事故後の推移

こちらのページには事故後の様々な状況の変化を記載するつもりでいましたが、政治的、経済的、環境的な様々な問題が絡み合う状況となり、とても更新が間に合わなくなりました。そこで、WEB上で見つけた秀逸なまとめをしている方々のサイトへのリンクを置く場所として使わせて頂きます。


Civilian Watchdog in Japan (福田平冶様)
主にアメリカ政府の関係機関の対応とその背景について記載されております。
http://blog.goo.ne.jp/fukuhei_2006/e/3b0e0b8e043c7aefd5d8b66eca7b6867?fm=rss

北の国から猫と二人で想う事(Ryu&CatFu様)
事故後の経過が非常にわかりやすく纏められています。
http://nappi10.spaces.live.com/blog/cns!39E8451829AE7F4!21549.entry
(注:全体的に非常によくまとまっているのですが、6月30日の「噂」を並べている部分については、非常に不確かな情報が混ざっています)

US Department of EnergyのDeepwater horizon専門ページです。技術的な情報が主体で、各種機材のデザイン等が記載されています。
http://www.energy.gov/open/oilspilldata.htm


現在の油の拡大状況についての情報を地図上に示すページです。
http://www.google.com/crisisresponse/oilspill/


当事故に関する最新の情報と、情報ソースへのリンクが含まれております。
http://www.d8externalaffairs.com/go/site/2931/



(一部の「疑わしい」情報についてのコメント)



事故現場から5,6マイル離れた地点で、別の流出を確認?


(情報内容の確認中ですが、解説を加えます。

 地層というものは、一定以上の圧力が加わると割れてしまう。この圧力をFracture Pressureという。この値は基本的に浅ければ浅いほど低い、つまり割れやすい。もしも、井戸内部の破損、不十分なセメント等が原因で井戸内にある鉄管(ケーシング)の裏側に油が回り、そこを通って浅層まで油が上昇してしまった場合、地層を割り開いて海底まで油が流出する可能性は、確かに存在する。

 しかし、僅か1ヶ月で、数マイル遠くから噴出するというのはWiki作成者にとってはピンと来ない話ではある(数100m先ならば十分にありうる)。

 Wiki作成者としては、「通り道」になりうる浅層の砂層の存在と、その形状と広がりについての情報が無い限り、現時点では以下のように考える。

  • 大きな水の塊(例えば湖や湾、もちろん海も)の場合、表面と中層、低層の流れの向きや強さが違うことはよくある。メキシコ湾の海流は流速が大きく、かつ複雑なことは有名である。
  • 油は基本的には比重は水より低いが、それは主成分がメタンであるから。ガスが遊離し、水と混合する環境では重質成分が分離することが起こりうる(かもしれない)。また、メタンが海水に溶け込むため、もしもメタンを検知対照としたデータをベースにして議論した場合、広域に油が拡散しているという数値が出てくる可能性はある。
  • 以上から、流出した油の中の重質成分の微量が分離したもの、またはメタンが溶けこんだ海水が、湾内の底層流や中層流によって別方向へと伸びているものが発見されたと推測する。もしも現在の流出箇所と同じように油が漏れているのであれば、海面での広がりが確認されていないのは不自然である(注:この点は記事を再確認しなければいけないので、断言できない) )

(解説の補足。この情報を話しているマシュー・シモンズ氏はピークオイル論者の一人で、著名な石油経済アナリストである。つまり、氏には石油開発に関する技術的な知見は、無い。横にニコラス・ポッジ氏(サウジアラムコの元パイプラインエンジニア)がいるので、多少の信憑性はあるかと思い検証をしてみた次第である)

 いずれにせよ、海面上で視認される以上に、油は拡散している可能性は高い。


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最終更新:2010年07月08日 18:52
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