱してから復活するまでに、それだけかかったんだよ」
竜宮 司:「…人は自分のために環境を変えるからね」
ユウタ:「人は竜を狩るんだ」
竜宮 司:「今や、環境を変えないと暮らしていけない」
ユウタ:「人が変わればいいんだ」
竜宮 司:「共存できるといいけど、意識を変えるのと、利便さを手放すのは大変なんだよね…」
ユウタ:「……」
芝村:ユウタは少し悲しそう。
竜宮 司:「……」
竜宮 司:「この景色を見て欲しいね」
ユウタ:「うん」
竜宮 司:「私も頑張るから、そう落ち込まない!」
竜宮 司:背中をバシバシしときます
ユウタ:「うん」
芝村:地竜が音もなく滑ってきた。
竜宮 司:「コウタさんもありがとうね。3年間も私を管理してくれて」
芝村:地竜は目を光らせた
ユウタ:「栄養摂取しよう」
竜宮 司:「うん」
竜宮 司:「何か食えるもの。生えてないかなー」
芝村:ビルはもう、結構緑に覆われてるね。
芝村:たった三年なのに
竜宮 司:「ケルビーとか葛とか朝顔っていいよねー巻きついて巻きついて生息範囲広げて」
ユウタ:「うん」
竜宮 司:とりあえずお店に入って保存食ないかさがします
竜宮 司:「ラララ 保存食~♪」
芝村:ないねえ。
芝村:困った。
竜宮 司:「くっ、持って帰ったのか!」
竜宮 司:「…所で今は何月何日なんだい?」
芝村:ユウタはわかってなさそうだ。
芝村:そもそもこの人にカレンダーはない。
竜宮 司:「うーん」
竜宮 司:どんな植物が生えてますか?
竜宮 司:「あ、ユータ君は森が苦手だったよね。平気?」緑だらけの辺りを示して
芝村:蔓類が多いね。
芝村:ユウタはうなずいた。
ユウタ:「うん。もう、大丈夫」
竜宮 司:「無理しないでね」
竜宮 司:「夏らへん、かなぁ」
ユウタ:「うん。夏みたい」
竜宮 司:「水場とか見つけてる?」
芝村:チカ
芝村:地竜が目を発光させているよ。
竜宮 司:「それならいいんだ。適当に野菜食って水飲めば生きられるしね」
竜宮 司:「それでさ。帰る手段とかって…考えてる?」
芝村:ユウタは首を振った。
芝村:チカチカ
竜宮 司:「あははー」
芝村:/*/
芝村:さて。3分ほど休憩しましょう。
芝村:上手く帰れるかな(笑)
竜宮 司:色々な人に相談してみます(笑)
芝村:2212から再開です。
竜宮 司:はい
竜宮 司:帰れなかったら帰れなかったでユウタ君と暮らすかなー
芝村:両方男だと子供も出来ない罠(笑)
竜宮 司:どうしましょうねぇ(笑)
芝村:まったくだ。
最終更新:2007年12月04日 13:11